会場決定に続き、心強いプランナーさんとも意気投合した2人。
いよいよ結婚式の細かい詰めに入ります。
でも、ゲストに楽しく過ごしてもらう1日を作るにはどうしたらいいのでしょう?
今回から、ぐるなびウエディングプランナーのチバさんも一緒に2人の悩みに答えてくれます。
ゲストに心地よく過ごしてもらうためには、料理のおいしさはもちろん、会場までのアクセス、そして何よりパーティを裏で支えてくれるスタッフのサービスが重要です。
この3本柱は、会場が開催しているブライダルフェアなどでチェックしておくことが大事ですね。各項目で気を付けたいポイントは以下を参考にしてみてください。
おもてなしの要、料理。味と盛りつけのほか、アレルギーや年齢に合わせてなど、来てくれたゲストに「ちゃんと全部おいしく食べてもらえるか」を考えましょう。
- 味と盛りつけは実際に食べてみて確認!
- コースとしてのボリュームや、素材の被りに気を付ける
- ゲストのアレルギーの有無を事前に確認。会場に個別対応をお願いする
- 幅広い年代のゲストが来る場合は、和と洋が選べるコースを選ぶのも◎
- 個性を出したい場合は、食材の持ち込みやオリジナルメニューをお願いしてみる
意外に重要なアクセスへの配慮。遠方ゲストやお年寄りでもスムーズに来られる気配りが、おもてなしに繋がります。また、観光もできるエリアだと喜ばれることも。
- 駅から徒歩何分かを実際に歩いてチェック
- 10分以上かかる場合、送迎バスの有無を確認し、事前にゲストにお知らせする
- 多方面からゲストが来る場合、主要駅に送迎バスが手配できるか確認する
- 近くても、お年寄り向けにはタクシーチケットを用意すると喜ばれる
- 遠方から来るゲストやお年寄りが多い場合は分かりやすい場所を優先する
- 遠方から来るゲストが多い場合は観光スポットや「ならでは」感をプラスしてみる
結婚式を最高にも最悪にもできるのがスタッフのサービス。ここはあえて厳しい目で細かくチェックしておいて損はありません!
- 会場見学に行ったとき、ちゃんとお出迎えしてくれる?
- 担当以外のスタッフも挨拶をしてくれる?
- 新婦が妊娠している場合、ひざ掛けやクッションを出してくれるなどの細かな気配りができる?
- トイレや目に見えない場所も掃除が行き届いている?
- 土・日など、実際に婚礼がある日の館内の様子はどう?
- 担当者は親身になって相談にのってくれる?
- やりたいことに対する提案力はある?
これらを確認するには、実際にゲスト目線で体験するのが一番です。試食はフルコースだと有料のところも多く、敬遠するカップルも多いですが、会場を決めたら必ずフルコース試食もして、ボリュームやバランスをチェックしましょう。
その時、両親にも一緒に行ってもらうと親世代の料理への感想も分かって参考になりますよ。
料理やアクセス、スタッフのサービスは会場に付属しているもの。ほかにも、ゲストのことをよく知っている2人だからこそできるおもてなしがあります。
たとえば、挙式や披露宴がはじまるまでのウェイティングの時間、ゲストに待っていてもらう部屋には2人とゲストが一緒に写っている写真や思い出の品を飾る。
ゲストにとっては懐かしい思い出を眺める時間になり、待ち時間も楽しく過ごしてもらえると思います。
ほかにも、メッセージを書いてもらったり、その後の披露宴で行う余興に関連するものなど、ゲストも参加できるプチイベントを用意しておくのもおすすめです。
また、小さな子どもがいるときは、披露宴の席に絵本やお菓子を置いておいてあげたり、お年寄りのメイン料理は食べやすく切ってもらえるよう会場側に相談するなど、一人ひとりのゲストを思い浮かべながら喜んでもらえることを考えると、自然とゲストが感動するおもてなしが満載の結婚式になると思いますよ。
(チバさん)
おもてなしの極意を掴んだユウコとタカシ。
ほっと安心すると同時に、ユウコはやっぱり憧れのドレスも気になり始めたようです。
次回は、チバさんが「後悔しないドレス選びのコツ」についてアドバイスしてくれます。