京料理 魚三楼

250余年の伝統

◇　京都伏見の料亭「魚三楼」で祝福に包まれた思い出を　◇

江戸時代の明和元（一七六四）年、讃岐出身の初代・三郎兵衛が創業した「魚三楼」 長きにわたり愛され続ける、伝統の味と風情をお楽しみください

江戸時代創業 魚三楼の歴史

安土桃山時代から日本有数の酒処として栄えた京都・伏見の町に、明和元年（一七六四年）、初代三郎兵衛が高級魚専門の料理屋を構えたのが魚三楼の始まりです。 水運の要衛として栄えた伏見にはかつての貴族の別荘が営まれ、秀吉の時代になると伏見城が築かれています。伏見奉行の支配下にあった江戸期には、一体に大名のお屋敷が立ち並び、魚三楼はその料理方も努めておりました。 創業以来、魚三楼は伏見が誇る京料理のお店として、現在九代目がその伝統と技を今に生かし輝かせています。

駅から徒歩1分 ＪＲ京都駅からは15分程

京阪本線伏見桃山駅より徒歩1分。近鉄京都線桃山御陵前駅より徒歩2分。JP奈良線桃山駅より徒歩10分。京の玄関口・ＪＲ京都駅からは直結で、遠方からもお越しいただきやすい立地です。お車をご利用の際は、すぐ近くに駐車場もございます。 魚三楼が店を構える伏見は、昔ながらの酒蔵や寺田屋などの船宿が立ち並び、風情あふれる町。また近隣には、香りの良い水が湧き出たとされている「御香宮神社」や、“千本鳥居”として有名な「伏見稲荷大社」もあり、観光地としても人気があるスポットです。

玄関に残る鳥羽伏見の戦いの弾痕

江戸時代幕末、新政府軍と幕府軍が衝突した「鳥羽伏見の戦い」では、魚三楼の前・京町通に布陣した新撰組が、銃砲で武装した薩摩藩軍へ白刃で斬り込んだといわれています。表の格子には当時の銃撃戦の弾痕が保存されています。

伏見の地下水「伏水」

伏見は質の高い伏流水が豊富な地であり、日本を代表とする酒造地が多い場所。また「日本名水百選」に選ばれております。魚三楼では、敷地内の井戸から汲み上げられる地下水を使用し、お茶からご飯、決め手の出汁まで全てをご用意しております。

四季の移ろいを表す庭園

季節を変えて足を運んでみると、様々な魅力に出合うことができます。1階は全てのお部屋から、この景色を望めます。また、玄関には風格の鞍馬石を据えており、店内のあらゆる場所で伝統を感じていただけます。

歴史感じる数寄屋造りの空間

季節のお軸と花で調えた情緒あふれる空間で、ゆったりとおくつろぎいただけます。中庭を望むお部屋は大切な一席に相応しい趣。大勢でお集まりいただける大広間もございます。畳を敷いたお部屋にテーブルと椅子を設置し、脚を楽にしてお座りいただけます。

〜　250余年にわたり継承される味　〜

伝統と技が光る京料理会席

ご両家のご多幸を願い、ご家族が増える喜びを祝う日は、創業以来受け継がれる伝統の会席料理でおもてなしさせていただきます。細部まで妥協せずに選びぬいた食材を、磨かれた技と感性を駆使し、“今日一日のためだけ”の献立でお届けいたします。 また、伏見の名酒を醸す豊かな水脈は料理にも反映されております。敷地内の井戸から汲み上げた地下水が和食の要である出汁の味を確かなものにしています。

老舗料亭のおもてなし

お顔合せからご結納まで、祝福に包まれた思い出を魚三楼でお過ごしください。ご両家の縁を結ぶ慶びの席を、1組1組様に寄り添い、心を込めてお手伝いさせていただきます。 魚三楼では、京都で古くから伝わる慣わしに基づきご準備をいたします。当日は心地良い距離感でのおもてなしを心がけ、ご両家だけのプライベートなお時間を演出させていただきます。 結納品、装花、着付けなどのご案内もどうぞお気軽にご相談ください。

並ならぬ食材へのこだわり

高級魚専門の料理屋に始まる歴史を現在も重んじ、毎朝市場や明石の魚屋から仕入れる鯛は一番良い部分しか使わないのが魚三楼の伝統です。また、味の良さに定評がある京野菜も選び抜いたものだけを使用しております。

ともに味わう伏見の地酒

自然豊かな風土に恵まれ、京文化に磨きあげられた伏見の清酒。その歴史は古く、日本に稲作が伝わった弥生時代に始まったとされています。魚三楼でも、月桂冠、玉乃光、月の桂など、伏見の歴史ある蔵元より、お慶びの一席にふさわしい美酒を取り揃えております。