結婚・結婚準備
ゲストの顔ぶれに合わせて料理を変える。それが大人のおもてなし
2015/03/06 Fri
さまざまな年齢層のゲストが一堂に会して、ひとときを過ごすのが結婚式。新郎新婦のバックグランドにも寄りますが、若い世代から、リタイア世代まで、いろんな方がいれば、いろんな嗜好があり、全員が全員「最高に美味しい!」と思ってもらうのは、なかなか難しいもの。もちろんシェフの腕の見せ所でもあるのですが、ゲストの顔ぶれに合わせてメニューの内容を変える、というのも新郎新婦ができるおもてなしのひとつです。
気を配りたいのは年配のゲストとお子さまゲスト
もちろん、全員に好まれる料理ができればいちばんいいのですが、世代によってまず大きく味付けの好みが変わります。新陳代謝が活発な若い世代は比較的味の濃いもの、揚げものや肉などが好まれますし、おじいちゃまおばあちゃま世代には、味付けは控えめで、消化のよいあっさりしたものが好まれるのが一般的。そのすべてに合致するたったひとつのメニュー、というのは、シェフにとってもなかなか難しいと思います。年配世代は、おいしいものをたくさん味わった経験もあるので批評も辛口。できるなら、プリフィックスメニューなど、ゲストが当日料理を選べるようなシステムがベター。また、大人に比べて食が細く、飽きっぽい未就学の子どもゲストがいる場合にも配慮を。楽しくおいしく完食してもらえるよう盛りつけにこだわってもらったり、工夫をしてもらえるといいと思います。
若年層が多い場合はビュッフェを活用
逆に、働き盛りの若年層が多い場合には、デザートビュッフェやウェルカムビュッフェなどを活用して、お腹を満たしてもらうのも手です。デザートビュッフェに、スイーツだけでなく軽いフィンガーフードをプラスしてもらうことで「ちょっと足りないかな」という若者の食欲を満たすことができます。
また、メインの肉料理をビュッフェ形式でふるまう演出などもオススメ。肉が苦手な場合は辞退もできるので、ゲストのそのときの体調に合わせられるのが魅力です。
会場選びのポイント
料理にこだわりをもつ会場であれば、比較的スムーズにお願いすることができますが、常識の範囲でのアレンジを。プリフィックスメニューなら、当日ゲストの好みで選べるので、ゲスト側の満足度も高いのでぜひ相談してみましょう。また、アレルギーや好き嫌いなどの対応はまた別途となるので、相談してみましょう。
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ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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