少人数の結婚式とは
結婚式には様々なスタイルがあります。ふたりがどのような結婚式をしたいのか、誰に祝ってもらいたいのかで招待するゲストが変わってきます。ふたりだけでおこないたい、親のみを招待したい、親族とアットホームな式にしたい、友人と楽しく盛り上がりたいなど様々な希望があるでしょう。近頃は少人数の結婚式をおこなうカップルも増えています。
少人数の結婚式とは、家族や親族のみ、また特に親しい友人などを招待しておこなう小規模の結婚式のことです。多くても40名くらいの規模の結婚式になり、親や兄妹のみなど10名以下のごく少人数の場合から、親族や特に親しい友人までを招待するパーティースタイルまで様々です。
準備の負担が少なかったり費用が抑えられたりすることや、リラックスしたアットホームな式にできるなどの理由で人気があります。少人数での結婚式のメリットやデメリットをみていきましょう。
少人数でのメリット
準備の負担が少ない
少人数の結婚式は準備の負担が少なくてすみます。規模が小さいため派手な演出などをおこなわないことが多く、そういった打ち合わせやペーパーアイテムの作成なども短時間で進めることができます。逆に数が少ない分、ひとつひとつ時間をかけて丁寧に作ることもできるでしょう。準備に時間がかからないため、最短で1~2週間で式をおこなえる会場もあります。そのため、授かり婚で準備期間が長くとれない場合や急いで結婚式をおこないたい場合にも利用しやすいです。
低予算に抑えられる
低予算でおこなうことができるのも少人数の結婚式の特徴です。人数が少ない分、会場や演出、ペーパーアイテムなどの費用が抑えられます。
ゲストとの時間が充実
ふたりが本当に来てほしいゲストのみを招待するため、アットホームな雰囲気でリラックスした時間を過ごすことができます。人数が少ない分、新郎新婦のふたりがテーブルを回る時間がしっかりとれ、ゲストと会話をしたり写真を撮ったりと濃密な時間を過ごすことができ、ゲストの満足感にもつながります。
少人数ならではの対応
人数が少ない分、小さなお子様からお年を召した親族の方までゲストに寄り添った対応ができます。新郎新婦との距離が近い分、ゲストへの感謝の気持ちも直接伝えられるでしょう。自分たちで司会をおこない、よりアットホームな結婚式にすることもできます。時間にゆとりがあるため、ゲストだけでなく新郎新婦のふたりも料理を楽しみながらリラックスして過ごすことが可能です。
少人数でのデメリット
費用が割高になる場合も
招待人数に関わらず、結婚式をすると基本的にかかる費用があります。衣装や撮影、演出などの費用は何人招待しても変わらないため、招待した人数で割るとひとりあたりの単価が高くなり、割高に感じられるかもしれません。ただ、人数が少なくなると会場も小さい会場でよかったり、必要な装花やペーパーアイテムなどの総数が減ったり、派手な演出も不要になったりするので総額でみると一概に割高ではなかったりします。少人数ならではの料金プランなど内容をよく確認することが大切です。
会場や衣装、演出に制限がでる場合がある
少人数でおこなえる会場が限られていることもあり、会場選びの選択肢が狭まってしまうことがあります。例えば100名入れる会場に30名しか入らないのでは会場も困窮してしまうため、できるだけ大人数にしたいのは当然ですよね。さらに、レストランの小規模の会場の場合、通路スペースが限られているため、裾の広がったウェディングドレスでは通りにくい会場もあります。その場合、ドレスの形やお色直しに制限が出てしまったりすることも。
その他に、会場によっては設備不足でできない演出もありますので、こだわりがある場合は制約がないかしっかりと事前に確認しておくことが必要です。 少人数ならではのアットホームな雰囲気を楽しむことはできますが、演出などが何もないとメリハリがなく盛り上がりに欠けてしまうこともあります。少人数ならではの演出を取り入れてみると良いでしょう。
招待していない方々への配慮
結婚式に招待していない友人や会社関係の方へも結婚の報告をおこなわなくてはなりません。結婚報告のハガキを出したり個別にご挨拶に伺ったりする必要があります。大人数の結婚式のように一度に報告ができないため、個別に対応する負担が感じられるかもしれません。