結婚・結婚準備
日本の暦にちなんだ、季節感溢れるウエディング
2015/03/20 Fri
季節を取り入れたウエディングのテーマには、さまざまなものがありますが、単純に旬のものを取り入れるだけでなく、もうひとアイデアプラスして、こだわりのテーマを叶えてみてはいかがでしょう。日本には、美しい四季があり、暦には変わりゆく季節をわかりやすく切り取った節目が設定されています。
それをテーマに考えると、意外や意外、スムーズに結婚式のイメージが固まるはず。
日本の暦を知ろう
日本の暦は、中国から伝わった暦法と日本の風土や農耕を行う生活の風習が合わさってできたもの。昔から、季節の節目には、無病息災、豊作、子孫繁栄などを願い、お供え物をしたり、邪気を祓う行事が行われてきました。
五節句と節句料理
なかでももっとも日本人の生活に定着しているのが、五節句。季節の節目を祝うのにふさわしい、縁起のよい日でもあるので、結婚をお祝いするのにもぴったり。これを結婚式のテーマにしてもいいですし、それぞれ節句料理もあるので、それにちなんだ料理をお出しするのもアイデアです。
1月7日......七草の節句(七草粥)
3月3日......桃の節句・ひな祭り(菱餅や白酒)
5月5日......菖蒲の節句(菖蒲酒。関東では柏餅、関西ではちまき)
7月7日......七夕(織姫にちなんで、裁縫の上達を願い、素麺が食される)
9月9日......菊の節句(菊を浮かべた酒など)
二十四節気
また、五節句とは別に、二十四節気、というものもあります。これは、1年を春夏秋冬4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた24の期間を表すもの。もともとは太陰暦の日付と季節を一致させるために考案されたものですが、現在では季節の移り変わりを示す言葉として使われています。日付は毎年、微妙に変化しますが、立春から立夏までが春、立夏から立秋までが夏、立秋から立冬までが秋、立冬から立春までが冬、とされています。それぞれの意味を知ると、なかなか昔の人はうまいことを考えるなぁ、とうなりたくなるような由来が隠されています。
結婚式に取り入れるなら、百花が咲きそろう「清明」にはフラワーウエディング、「秋分」には秋の七草をモチーフに、「冬至」にはカボチャや柚子を使った料理をアレンジするなどして、二十四節気にちなんだ季節感をポイントに取り入れるといいでしょう。
1月......立春、雨水
2月......啓蟄、春分
3月......清明、穀雨
4月......立夏、小満
5月......芒種、夏至
6月......小暑、大暑
7月......立秋、処暑
8月......白露、秋分
9月......寒露、霜降
10月......立冬、小雪
11月......大雪、冬至
12月......小寒、大寒
普段はあまり意識しないかもしれませんが、カレンダーをじっくり眺めて結婚式の日取りを決めるのもいいでしょう。日本らしい、季節感溢れるおもてなしを叶えてくださいね。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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