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最高のシンデレラストーリー!幾多の試練を乗り越え王室に嫁いだ花嫁グレース・ケリー

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モナコの大公宮殿

モナコを揺るがしたグレース・ケリーとは?

世界で2番目に小さいモナコ公国のレーニエ3世と結婚をしたのが元女優であるグレース・ケリーです。グレース・ケリーの結婚が、20世紀最高のシンデレラストーリーといわれているのは、女優業で成功している人気絶頂の時期に、結婚を機に女優をきっぱりと辞めたからでしょう。

グレース・ケリーは1929年11月12日、建築業を営む父、モデル出身の母という裕福な家庭に生まれました。
幼少期からピアノやダンス、演技などを習い、12歳でアマチュア劇団に入団。1年後には大役を演じるまでになり、高校卒業後には女優を目指すためにニューヨークに移りました。
さまざまな作品に出演し、53年に出演した『モガンボ』でアカデミー助演女優賞にノミネートされました。

エレガントで美しい女性らしさ、清楚さが人気となり、55年には南フランスで開催されたカンヌ映画祭に出席。この時に、はじめてモナコ王国のレーニエ大公と出会い、恋に堕ちたのです。

モナコ大公との結婚式

カンヌ国際映画祭ではじめて出会ったモナコ大公レーニエ3世とは、すぐに意気投合し、出会った翌年には結婚しています。1956年1月6日に婚約を発表し、1956年4月18日にモナコ大公宮殿で結婚式がおこなわれました。

ちなみにモナコ大公宮殿は、モナコ港を見下ろす旧市街に建っていて、モナコのほとんどの場所から仰ぎ見ることができます。午前11時55分になると、宮殿の前にある広場では衛兵交代のセレモニーが行われます。ドラムやトランペットを演奏し、次の衛兵と交代するというセレモニーを毎日おこなって おり、人気の観光スポットにもなっています。

さて結婚式の翌年、1957年4月19日にはモナコ大聖堂でカトリック式の結婚式が開かれました。
グレース・ケリーとモナコ大公は式を2回に分けておこなったのです。

1回目の結婚式は親族のみを集めた結婚式でしたが、この2回目の式は、約600名が見守る中での式となり、さらにモナコだけでなく、ヨーロッパ諸国に生中継されました。

グレースケリーは2回の結婚式でそれぞれ違うウエディングドレスを着用。最初の式ではピンクのタフタドレスに白いグローブで登場。
2回目の式では、グレース・ケリーの清楚さ、気品などを最大限に引き出す、豪華なレースが施された真っ白な美しいドレスでした。

グレース・ケリーのウエディングドレスを手掛けたのは、アメリカで有名なヘレン・ローズというコスチュームデザイナー。ドレスはグレース・ケリーが所属していたMGM社からのプレゼントでした。

また、ウエディングドレスだけでなく、プロのヘアメイクを用意したのもMGM社で、当日のグレースケリーはそれはそれは美しく、世の女性を魅了した結婚式だったといわれています。

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