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トニーさんと生活をともにしていくことで、日本と違うなぁとか、ここはこうして欲しいなぁ、と感じることがあったとき、その違いをどのように受け止めて、どんなふうに解決していったんでしょう。
ちょっとだけ余裕を持って 彼の言い分に耳を傾けて
日常の生活って、外国人じゃなくても細かな食い違いがそこかしこに表れるものだと思うんです。 「ん?変だな」って思っても、聞いて3秒で「ダメ」って言うんじゃなく、「ちょっと彼の言い分を聞いてみようか」と、その先まで聞いてみることが大切なんじゃないかな。そりゃ、納得できないこともいっぱいありますよ(笑)。でも“常識”って世界ですごく違うんですよね。みんな、自分が教えられてきたことが“正しい”と思いがちなんだけれど、少しだけ余裕をもって相手の言い分も聞いてみて、どこを自分たちの折り合う地点にするのか、タイミングを見計らって話し合った方がいいですね。不機嫌なときに「あれもこれも」って言い出したら、むしろ険悪になってしまうでしょう? だから「どうしてもこれを今、片付けなければいけない」問題だけを言う。それ以外は、なんでもないときに「自分はこう思ってるんだけどどう?」と、否定で入らないよう言い方を工夫して、相手の気持ちも聞いて、会話することが大切だと思います。
それと、割り切ることも必要。人間って、実は意外と変われると思うんですよ。「こうしよう」って心がけていれば、きっと。「ま、いっか」でその気になるのと一緒でね。人生のそのときどきによって、“できること・できないこと”は変わると思うから、こだわりにがんじがらめになって、嫌な気分になることが多いなんて本末転倒。自分が100%の人間ではない、ということは心に留めておいた方がいいと思います。
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©『ダーリンは外国人』(小栗左多里/メディアファクトリー) |