小規模なウエディングをする方も最近増えてきていますが、この規模のウエディングの場合、おふたりの親、兄弟姉妹をゲストにすると、新郎新婦も合わせて10人程度になるため、他のゲストは呼ばないシンプルな家族だけの式になると考えてよいでしょう。少人数であれば、ご両親の意向も汲んだアットホームな雰囲気の結婚式が叶います。
挙式だけで結婚式を済ませる方もいますが、「挙式＋食事会」をセットにした内容にする方が多いです。理由は、身内だからとはいえ、わざわざ親兄弟に足を運んでもらっているんだから食事くらいするのが常識と捉えられていたり、両家の家族全員が勢揃いする機会なんてなかなかないから、親睦を深める貴重な機会として捉えている方が多いからです。
また、家族だけの結婚式の場合、多数のゲストをおもてなしする必要がないため、ムービーや余興といった演出はおこなわずに、食事会を純粋に楽しむ方が多いです。ぐるなびウエディングの場合、「お食事会ウエディング」という挙式と食事会をセットにしたオリジナルのプランを結婚式場に用意していただいているため、相場感が気になる方は、チェックしてみてくださいね。
家族ウエディングの場合の一般的な席順を、家族構成を例にあげたモデルケースで説明します。
＜モデルケース＞
両家の両親、兄弟姉妹のみをゲストにした挙式と食事会と仮定
新郎新婦含め合計9名
＜テーブルの席順の一例＞
高砂席に新郎新婦、父、母、兄弟の年齢順にそれぞれ着席。
食事会でテーブルにつく時の席順は、図の通り、高砂席に新郎新婦、新郎側から父、母、姉、弟の順に座り、それに向かい合うように新婦側から父、母、妹といった順番で席につきます。これが基本ですが、会場ごとに座り方はさまざまなアイデアがあるので、担当のプランナーさんと相談しながら決めるとよいでしょう。
結婚披露宴というと、派手な演出をイメージするカップルも多いのでは？
たとえば、映像を使って生い立ちを上映する演出は一般的ですし、イルミネーションや余興パフォーマンスなど、顔見知り同士でなくても楽しめるような派手な演出も多いですよね。
しかし、家族だけのウエディング場合、このような派手な演出は必要ありません。むしろ、派手な演出は少人数ウエディングには向いていないといってもいいでしょう。そのような演出は、大勢のゲストたちに楽しんでもらうために提供するものであり、少人数の時に大きな演出をしてしまうとゲストの距離が遠のいてしまいかねません。
家族だけでしたら、皆さんとの会話やお互いのパートナーを紹介することに重点をおくべきでしょう。ご家族同士は今後頻繁に交流がある方々ですから、これからの関係が良好になるためにたくさんの話をしながら会食をするなど、距離が近づくような披露宴にしましょう。
大規模な披露宴とは違い、ゲストの周りを回って挨拶……なんてことがないため、席で「料理」を楽しめる時間が多いです。よく、バタバタして料理があまり食べられなかった……。なんて話も友人から聞いたことがあるのではないでしょうか？家族ウエディングは時間に余裕をもってゆったりとした時間を一緒に楽しめることが大きな魅力です。
また、その他にも「料理」の面でのメリットがあります。
会場でレストランを希望される場合、特にメニューに関しては柔軟に対応してくれます。新郎新婦それぞれの故郷の味を料理に盛り込むことができたり、おふたりの思い出の料理をコースに盛り込むことだってできてしまうのです。
お互いの郷土料理をチョイスすれば、よりおふたりの家族の仲も深まりそう。自身の郷土料理だったら昔を懐かしむこともできるし、相手方の郷土料理だったらこれから親しむことになるはずの伝統の料理を口にすることができます。また、料理を通じて両家の話題も1つ増えるので、会話に華が咲きそうですね。
その他にも、たとえばメインのお肉が「牛ロース」だったとしても、年配の方には脂が少なくあっさりといただける「牛フィレ」に変更したり、肉類が苦手な方には魚類へ、アレルギーの方にはアレルギー対応料理へなどの変更にも柔軟に対応してくれます。
家族ウエディングでは、少ない人数ならではの心遣いに触れることができるでしょう。
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