結婚・結婚準備

結婚式の費用、高いと思っていませんか?

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貯蓄

結婚式や新生活には、まとまったお金が必要になります。また、ふたりの生活をはじめるにあたって、きちんと考えておかなければならないのが家計のこと。

いざとなると、わかりにくい単語ばっかりならんで、どうすればカシコク暮らしていけるのかわからなくなってきちゃいそう。

そこで、ためになる結婚後のお金の話を、ファイナンシャルプランナーの宮本真行さんにうかがいました。まずは、結婚式にかかる費用のお話から!

人生における結婚式の位置づけを考える

結婚式にかかる費用の総額平均は267.6万円、招待ゲスト人数平均は65.3人(2011年9月 ぐるなびウエディング調べ)。

これに新生活資金をプラスしたら、結婚式をするには400~600万円貯金が必要!????

そんな貯金ない~!教えて、宮本先生!どうしたらいいの?

確かに、婚約、結納、結婚式、新婚旅行、新生活まですべてを合算すると600万円弱かかります。そんな大きなお金を、結婚準備期間の一年で貯めるのは至難の技。

例えば、ひとりあたりの貯金目標 200万円=10万×12ヶ月+ボーナス40万×2......ちょっと現実的ではないですよね。

しかも、今まで貯蓄してこなかった人(できなかった人)が、急にカシコク貯蓄できるようになるか、というと難しいと思います。だからって、結婚式をするな、といいたいわけではありません。

むしろ、費用を借りてでも結婚式はやった方がいいと思っています。

なぜかというと、人生をちょっと長い目で見てみると、結婚式にかかる400万円なんて、たいした金額ではないからなんです。

「えええっ!?」と思うでしょう?実は、社会人一人の生涯収入は、2億円ほどと言われています。

と考えると、結婚式にかかる費用はそのうち数%となります。

また、最近の傾向として婚約、結納、結婚式、新婚旅行、新生活すべてにお金をつぎ込むのではなく、取捨選択をして、自分たちのできる範囲でまかなう人が増えています。そうすると実質かかるのは200~300万円ほどではないでしょうか。

長い人生のなかの1イベントと考えると、家を買ったり、子どもを育てるよりはずっとお金がかかりません。

「たった1日に......」と思われるかもしれませんが、その1日が何十年もの記憶になるんだとしたら、やっぱり結婚式はささやかでもやっておくべきだな、と思うのです。

なるほど。ちなみに、お金を融通する手段としてはこんな方法があるそうです。

そもそも、ご祝儀制にするのであれば、本人の持ち出しが20万円でも、後払いさえ可能な会場であれば、結婚式は叶えられます。他に、親からの援助、社内融資、ブライダルローンなどが利用できます。

ふむふむ、案外いけそうな気がしてきました。では、結婚式までに少しでも貯金したい場合、どんな手を使ったらよいでしょう?

貯蓄体質をつくるには、強制的に貯蓄できる仕組み作りがいちばん大切!

お給料が入ったら、使ってしまう前に積み立てられる、財形貯蓄、銀行の積立定期預金などを使うこと。

ただし、支払い時におろせないと困るので、預入期間は短期設定にします。これまで好きなときに好きなだけ使っていた人の場合、月に2万円でも貯金に回す、という生活が最初はツラいかもしれません。

特に男性は、お給料が入ったらまず2万円を貯金する、ではなくて、使うだけ使って残ったら2万円貯金する、という感覚を持っている人がほとんど。

それでは貯金はできません。そこは結婚式のためとがんばってもらいましょう(笑)

しばらくすると、この強制的な仕組みにも慣れてきます。そして、"もうちょっと増額しても大丈夫かも"と、だんだん貯蓄の楽しみが湧いてくる人も。そうなったら大成功ですね。

強制的!そこが大きなポイントですね。貯金ができない彼に悩むアナタ、今すぐ銀行に行って、積立の手続きしてみては?

データ出典;(公財)生命保険文化センター →http://www.jili.or.jp/
FP
お話を聞いた人宮本真行さん ファイナンシャルプランナー
丁寧なカウンセリングで、わかりやすく人生設計と資産計画をまとめ、それぞれに最適なライフシュミレーションを提案してくれる。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本相続コンサルティング協会認定相続カウンセラー、日本証券業協会二種外務員、2012年度MDRT成績資格会員。
「俺のFP」http://www.orenofp.jp/

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