会場スタッフとのおつきあい術～ふたりを支えるスタッフ編～

はじめに

結婚式の準備や披露宴当日は、多くのスタッフによる協力が不可欠です。ふたりの希望をうまく伝えて最高のウエディングを実現するために、打ち合わせ段階からのスタッフとの上手なおつきあいとはどのようにすればよいのでしょうか。今回は3回に分けてヒントをご紹介します

→ふたりを支えるスタッフ編→ウエディングプランナー編→結婚式当日編

ふたりを支えるスタッフ

一昔前の「どこの会場でも、誰の結婚式でも、結婚式の内容は同じもの」といった画一的な印象が強かった結婚式ですが、どんなウエディングスタイルなのかカップルの数だけあるのが今どきの結婚式。決まった形がないからこそ、ふたりの希望をきちんとスタッフへ伝えたいですね。まずはふたりを支えてくれるスタッフにはどんな人がいて、どんな役割があるのかを紹介します。

スタッフとのコミュニケーションは大切！

ふたりを支えてくれるスタッフとのコミュニケーションを上手に進めることは、大満足ウエディングにつながることはもちろん、いままで知らなかった有益な情報や、自分たちでは思いつかなかったアイデアも得ることができます。「みなさん忙しいのでは？」「こんなことを聞いたら迷惑かも？」なんて遠慮をせずに、相談してみましょう。

スタッフの種類

ウエディングに関するスタッフは、とても専門性が高く、想像以上に多くの人が連携してひとつの結婚式を支えています。また、スタッフではなく友人や親戚にお願いする「お手伝い」も大切なサポート。身近でサポートしてくれる主な役割について知っておきましょう。

◆ホテルや結婚式場の専門スタッフ

• ウエディングプランナー
  ウエディングに関するすべての提案、相談を行う、頼りになる「相棒」。（対応範囲は会場で異なる）
• キャプテン
  披露宴会場での全サービスのリーダー。移動の際にはふたりを先導してくれる「ナビ」役でもある。
• 介添え
  結婚式当日、衣装の乱れを直すなど、花嫁につきっきりであらゆる身の回りの世話をしてくれる人。
• 美容着付担当
  衣装着付やメイクをこなす。花嫁が常に最高に美しくなれるよう、普段メイクより何倍も手をかける。
• フラワーコーディネーター
  花嫁のブーケや、挙式式場・披露宴会場の装花を担当。鮮度を保つために直前までケアしてくれている。
• 司会者
  披露宴での司会進行を担当。キャプテンと協力して、テンポよく披露宴が進むように調整してくれる。

その他にも、ドレス選びでアドバイスしてくれる衣装スタッフ、挙式当日のビデオ撮影カメラマン、BGMの打ち合わせや当日の音響スタッフ、映像制作技術者、ペーパーアイテムアドバイザーなど、会場によってさまざまなスタッフがいます。

◆友人・親族にお願いするお手伝い

• 受付／案内
  披露宴の受付として、芳名帳の記入をお願いしたり、ご祝儀を預かったりと、重要な役割。両家にとって大切なゲストが挙式当日最初にお会いする存在なので、どなたにでもさわやかに対応できる方にお願いしたいですね。特に受付ではお金を扱うので、重要な仕事を任せられる、信頼置ける方にお願いしてください。
• 二次会の幹事
  披露宴とは雰囲気を変えて仲間同士で楽しく盛り上がりたいという二次会では、友人に幹事を頼むというケースが多いよう。司会進行やゲーム景品の準備など準備は思ったよりも大変。依頼をするなら、明るくお世話好きな方がぴったりです。規模により、新郎新婦それぞれから複数名にお願いすることも考えましょう。

⇒次のページでは、｢ウエディングプランナーとのおつきあい術｣について紹介します！