ウエディングトレンドデータ
結婚式を挙げない「ナシ婚」層、親からは意外と言い出せず、本人たちの後悔の気持ちは年々大きくなる傾向
2014/08/20 Wed
「ナシ婚」を後悔する気持ちについて調査
再婚する夫婦や授かり婚の増加に伴い、入籍をしても挙式・披露宴を行わない、いわゆる「ナシ婚」のカップルが47.8%と約半数近くに上っています。 ※(綜合ユニコム「婚礼・ブライダル施設インダストリデータ2010調べ」)このような潮流の中、ぐるなびウエディングが「ナシ婚」層を対象とした調査では、7割強の「ナシ婚」者が結婚式を挙げなかったことを後悔していることが分かっています。今回は、「ナシ婚」の子供をもつ親とその「ナシ婚」の夫婦にアンケートをとり、後悔の気持ちについてさらに詳しく調査した結果をご紹介します。
結婚式を挙げてほしいけど、直接伝えられていない親が約半数
「ナシ婚」の親400人にアンケートをとったところ、子供が「ナシ婚」を選択したとしても『できることなら晴れ姿を見たい』と思うのが親心のようで、次のような理由で結婚式を挙げてほしいと思っているようです。
Q. お子さんに結婚式を挙げてほしかった理由は、どんなことですか?
- 本人は披露宴・結婚式の準備などの話し合いが面倒くさいとか言って避けてきたが、親としては結婚式を挙げてこそその親の務めが終わると思っていた。
- 以前から花嫁の父としてのスピーチを楽しみにしていた。
- ウエディングドレスを着た姿を見たかった。
- 身内だけでもいいから小さな挙式をしてほしかった。
- 一生に一回の事だから。
- 記念として記憶しておきたかったから。
- 結婚式を挙げて親戚・知人に披露したかった。
- 子供が一人前になり、親から独立する晴れ姿を見たかった。
- 孫が大きく育ってから、記念写真が無いのは、寂しいから。
- みんなに祝福されて新しい人生をはじめさせたかった。
ただ、この気持ちを伝えたかというと、伝えられていない方もいるようです。
Q. 「結婚式を挙げてほしい」というお気持ちを、当時 お子さんたちに伝えましたか?
「まったく伝えなかった」(27.6%)、「明確には言わなかったが、雰囲気や態度で気持ちは伝わっていたと思う」(24.1%) となり、半数以上の親は結婚式を挙げてほしいと直接子供たちに伝えていないという実情が明らかになりました。
「ナシ婚」、どんな時に後悔する?
それでは、「ナシ婚」の当事者である夫婦はどのようなときに後悔することがあるのでしょうか?後悔したことがある状況について聞きました。
Q. 結婚式を挙げなかったことが気になる(後悔・心残り)のはどんな時ですか。
結婚してから経た年月の全体をみると、どの年代でも「友人・知人と結婚式の話題になった時」、「結婚後、年月を経るうちに後悔するようになった」の項目が高く、年齢を重ねていくうちに"結婚式"に触れる機会が増えることで後悔の念も増加傾向にあるようです。上記の選択肢以外にも、自由回答で次のような理由も見られました。
【男性の回答】
- 結婚式の話題になった時、妻が結婚式をやりたかっただろうなと思うようになった。
- テレビや友人・知人の結婚式や披露宴での花嫁のウエディングドレス姿を見たとき。毎年の誕生日の際に年齢を重ねていくにつれて。
- 他人が結婚式のことをうれしそうに話すことを聞いて。
- ウエディングドレスは女性の憧れだと思うので、一度は着せてあげたいと感じる時がある。
- 嫁にドレスを着せてあげられなかったこと。
- 様々な諸事情により式を挙げることが出来なかった点が、相手や相手の親に申し訳ないと思う。
- 親に見せることができなかった。
- ふとした瞬間に、妻が後悔しているのでは・・・と気になる。
- 妻にウエディングドレスを着せてあげたかったから。
- 妻に申し訳ないと思う。
- 友人の結婚式に参加した際に友人に結婚式はしないのと聞かれた際。
【女性の回答】
- 子供に結婚式ってどんな感じと聞いてきたことがあったこと。
- 歳を取るにつれ、幸せで若く綺麗だった瞬間を何かしらで残して置きたかったと思うようになってきた。 又、一度きりの人生なので一度は経験してみたかったと言う単純な思いもある。
- 親が病気になり、結婚式くらいは見せてあげたかったなという気持ちがある。
- やっぱり花嫁衣装を着たかった。
- 親に結婚式を見せてあげられなかったので。
- ドレスなど見たときに若い時に写真だけでも撮っとくべきだったと思う。
- 親戚周りが大変だったので、一同に集まれるから。
また、「ナシ婚」本人たちがしている後悔しているだけでなく、自分やパートナーの親が「ナシ婚」を気にしているのではないか?と気にする方もいるようです。
Q. あなたが結婚式を挙げなかったことを親が「気にしている」とどんな時に感じますか。
【女性】
- 未だに花嫁姿を見たいということがある。
- 父親と一緒にバージンロードを歩けなかったから。
- せっかく女の子を育てたのに、寂しい思いをさせてしまったかな。
- たまにお酒を飲んで愚痴っぽいことを聞いたとき。
- 里帰りすると、しみじみ言われる時 。
- 写真だけでもとればと勧めてくるとき。
【男性】
- 酔った時など。
- 先方の家に訪れて話すとき。
- 感じるときはないが、絶対気にしていると思う。
- 明確に言われないが、一人娘なのでやはり晴れ着姿を見たかったのではないかな、と思う。
- 親類の結婚式や二次会に出席された時。
- ウエディングドレスの話をすることがあるので。
「ナシ婚」だけど...これからでも結婚式を挙げたい?
入籍時に結婚式をせず、「いまさら結婚式をするのも・・・」とお思いの方もいるでしょう。確かに時が経って子供がいるような状況だと、大勢のゲストを招待した派手な結婚式をするのは気が引けるということもあるかもしれません。ただ、少人数での結婚式や、余興などのないシンプルな結婚式であれば、どうでしょうか。今回は、挙式とお食事会だけのシンプルな結婚式のスタイル『お食事会ウエディング』 について、「ナシ婚」の方でも挙げてみたいと思うか、聞いてみました。
Q. あなたは今後、配偶者(結婚相手)が同意すれば、『お食事会ウエディング』のような形で改めてご家族などに謝意を示す式をしてみたいと思いますか。
「少ししてみたいと思う」、「してみたいと思う」を合わせると男性60.7%、女性65.4%と、「ナシ婚」夫婦の6割はご家族などに謝意をあらわす『お食事会ウエディング』に前向きな姿勢を示していました。
Q. もし配偶者(結婚相手)が「これからでも、結婚式を挙げよう」と言い出したら、同意しますか。
【女性】
- 気持ち的に余裕ができたから。
- 開いても同じ気持ちだと思うと嬉しい(こちらの気持ちを考えて言ってくれたとしたらそれも嬉しい)。
- 一生一度の結婚式だから。
- 夫がしたいと言えば嬉しい気持ちになると思うから。
- ウエディングドレスは着たいなぁと思うので。
- 私の親が結婚に反対していたので式をあげなかったが、 子供が大きくなってきたので主人の気持ちも変わったかもしれないのでもしあげたい気持ちがあればしてもいいと思う。
- ウエディングドレスを着たい。
【男性】
- 嫁に式を挙げさせたい。
- 苦労をかけたし、子供もいないので思い出として。
- 一生に一度だけだから やれるときに式をしておきたい。
- 相手の気持ちを考えると、式を挙げた方が思い出に残ると思うから。
- 妻が進行性の難病になった。だから願いなら叶える。
- 妻がやりたければ、やります。
- 相手が希望するなら叶えてあげたい。
- 結婚式は女性のためのものと思うので、妻が希望するならやってもいいと思う。
- 相手の気持ちを考えて。
夫も妻も、パートナーからの「結婚式を挙げよう」という提案があれば考えたいという前向きな回答が多く見られました。「ナシ婚」だったけど、今なら結婚式に興味があるという方は、パートナーにまずはご相談してみるといいかもしれません。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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