出産・育児

夫婦で向き合う育児~パパへお願い事をするときのコツとマナー

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お願い事をするときのコツとマナー

こちらの記事では「パパに協力してもらえるように積極的にお願いしよう」とお話しましたが、では具体的にどのように伝えればよいでしょう。夫婦間に限らず、人に何かをお願いするには頼み方というものがあります。唐突にお願いされてもパパも戸惑ってしまうかも知れませんし、ぶしつけな頼み方をしてしまってはパパの協力したい気持ちを削いでしまう可能性も。

ここではお願い事をうまく引き受けてもらうために心理学のテクニックを使った頼み方を紹介します。

パパの気持ちを引き出す2種類のテクニック 心理学のテクニックを使った頼み方

まず1つ目は「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」という方法で、相手にとって軽めのお願い事をした後、本当にお願いしたいことを伝えるものです。たとえば今日はパパに赤ちゃんのお風呂をお願いしたいなというとき、先に「赤ちゃんの着替えをお願い」と頼みます。パパがOKしてくれたら「じゃあ先にお風呂に入れてくれる?その後に着替えもしてほしいな」と付け加えることでお願いごとを達成します。

もう1つは「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」という方法で、先ほどとは逆のパターンです。断られることを前提に最初に大きなお願いをします。その後、譲歩する形で本来のお願い事をするのです。「今日はお昼過ぎまで外出していい?」とお願いして、ちょっとそれは...と難色を示されたら「じゃあ午前中だけでも留守番をお願い」と譲歩します。これは「相手が譲歩しているので自分も譲歩したほうがいい」という心理を利用しています。最初のお願いでOKが出ればラッキーですし、譲歩すればよりお願いを聞いてもらいやすくなります。

どちらの方法でお願いするのがよいか、パパの性格やお願い事の内容にもよると思うので、うまく使い分けてみて下さい。

お願い事のあとは感謝の気持ちを忘れずに

お願い事がうまくいって、パパの協力を得られたら次回に繋げたいものです。たとえば赤ちゃんのお世話をお願いして、外出を楽しむことが出来たら、帰宅した後はパパに素直に感謝の気持ちを表しましょう。出来れば赤ちゃんが寝ている間など、夫婦で落ち着いて話すことができる時間帯が良いですね。

「赤ちゃんを見てくれたおかげで楽しい時間を過ごすことができた。ありがとう」と笑顔で伝えることができたら、きっとパパも協力してよかったと思ってくれるはずです。

たかがお願い事をするのにこんなに遠慮をする必要があるの?と思うかもしれませんが、パパは家族であると同時に子育てする上でのパートナー。長く付き合っていくために、相手への気遣いを忘れずにいたいですね。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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