出産・育児

【初めての離乳食】新米ママが知っておきたい離乳食作りの基礎知識

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離乳食作りの基礎知識

離乳食、何から順番に食べさせたら良いの?

いざ離乳食を始めることになると、何から食べさせたら良いの?という疑問が出てきます。食品を栄養素の働きから3つに分けた「三色食品群」という分類がありますが、その3つの分類を基準に食材を選んでいくとよいでしょう。

まず1つは糖質。穀類、いも類、麺類などエネルギーになるものです。

2つ目はビタミン、ミネラル。野菜、海草、きのこ、果物など。体の調子を整える役目があります。

3つ目はたんぱく質。肉、魚、卵、乳製品などは成長を促します。

まずはアレルギーが起こりにくいお米(お粥)から始め、次にかぼちゃやニンジンなどあくの少ない野菜、その次にたんぱく質、ささみ、しらす、豆腐など消化しやすく脂肪の少ないものを与えるのが一般的です。順調に進んでいけば卵、乳製品・・・など食材を増やしていきます。

万が一、アレルギーが発生した場合に、どの食材が合わなかったのか判別する為に、基本的に新しい食材は1日1つにするのが理想です。

離乳食の一歩目、お粥を作ってみましょう

赤ちゃんに最初に食べさせるお粥は「10倍粥」と呼ばれるもので、お米に対して10倍の水で炊くことからその名前がついています。

炊いた状態から更にすりつぶし、お米のツブツブした感触がなくなったものを食べさせます。私たち大人が風邪を引いたり具合が悪いときに食べるお粥よりも更にトロトロとした形状です。

お粥の炊き方はお鍋を使っても炊飯器を使っても良いですし、既に炊いてあるご飯からお粥にしても問題ありません。

最初に与える量の目安は大さじ1ですが、毎日大さじ1ずつ作るのは手間がかかるので、多めに炊いて、残りは冷凍保存するのが楽チンかつ合理的です。

また、お鍋や炊飯器を使わなくてもご飯を入れて電子レンジで加熱するだけでお粥が作れる「おかゆクッカー」というアイテムや、米粉をお鍋にかけてお粥と作るという裏技も。

お粥1つ作るにしても様々な手法があり、なかなか奥深いものです。

離乳食、次は何を食べさせよう?

お粥を数日食べさせてみて慣れてきたら次の栄養群に挑戦です。ビタミン、ミネラルを含むものを試してみましょう。

最初はかぼちゃやニンジンなどあくの少ない野菜がよいでしょう。野菜は柔らかくなるまで加熱したら潰し、茹で汁を使ってのばしたら、お粥と同じようなドロドロ状のペーストが出来上がります。そのまま食べさせてもよいですし、お粥に混ぜてもOKです。

たんぱく質も調理方法は野菜と同様でよいのですが、ささみやしらすはどうしてもポロポロになってしまうので、お粥に混ぜたり水溶き片栗粉であんかけ状にすると食べさせやすくなります。

最初のうちは味付けはせず「素材の味だけ」というのが推奨されていますが、どうしても食べてくれないと言う時はだしを使って味に変化をつけるのも1つの手です。かつお節や昆布から取る1番だしは離乳食だけでなく、大人の食事にも使えるので、多めに作ってストックしておくと便利です。

また、筆者が離乳食初期に活用していたたんぱく質は、「きな粉」。きな粉粥にしたり、バナナに混ぜたり、手軽で特別な調理が不要なので頻繁に使っていました。同様にバナナも赤ちゃんや子どもに人気のある食材。

離乳食初期はペースト状に、その後は牛乳やヨーグルトに混ぜたり、そのまま食べさせたりと、子育て中の家庭には欠かせない存在です。

離乳食で気をつけること

たんぱく質も順調に進んだら牛乳や卵にチャレンジ!・・・と行きたいところですが、これらはアレルギーが出やすい食品でもあるので要注意です。

もしご自身や旦那さんに食品アレルギーがあり、気になるようであれば、赤ちゃんに与える時は最初から食べさせるのではなく、口の周りにちょんちょんと塗ってみて、赤くなったり腫れたりしないか様子を見てみましょう。異常が出たら当然ストップ、問題がないようであれば一口だけ食べさせてみます。

また、注意が必要な食べ物はハチミツと黒砂糖。この2つにはボツリヌス菌が含まれている場合があり、赤ちゃんが摂取すると中毒を起こす可能性がある為、1歳を過ぎるまでは与えないようにしましょう。

今回紹介した離乳食は全て冷凍保存OKですが、1週間を目安に使い切りましょう。赤ちゃんの安全を守りつつ、楽しい食事をしてもらえると良いですね。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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