<ブライダル・セレモニーに関する実態調査>
ゲスト目線の「おもてなし」を重要視する傾向が強まる
レストランウエディングレポート2013
結納・顔合わせから結婚式・二次会までトータルにサポートする情報検索サイト「ぐるなびウエディング」(http://wedding.gnavi.co.jp/)では、過去に挙式・披露宴やレストランウエディングなどのブライダル・セレモニーを実施した人の実態を調査、結婚時期別に分析しました。
2013年のブライダル・セレモニーは招待人数が減少し、「ゲスト目線のおもてなしをする」という傾向がさらに強くなりそうです。「料理のおいしさ」で選ばれているレストランでのブライダル・セレモニーは今後、料理を重視するカップルからの注目を集めそうです。
- 【調査概要】
- ■調査方法:インターネット調査
- ■調査期間:2012年11月6日~12日
- ■調査対象: 20~40代の既婚女性でブライダル・セレモニーを実施した人
- ■サンプル数:21,667人
リサーチ1招待人数は減少でもゲスト1人あたりの費用は増加傾向に!
Q1.セレモニーの費用総額、自己負担額、招待人数を教えてください。
※n=21,657 (回答者ベース)
(図1・2)会場タイプ別に平均費用総額と招待人数を見ると、「ゲストハウス」325万円・66人、「ホテル」が271万円・74人、「専門式場」が270万円・68人、「レストラン」は170万円・52人という結果となりました。
ゲスト1人あたりの費用は最も高い「ゲストハウス」4.9万円と最も安い「レストラン」3.3万円を比べると1.6万円の差があります。
平均招待人数については「ホテル」が多く、「レストラン」が少なく、ある程度開きがある結果となっています。なお、ご祝儀の金額を3万円とした場合、「ゲスト招待人数×3万円」として自己負担額の目安を算出することができます。レストランウエディングでは会費制で行う場合もあるため、自己負担額は会場タイプや招待人数、招待制(ご祝儀制)・会費制によって差が出てきそうです。
(図3)結婚した時期別で5年以上前に比べると、招待人数が少なくなっていることが分かります。しかし、その一方で平均費用総額は上昇傾向にあります。
リサーチ2ウエディングセレモニー会場の選定で、重視されるポイントはおもてなし目線!?
Q2.実施した会場タイプを選んだ理由は?(複数回答) ※n=21,667
会場選定で重視した項目を全体で見ると、1位は「立地・アクセスが良い」(47.1%)、2位は「料理が美味しい」(42.8%)、3位は「予算的にちょうど良い」(36.7%)という結果となりました。
(図4)ウエディングセレモニーの会場に「レストラン」を選定した人に絞って結果を見てみると、やはり「料理のおいしさ」(56.1%)というレストランならではの良さと、「予算的にちょうどよい」というリーズナブルさで選ばれているようです。
(図5)また、会場選定の理由を結婚時期が5年以上前の回答率と1年以内の回答率の上昇率で見てみると、「外観・インテリアが良い」 (18.2%) 、料理が美味しい(15.5%)、立地・アクセスが良い(15.2%)の上昇率が高く、近年はゲストのおもてなしを意識した項目が重視されているようです。
リサーチ3ウエディング・セレモニーでの料理は「フレンチ」と「和洋折衷」が人気を二分!他とは違う料理ジャンルにこだわるならレストラン!
Q3.セレモニーで提供された料理ジャンルは? ※n=21,667
全体では、1位「フレンチ」(36.8%)と2位「和洋折衷」(32.0%)が人気を二分する結果となりました。
1位の「フレンチ」は、ブライダル・セレモニーというシーンで、普段よりも特別感を感じられる料理をゲストの方に楽しんでいただきたいという想いから人気なのでしょうか。
会場タイプごとに見ると、「ゲストハウス」では圧倒的に「フレンチ」が多いようです。レストランはお店によって提供される料理ジャンルが異なるため、「フレンチ」、「和洋折衷」だけではなく、「イタリアン」、「和食」など幅広い料理ジャンルが提供されています。
リサーチ4レストランウエディング実施者は試食の際に「列席者に合うかどうか」をチェックする傾向に
Q4.レストランでブライダル・セレモニーを実施した方のうち、下見をした方にお聞きします。
試食はされましたか?
(図7)レストランでセレモニーを行い、なおかつ下見を実施した人のうち、約7割(69.2%)もの人が料理の試食をしていました。
(図8)また、「その試食の際に、どのような点をチェックしましたか?」とたずねたところ、 「味」(98.7%) はもちろん「見た目の美しさ」(64.4%)、「価格」(53.7%)、「列席者に合うかどうか」(50.9%)、といった項目まで幅広くチェックをする方が多いようです。
(図9)なお、近年は「列席者に合うかどうか」が増加傾向にあり、ゲストへのおもてなしを重要視する方が多いようです。
リサーチ5会場を決定するツールとして、ネットが雑誌を逆転し急上昇!
Q5.会場決定の決め手となったツールは? ※n=3,887
レストランウエディング実施者を結婚時期別に見ると、5年以上前は「雑誌」(51.1%)が約半数を超えていましたが、「ネット」が急成長し4年以内では逆転しています。その後も毎年伸びており、結婚歴1年以内の人では「ネット」(44.4%)が会場決定に大きな影響力を持っているという結果となりました。口コミや実際の写真などの情報が豊富で、リアルタイムに更新される「ネット」は2013年さらに勢力を増していきそうです。
調査結果詳細は以下のファイルをご確認ください。
- レストランウエディングトレンドデータ(2277.4KB)
- レストランウエディング 花嫁700人調査(1317.6KB)
イラストで見る結婚式のお金と会場ぐるなびウエディング調べのお金や会場タイプごとのインフォグラフィックです。