結婚・結婚準備

ふたりらしい席次表アレンジ術~家族をもてなす席次アレンジ術編~

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家族をもてなす席次アレンジ術

新郎新婦の両親といえば、ふたりから離れた末席に座るのが一般的。とはいえ新郎新婦にとって一番感謝の気持ちを伝えたい相手は、長い間一緒に過ごしてきた両親なのではないでしょうか。

身近な家族には自分たちの門出を一番近くで見守ってもらいたい。そんなふたりのために、家族を中心に据えた席次例をご紹介いたします。

アレンジをする時の注意事項

席次を決めるとき心掛けたいのは、"ゲスト全員に満足してもらう配席"。その目標を達成するためには、必ずしもマナーに囚われる必要はありません。

とはいえ、席次にアレンジを加えるときは、一般的な席次から移動となるゲストの方にあらかじめその旨を伝えておくことが大切です。

家族を上座に配した場合、何の断わりもないようでは、通常ならば上座に通されるべきゲストの方の気分を害してしまう、なんてことも。さらに当日は「お世話になった家族に感謝の気持ちを伝えたいという意向から、本日はこのような席次にさせていただきました」といった感じで、司会者を通じてゲスト全員にその理由を伝えてもらうようにしましょう。

そうしないと、単なる常識知らずと勘違いされてしまいます。また家族を立てたい場合、あくまでも主催者(招待状の差出人)は自分たちにすることをお忘れなく。

家族や親族に傍で見守ってもらえる配席

「家族へのもてなしをメインにしたい」とは思っていても、そのような席次はいわゆる「結婚マナー本」にはほとんど紹介されておらず、どんな席次にしたら良いか悩んでいるカップルも多いはず。

ここでは、実際に行われた披露宴のなかから家族にもゲストにも好評だった席次をご紹介します。

私たちを育ててくれた両親も今日の主役! ~家族テーブルフロント形式~

p02_layout01自分たちを手塩に掛けて育ててくれた両親も自分たちと同じく主役とみなし、新郎新婦が座る高砂の両端に家族のテーブルを配置するスタイル。新郎新婦にとって、自分たちの門出を両親に特等席で見てもらうというのは最高の親孝行になるはず。
ただし両親がメインのゲストとなるため、どちらかといえば親族や友人中心の披露宴向きです。

格式のある印象を与える ~欧米風E字形式~

p02_layout02E字型に長テーブルを配し、真ん中のテーブルに家族、親族に座ってもらう配席で、家族を大切にする欧米によく見られるパターンです。長テーブルにゲストが向かい合って座るこのE字型は、丸テーブルを配置するよりもきちんとしたな印象を与えます。
フォーマルながらも、お世話になった家族や親族に近くで見守ってもらうことができるというのが特長です。

コミュニケーションを重視するなら... ~家族同席形式~

p02_layout03中央に大きめの楕円テーブル、または長テーブルを配置し、新郎新婦・家族・親戚などが同席する形式。
その中央テーブルを囲むように、その他のゲストのテーブルを配置します。

この場合、互いの親戚とのコミュニケーションを重視し、新郎新婦がテーブルの両端に分かれて座るといったケースもあるようです。

またこの中央テーブルに家族や親族ではなく、会社の上司や恩師といったゲストに座っていただくと、よりフォーマルな印象になります。

◆親族だけで行う会食の席次
p02_layout04最近ではお互いの親族の顔合わせを兼ねて、身内だけの食事会を開くケースも少なくありません。
その場合、基本的には左図のような席次が一般的です。

もてなす側の新郎新婦、その家族が入り口側に座り、奥の上座には祖父母や両親の兄弟、テーブルの端などの末席には遠慮のいらない兄弟や仲の良い従兄弟などに座ってもらいましょう。

とはいえ、入り口側の席から夜景が綺麗に見えるといったような場合には、この限りではないのでご注意を。
おもてなしを第一に考えるなら、その部屋の魅力を一番堪能でき、くつろぐことができる席こそ上座であるからです。

そのほか食事会の開始前に座席をくじ引きで決めるなんていう、気の知れた身内だけだからこそできるサプライズな演出も面白いでしょう。

次のページでは、「個性を活かしたオリジナリティのある配席で記憶に残す」をご紹介します!

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