料理・レシピ

休日午後のしあわせなティータイムに。さくさく生地のアップルパイ♪

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いつか、子どものおやつにも......なんて妄想広がる大人気スイーツ♡

アップルパイ

秋の味覚が盛りだくさんで、毎日(でもないですが)スーパーに行くのが楽しみになりますね。この時期、旬を迎える果物が、りんご。白雪姫がのどにつまらせたっていうあれです。いまだ王子様は通りかかっていないかもしれませんが、みなさんは、どんなりんごのスイーツが好きですか? 焼きりんご? そのまま生で、ワイルドに? タルト? ケーキ??

私は、アップルパイがいちばん好き。
見た目の華やかさはないけれど、美味しさだけでなく、さくさく生地とシャクシャクりんごの食感、香ばしい香り......など五感で楽しめる、贅沢なスイーツ。女だって見た目じゃないわ、中身なのよ、って教えてくれているような気がするんです。

そして、「パイ」とつくと思い浮かべるのは海外のアフタヌーンティ。ミンスパイ、チェリーパイ......そしてアップルパイ。マダムたちが手仕事をしながらおしゃべりに花を咲かせているスキに、子どもたちがパイをつまみぐいしちゃう......なんて、赤毛のアン的な世界を想像してしまうのは私だけではないはず。
「そんな妄想いったい何の役に立つの?」と思う方もいるかもしれません。例えば、あなたは来年、社宅マダムになっているかもしれません。それならば、ご近所の仲良し社宅マダムにティーパーティのお誘いを受けることもあるでしょう。
そんなときにふるまいたいのが......ほら、アップルパイ! 簡単で、しかも美味しいとなれば、ご近所のマダムからの評判も上々。旦那さまも鼻高々ってわけです。夫を支える妻、というのは家庭の中だけの話ではありません。
いつでも、どんなときでも、美味しい料理と大らかな気持ちで、旦那さまのいちばんの味方でいてください。それが何より夫婦円満の秘訣!(もちろん、旦那さまにだって同じことが言えるんですよ、男性陣!)

さ、あなたも次の休日には甘~く香るアップルパイを焼いて、彼とのんびりゆったり流れる時間を楽しんでみましょう。そこで、初心者さんでも簡単に作れる「アップルパイ」のレシピをプロのシェフに教えていただきました。

材料・調味料(直径7~8cmの型7個分)

【アップルパイ】
◆パイ生地
├薄力粉......110g
├強力粉......110g
├塩......1g
├グラニュー糖......10g
├ベーキングパウダー......2g
├バター......200g
└牛乳......70g 最初から入れず、後から加える。
◆フィリング
├りんご......3個半 角切りにする(パイ1つにつき、りんご半分使用)
└アプリコットジャム......140g
◆その他
└市販の丸型ビスケット......7枚 焼き型の底の大きさに合うサイズのものを用意
◆盛り付け
├アイスクリーム......適宜
└彩りのフルーツ、ミント......適宜

作り方(調理時間:約180分)

【STEP1】

牛乳以外のパイ生地の材料を合わせ、フードプロセッサーでそぼろ状の状態になるまで回す。その後、牛乳を加える。
※混ぜすぎないこと。

【STEP2】

STEP1の生地をまとめて、2時間ほど冷蔵庫で休ませる。
※絶対にこねないこと。(フードプロセッサーがない場合は、そぼろ状の状態まで手で混ぜればOKです)

【STEP3】

パイ生地を1.5~2mmにのばして、型に貼り付けるようにひだを作りながら敷き込む。

【STEP4】

型に入れたパイ生地の上に、アプリコットジャム、ビスケットを敷く。

【STEP5】

角切りにしたりんごをのせて、180度のオーブンで約30~50分焼く。

【STEP6】

アイスクリームと季節のフルーツ、ミントを合わせて盛り付ける。

確実に彼を落とすためのおせっかいメモ

シェフからのアドバイス
※フードプロセッサーに牛乳以外の材料を入れ、そぼろ状の状態にしたところに牛乳を加えること。混ぜすぎず、少し粉っぽさが残るぐらいで止め、ひとつにまとめて冷蔵庫へ。このときも絶対にこねないこと。
※焼き上がりには、りんごのかさが減るので、上からフレッシュなりんごを少しのせても良いでしょう。
※アイスクリームや季節のフルーツ、ミントなどは、なければそのままでもOKです。お好みで仕上げにシナモンをふってもおいしい♪
※お菓子作り......というと、混ぜたりこねたりしたくなると思いますが、今回だけはグッとこらえて。それがおいしいパイになるかどうかを決めるカギ!
未経験で洋菓子の世界に飛び込んだ、理系シェフ......ってどんな人?
>>>ピックアップシェフ「こうすれば絶対においしく作れるという自信のレシピ、アップルパイ。」
あま~いスイーツは、ゲストの会話を豊かにする甘美な魔法。
>>>おいしいお料理が最高のおもてなし
<この料理を教えてくれたシェフ>シェフ
「ウェスティンホテル東京 ザ・テラス」 鈴木 一夫 シェフ
1967年、神奈川県生まれ。専門学校卒業後、「ヒルトン東京ベイ」、「ロイヤルパークホテル」に勤務。「ラ・ポム・ヴェール」シェフパティシエを経て、2000年「ウェスティンホテル東京」エグゼクティブペストリーシェフに就任。同ホテル「ザ・テラス」のデザートブッフェを手がけ、多くのスイーツファンを魅了する。今回は、「ご家族やご友人にふるまって、お菓子の楽しさを知ってほしい」と、お菓子づくりのために購入した材料が使いきれる、初心者が作りやすいレシピを提案。
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<情報提供元>シェフごはん
「シェフごはん」は、シェフが皆さんの家庭料理を提案するサービス。経験を積んだシェフが、あっと驚くアイデアや、今まで知らなかったコツを加えたレシピを紹介します。人気のシェフのレシピをモノにして、料理の腕をあげちゃいましょう!

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