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世代で違う?英国王室の結婚式事情1 「女王エリザベス」編

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女王エリザベスとフィリップ殿下の結婚式

女王エリザベスとフィリップ殿下の結婚式

女王エリザベスとフィリップ殿下が式を挙げたのは1947年11月20日。まだ、東西冷戦時代といわれる戦争で荒廃している時期に、イギリスに活気と夢を与えました。

11時30分から式が始まり、約2,000名の出席者が暖かく2人の結婚を祝福し、市民もそれぞれで女王エリザベスとフィリップ殿下を祝いました。2人が式を挙げた場所は、ウェストミンスター寺院で、ウィリアム王子とキャサリン妃が結婚式をおこなった寺院でもあります。

ウェストミンスター寺院ってどんなところ?

女王エリザベスやウィリアム夫妻が式を挙げたウェストミンスター寺院は、ロンドンのウェストミンスターにある教会です。
寺院内部の壁や床には、これまでの女王や王などが埋葬されており、著名人も多数この寺院に埋葬されています。隣接するウェストミンスター宮殿、聖マーガレット教会と同じく、世界遺産として登録されており、観光客の注目スポットとしても有名です。

実は、日本とウェストミンスター寺院とは意外なところで関わりを持っており、企業や学校などで使用しているチャイムの音階は、ウェストミンスターの鐘がルーツとなっているのです。
また、地域によっては、バスのチャイムに使用したり、テレビのクイズ番組でもウェストミンスターの鐘のメロディーが使用されています。

ケーキやブレックファストについて

女王エリザベスの結婚式で用意されたウエディングケーキは、スコットランドのお菓子メーカーであるマクビティ&プライス社のケーキです。マクビティ&プライス社は、現在はユナイテッド・ビスケット社と社名を変更しています。

このお菓子メーカーが用意したウエディングケーキは、なんと高さが3メートル近くもある見たことのないような大きなケーキで、ウエディングケーキの他にも、プレゼント用として11個のケーキを用意していたようです。
また、ウエディングブレックファストとして用意されたのは、アイスクリームやカレイのフィレ、山ウズラのキャセロールなどを用意していたそうです。

気になる指輪事情

女王エリザベスがフィリップ殿下から受けた婚約指輪は、宝石デザイナーであるフィリップ・アントロバスが作り上げたものです。ダイヤモンドとプラチナを使用しているのですが、ダイヤモンドはフィリップ殿下の母親が身につけていたティアラに使用していたダイヤモンドだったようです。
使用したダイヤモンドのカラット数は3カラットとやや小さめですが、エリザベス女王はこの婚約指輪を大変気に入っており、現在でも常に身につけているほどです。

結婚指輪はというと、ウェールズに所在するClogau Gold社の鉱山から採れる"ウェルッシュゴールド"を使用したリング。
実はこのウェルッシュゴールド、プラチナよりも希少価値が高いとされており、価格で表すと、南アフリカで採れる金の3倍以上もするといわれているほどなのです。

王室の婚礼では、このウェルッシュゴールド100%の結婚指輪が贈られるというのが伝統になっています。
つまり、女王エリザべスだけでなく、ダイアナ元妃やカミラ夫人、キャサリン妃もみんな左手の薬指には、ウェルッシュゴールド100%の結婚指輪をはめているということです。

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