

畳に座って食事をする機会も段々と減ってきた昨今、彼や彼のご両親との大切な「和の会席」の場でも恥をかかないマナーを紹介します。和の場に合った身だしなみ、立ち居振る舞い、テーブルマナーやタブーをしっかり押さえて、自然で美しい振る舞いで大人花嫁をアピールしましょう!
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和装の場合、会場によっては着付けもお願いできるので事前に確認、当日必要なものも聞いておきましょう。和装でない場合は、あまり肌を見せないのがルール。清楚なイメージを心がけ、座敷の場合はフレアスカートなど座りやすい服装を。素足はNGなので夏でも必ずストッキングを着用しましょう。食事中に髪の毛を触ることも好ましくないので、落ちてこないスッキリとしたヘアスタイルが好印象!
座敷など、靴を脱いで上がる場合の多い、和の会場。靴を脱ぐ場合は、玄関の中央を少し避けたところで前向きに靴を脱いで上がります。向き直ってひざまづき、靴を隅のほうにそろえて置いて。座敷で最も注意したいのが、敷居や畳のへりを踏まないこと。座布団もどんなときも踏んではいけません。また、和室の場合、床の間に近い順に上座、出入り口に近いほうが下座になります。男性側が上座になるように。

日常的に使っている箸——知っているようで、でも実は知らない箸の正しい使いかたや美しく見える箸使いを押さえておきましょう。
- 割り箸は膝の上でテーブルと同じ高さで扇を開くように割る。そのまま使わずに、いったん箸置きに戻してから使うこと
- 箸はテーブルに置いたり器の上に置いたりせず、必ず箸おきに
- 箸はまず右手で箸の真ん中を取りあげ左手を下から添えて、右手を滑らせて持ち直す
- お膳の真ん中より右にある器は右手で取り左手で持ち直してから、右手で箸を取り上げ、左手の器を持っている手の薬指と小指の間で箸を受けてから右手で持ち直す
- 箸は口でくわえたり舐めたりしない
- 箸で器を引き寄せない
- 箸で人や物を指すのは無礼
- 手を受け皿のように添えるのはタブー
- 小鉢やお茶碗などの小さい器は手で持ち、平皿や大鉢など大きい器は持たずにいただく
- 空になった器を重ねるのはNG
- 器の内側に親指が入ってしまうのも美しくありません、親指は添える程度で
岩下先生からプレ花嫁へ「マナーは思いやり」
「マナー」というと、堅苦しく考えがちですが、実は「相手がどうしたら楽しく、気持ちよくいることが出来るか考える思いやりの気持ち」だと思います。相手の立場になって、自分だったらどうしてもらったら嬉しいかな?と、考えてみましょう。ちょっとした気遣いで喜んでもらえたら、自分はもっと嬉しい気持ちになれますよね。彼のご両親にお会いするときは、ホンの少し食事の作法を練習して臨み、まずハキハキと、明るい笑顔でご挨拶。お開きのときは心を込めて感謝の気持ちを伝えれば、きっと良い関係が築けるはず。彼のご両親との出会いを楽しむ、という気持ちで臨みましょう!
Profile
監修:岩下宣子(いわしたのりこ)
マナーデザイナー。1985年に現代礼法研究所を設立、主宰。企業や学校、公共団体など多岐にわたりマナーの研修や講演を実施。『女性の気品〜マナー以前の生き方と礼法』主婦の友社(2007年11月21日発売/680円)や『マナーでわかる大人の品格』三笠書房・知的生き方文庫(発売中/560円)など、著書多数。

参考文献:『誰も教えない食事のマナー』エイ出版/岩下宣子監修
Text/Kaname Nogami Illustration/Mika Nakamura
※情報はすべて08年11月の取材によるものです。その後、内容が変更する可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
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