結婚・結婚準備
内祝いって何をどうしたらいいの?
2013/11/28 Thu
「内祝い」.........結婚前の独身時代にはほぼ聞いたことのない単語でしょう。耳慣れない人も多いかと思います。結婚にまつわる「内祝い」を知る前に、まず、そもそも「内祝い」とはなんぞや、というところから紐解いてみましょう。
内祝いの本来の意味
さて、内祝いの本来の意味は何だと思いますか?
これは、文字が表すとおり内(自分のところ)のお祝いという意味。つまり、「実はね、我が家でおめでたいことがあったの!だから、そのうれしい気持ちをお祝いの品に代えて、皆さんにおすそ分けします!一緒に喜び、お祝いしてもらえるとうれしいです♪」これがもともとの意味なのです。
例えば、出産や、初節句、七五三など、子どものお祝いごとの記念として、内祝いを配ることがありますが、特に相手からお祝いをいただいていなくても配るのは、これがもともとの姿だから。
ほかにも、皆さんがよーくご存知なものが、本来の「内祝い」の姿を残しています。それはずばり「引き出物」。受付時にご祝儀と引き換えに配られる...なんて露骨なことはないけれど、一応は、お祝いをいただいたあとのお返し品ではない、という体裁は保っています。だから、ご祝儀に対しての内祝いを後日贈る必要はありません。
内祝いの現在での慣習
現代では、「内祝い」とは慶事にいただいたお祝いへの返礼品であるというとらえ方が一般的になっています。大半の人が「内祝いとはお祝い返しのこと」だと思っているはず。結婚式にまつわるものとしては、ご祝儀や結婚祝いをいただいた人のなかで、結婚式に招待できなかった人、または結婚式に参加できなかったひとに、結婚内祝いを贈ることになります。
祝電をいただいた場合には、品物として贈る必要はありませんが、結婚の報告と挨拶を兼ねて、お礼状を出すとよいでしょう。
地域にもよりますが、先にも紹介したとおり、もともとの意味は「お祝いをいただくより先に配る品」ですから、慶事をお知らせしながら内祝いを配るのは何もおかしなことではありません。
ただし、本来の意味を知らない相手にとっては、先に内祝いが贈られてきたりしたら、戸惑ってしまうかもしれません。「お祝い贈らなきゃいけないの?」なんて心配をかけるかもしれないので、その際には一筆添えると親切ですね。
「内祝い」イコール「しあわせのおすそわけ」と考えたら、引き出物と同じように、相手の顔を思い浮かべながら心をこめて選べそうですね。
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ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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