結納

結納品とともにおさめる「家族書」「親族書」とは

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2013/08/20 Tue

小谷 真結美

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家族書の役割

結納のしきたりのひとつに、家族書・親族書の交換があります。家族書とは、結婚するふたりがそれぞれの家族構成を書き記したもので、その昔は親族一同が結婚に賛成しているという証書の代わりをしていました。

家族書、親族書を書くときは、奉書紙に墨で書くのが正式な体裁ですが、慣れない場合は白い便箋にペン書きでも構いません。

奉書紙というのは、楮(こうぞ)を原材料としてすかれた公文書用の厚手の和紙です。

奉書紙を使用する場合は、まず横長に二つ折りにし、折り目を下にして墨書きをしたのち、左、右の順に三つ折りにたたんで上包みをかけます。

ペン書きの場合は、下から三つ折りにして白い長封筒に入れましょう。表書きは「家族書」「親族書」と記します。

結納専門店などでは、目録とともに、家族書や親族書の代筆を承ってくれるサービスもおこなわれています。自分で用意するのが難しい場合は、利用してみてはいかがでしょうか。

最近では、家族書だけを交換、またはどちらも省略する場合もあります。お見合いを通じて知り合い、「釣書(つりしょ・つりがき)」などをすでに交換しているといった場合には、結納の席での家族書の交換は省略する方も多いようです。

ただし、取り交わすと決めたならば、両家とも同じように用意する必要があります。

家族書の書き方

家族書には、同居している親族(同一戸籍)のみを、当人から見た続柄で年長者から順番に記載し、当人の名前はいちばん最後に書きます。

具体的な続柄でいえば、「祖父・祖母・父・母・兄・姉・弟・妹・本人」の順となり、苗字は父親のみに記入します。

ただし、名字が異なる場合はその都度名字を記入しましょう。兄弟姉妹が結婚されていて、その家族が当人と同居している場合、その配偶者も二親等となりますから、配偶者の名前も記載します。

続柄は「義兄」「義姉」などとしましょう。二親等以内であっても、別居して別所帯を持っている場合には親族書のほうに記載します。

ただし、本人についてはひとり暮らしなどで別住所に住んでいる場合でも、父母の世帯のひとりとして書きます。

記載する内容は、以前は全員の職業や母親の出所まで記していましたが、現在ではそこまで詳細に記入する家族書は少なくなりました。氏名、年齢、続柄のみを記しておけばよいでしょう。

親族書の書き方

親族書には、家族書以外の三親等内の親族を記載します。祖父母や兄弟姉妹など、二親等以内の親族が別世帯である場合は、この親族書のほうに記入します。

記載する順番は家族書と同様で、年長者から順に書きましょう。世帯が異なる場合は、その都度住所を記載します。

また、祖父母、伯父(叔父)夫婦、伯母(叔母)夫婦のうち、夫婦の一方がお亡くなりになっている場合には、その方の名前も入れ、 最後に(亡)と入れて生別・死別の区別がつくようにしておいたほうが良いでしょう。

両方ともお亡くなりになっている場合には省略されるケースが一般的ですが、その家を継いでいる方(従兄弟など) がいる場合は記入しておいてもよいでしょう。

この他、家族の現在の状況を記した身上書を添える場合もあります。

身上書は家族書・親族書と異なり、決まった形式はありませんので、自由に書いて問題ありません。記載される主な項目としては、学歴や職歴、資格、趣味、健康状態などがあります。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。