結婚・結婚準備

結婚式の衣装の選び方~基本編~

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結婚式の衣装

親への挨拶や結納は無事済ませたものの、結婚式の準備はここからが正念場。
そこで今回は「ふたりの結婚式の衣装の選び方」をテーマにブライダル業界のベテランプランナーに、基本となる常識&非常識について教えてもらいました。

衣装の選び方

●常識

03b_photo_01挙式の3カ月前頃になると慌しさが一段と増すので、衣装選びはその前に余裕を持ってするのが得策。レンタルではなく、オーダーメイドで衣装を作る場合は、半年以上前には準備する必要があります。
衣装選びの際は、挙式会場の雰囲気やスケール、挙式スタイル、体型、予算、周囲の意見などさまざまな面からトータルに検討しましょう。

お色直しに決まった制約はありませんが、最近は挙式~披露宴を通してお色直し1回(衣装2着)というのが主流に。
会場の外部から衣装を持ち込む場合は、「持ち込み料」が発生する所が多いので、担当者に必ず確認を。試着に行く際は、着脱が簡単で、和装も羽織れるよう、襟元の開いた薄手の服装で行きましょう。後で前後左右のシルエットをじっくり検討できるので、デジカメは必携です。

×非常識

衣装は単にデザインの好みだけにとらわれず、自分の体型や会場の雰囲気、ふたりが並んだ時のバランスを考慮して選びましょう。衣装サロンに行く際は、お母様に同行してもらうなど、客観的なアドバイスも必要です。

お色直しで何着も着替えると、その度に宴席を中座してゲストを待たせることになるので、多くても2回以内に。洋装から和装へのお色直しは時間がかかるのでゲストを退屈させない演出を入れるなどの配慮を。逆に和装から洋装へのお色直しなら比較的短時間にできます。

衣装選び ~洋装の場合~

●常識

ウエディングドレスは、搬入や管理の手間が要らず、ベールなどの小物もセットになったレンタルが主流。同じ予算で購入するよりも上質素材のドレスを選べますが、新品とは限らず、完全に自分にぴったりのサイズというわけにはいきません。

既成のドレスを購入したり、オーダーメイドのドレスの場合は、サイズも自分に合わせて作れるし、海外挙式などで挙式日と披露宴の日程が異なっても大丈夫。
ただし、保管やクリーニングなどの管理や小物の別途購入が必要に。

フルオーダードレスはレンタルや購入より高額ですが、数パターンのデザインから選んで作るセミオーダーなら購入に近い価格でオーダー可能です。

×非常識

ガーデンパーティのように外で行う結婚式の場合は、トレーンの長いドレスよりも動き回りやすいレングスのドレスを選ぶように。また、小物もセットになったレンタルドレスだからといっても、インナーまでは含まれていないので自分で用意するのを忘れずに。

新郎のフォーマルウエアは、欧米ほど厳密ではないものの、時間帯によって着用ルールが異なるので、正式なルールを踏まえて選びたいもの。

衣装選び ~和装の場合~

●常識

挙式用の和装の基本は、日本伝統の格式高い「白無垢」と「色打掛け」。白無垢には「綿帽子」、打掛けには「角隠し」というのが一般的ですが、小柄な花嫁には白無垢に角隠しを合わせることも。
最近人気の「黒引き振袖」は、披露宴だけでなく、挙式でも取り入れられるようになっています。

新郎の正式な和装は、染め抜き五つ紋付き黒羽二重の羽織。五つ紋に対して、三つ紋は準礼装、一つ紋は略式になります。

×非常識

和装の婚礼衣装は、小物にもひとつひとつ意味があり、組み合わせなども決まっているため、洋装以上にひとりで全部決めるのは至難。
信頼できるショップに祖母や叔母など着物に詳しい年輩者を伴っていけば安心です。

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