結婚・結婚準備

結婚式で手紙を読むときのスピーチのコツ&演出アイデア

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スピーチのコツ&演出アイデア

普通に読んでも感動的な親への手紙ですが、少しの工夫で、さらに思いの伝わるシーンに。ここでは上手な話し方をマスターするためのヒントや、場を盛り上げるテクニックをご紹介しましょう。

スピーチのコツ

緊張すると、誰でも文章を読むのが早口になってしまいがち。内容を決めたら、ゆっくり落ち着いて読む練習をしておくことが大切です。また、自分の声、読み方、表情を客観的に確認できるアイテムも活用しましょう。

スピーチの練習方法
(1)録音して、声のトーンや話すスピードを確認する
(2)鏡の前で、自分の話す様子や表情を確認する
(3)ビデオに撮って、どんな読み方をしているのか映像で確認する
(4)新郎に聴いてもらいながら練習する

新郎が手紙を読むとき

新婦が読むものというイメージが強いですが、最近は新郎が読むことも多くなってきています。

実際に新郎が読むとき、特に注意したいのは文面。
自分の両親へはもちろんのこと、新婦の両親への感謝をきちんと伝えることが重要です。自分の言葉だけでなく、新婦の言葉もあわせて紹介すると、新婦の両親も幸福な気持ちになるでしょう。

また、新郎新婦の二人で読み上げることも多くなってきています。感謝の気持ちを素直に伝えれば、お互いの両親にその気持ちが伝わるでしょう。

先輩の体験談

~本番直前のリハーサルで緊張をほぐしました~
録音したりビデオに撮ったり、事前にたくさん練習しましたが、やはり当日の緊張感は想像以上。そこで結婚式のあと、みんなが親族紹介をしている時間を使い、披露宴会場に入り一人で手紙のリハーサルをしました。
手袋をはめるだけでも、普段とはかなり勝手が違うので、その状態でマイクを持つ感覚をつかむためも役立ちました。もちろん本番だって、「こっそりリハーサル」のおかげで100点の出来でしたよ。

~泣いたときのために、司会者と協力~
感動するとすぐに泣いてしまうため、両親へ手紙を読むときに泣かないで読める自信がありませんでした。
そこで、司会者の方に万が一のときのために手紙をコピーを渡して、代わりに読んでもらえるようにお願いしておきました。挙式当日、やはり両親を目の前にすると、いろいろなことが思い出されて、ほとんど何も読めませんでした。
しかし、予定通り司会者の方が代わりに読んでくれたので、自分の気持ちは十分に両親に伝わったと思います。泣きすぎて、少し恥ずかしかったのですが、両親も喜んでくれて、いい思い出になりました。

演出アイデア

親の好きな音楽でアピール

父親との思い出を語る部分では、父親の好きな曲。母親との部分では母親の・・・というように、手紙を読むときに流すBGMもひと工夫。

なお、音楽をかけるときJ-POPは手紙と日本語がかぶってしまうので避けたほうが良いでしょう。静かなクラシックやイージーリスニング、歌詞の分からない外国曲などに。

テロップで見やすく

パソコンが得意なら、パワーポイントでテロップを作って手紙と一緒に上映してみては。

一行ごとに同じ内容のテロップを流すと、聞き取りにくい部分も、会場にいるゲストにきちんと理解してもらえます。
使ったデータは、印刷して両親へのプレゼントにすることもできます。

立ち位置は親を中心に

会場の注目を集めることであまりに緊張したり、手紙を読むときに泣いてしまいそうな新婦なら、親をひな壇前にご案内し、本人は下座の目立たない場所で、ナレーション役に徹するのも、ひとつのアイデアです。

また、緊張をほぐすためには、特に照明を落としたり、スポットをあてたりせずに、食事のときと同じ明るさの中で、自然に手紙を読むのもおすすめです。

プレゼントする手紙

親への手紙は気持ちがこもっているので便箋でも構いませんが、両親にとっては宝物のひとつ。そこで手紙自体に一工夫するのもおすすめです。

「感謝状」として手紙を賞状にして額縁にいれて贈ったり、新婦が生まれてから今までの写真をまとめたアルバムと一緒にプレゼントすると、より一層想い出深いものになります。

<取材協力>
安東 徳子(あんどう のりこ)さんマリッジ・ライフ・プランナー 安東 徳子(あんどう のりこ)さん 

カップルの結婚式プランニングからウエディング会場のコンサルティングまで手掛けるマルチウーマン。ウエディングプランナーのポータルブログ「ハピナビ」において、『ウエディングからはじまる幸せなマリッジライフ』の相談役として、結婚式準備から新婚生活までアドバイスを展開中。結婚と仕事を両立させるキャリアデザインセミナーも開催し、若い女性達の人気を集めている。 幅広い冠婚葬祭の知識と豊富な海外経験から構築されたユニバーサルなマナー理論には定評があり、フィニシングスクールのコーディネートや「美しい日本人の作法」(宝島社)をはじめとしたウエディング書籍監修の実績多数。美といやしのプロを育てる学校法人中村学園 アイ エステティック専門学校の学校長も務めている。
世界中の婚礼習慣や情報を総合した最新刊『世界のブライダル』はプラザ出版より発売予定。


マリッジライフプランナー 安東徳子 BLOG
学校法人中村学園 アイ エステティック専門学校

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