出産・育児
良かった?or困った?義実家のヘルプあれこれ
2015/02/02 Mon
産後、里帰り出産をしないとしても、近しい人が手伝いに来てくれるのであれば非常に心強いもの。ただし、重要なのは手伝いに来てくれる人との関係性。仲良くしたい、だけどちょっと遠慮も感じてしまう間柄・・・義実家はその代表ではないでしょうか。
里帰りをせず自宅で過ごしたという先輩ママのTさんは、実家と義実家の家族に交代で手伝いに来てもらったそうです。Tさんいわく、「特に義実家と過ごす日々は、良いことはもちろんちょっと困ったこともありました。でも、産前より絆が深まったことは確実だと思います」。ここでは「今だから笑って思い出せる」という、Tさんの体験談をお話しします。
義実家のヘルプ、これが助かった!ありがたかった!
義実家のヘルプ、有難かったことナンバー1は何よりも毎日の食事です。義母が作ってくれる食事は、実母に作ってもらった食事とはまた一味違うもので、作り方を教えてもらったり、食事をしながら会話をする時間も楽しいものでした。
また、私の義母は介護の仕事をしているので、掃除や洗濯などもまさに「プロの技」。普段行き届かない部分も進んで掃除してくれたので常に家中ピカピカでした。「産後はとにかくからだを休めなさい、遠慮することがからだに一番悪いから何でも言って」と念を押すように何度も言われたので、身の回りのことは全て任せ、安心して赤ちゃんのお世話に専念することが出来ました。義母のほうから「遠慮しないで」と言われたことはすごく安心感がありましたし、それまではどこか他人行儀だった関係も、赤ちゃんが大きく距離を縮めてくれたのだなと感謝の気持ちで一杯になりました。
義実家のヘルプ・・・これが困った!
一方で、ちょっと困ってしまったことも。赤ちゃんが生まれてからというもの、義実家からはたくさんのお祝いを頂きました。もちろんとても有難いことなのですが、義母は田舎の出身ということもあり、とてもしきたりや流儀を重んじる性格。内祝いはこれくらいの金額で、このようなものをそれぞれ贈ってください、と全て指示を受けることになってしまいました。
私たち夫婦にも内祝いについて内容など考えがあったにも関わらず、「田舎ではこうすることになっているから従ってほしい」の一点張りで話に応じてもらえないのです。ここでストレスが溜まった夫と義母の間で口論になってしまいました。筆者は加勢しませんでしたが、口論というのは聞いているだけでも消耗するものです。ただでさえ、慣れない育児が始まったばかりで疲れているのに、隣では言い争いでは気が休まりません。
私たち子育て世代と祖父母世代というのは大きく価値観が異なりますが、地域、及び家庭によっても大きく差があるもので、特に子育てについては強いこだわりがあるものだと気付かされる一件でした。
まとめ
以上、Tさんの体験談でした。義実家のヘルプを経て、Tさんは義母にとって「息子のお嫁さん」というよりは「孫娘の母親」という存在になったのだなと強く感じたそうです。
ママにとっては義理の両親、だけど赤ちゃんにとってはおじいちゃん・おばあちゃんであって、血の繋がった「家族の一員」。大事な孫だから世話も焼きたいし、口も出したい、という気持ちがあるのでしょうね。程々の距離は保ってほしいなというのが本音ですが、多少の口出しは覚悟しておいたほうがいいと思います。
しかし、赤ちゃんについて一番責任があるのはその親である私たち夫婦です。祖父母たちの意見や好意も大事にしつつ、自分たちはどうしたいのかを話し合うべきだということも意識するべきでしょう。Tさんも、「そのことに気付けただけでも義実家のヘルプは大きく意義があるものだった」と語ってくれました。
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