結婚・結婚準備

挙式はどんな流れ?キリスト教の式次第

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キリスト教式の式次第

挙式当日にはリハーサルもあるし、知らないとしてものりきることはできますが、挙式はふたりの結婚の意思を確認し、愛情を永遠に誓い合う大切な儀式。どんな流れで、どんな内容なのかを知っていれば、挙式の意義はもっともっと大きなものになるはずです。

結婚式でもっとも大切な「挙式」

結婚式は、今でこそ披露宴がメインになっている感がありますが、本来は挙式がいちばん大切なものだと私は思います。だって、ふたりの愛を誓い合う場なんですもの。だからこそ、式次第はちゃんと理解した上で挙式に臨んでほしいな、と思うのです。プロテスタントの場合の式次第を紹介しますので、ぜひ、参考に。

列席者入場

祭壇に向かって右が新郎側。左が新婦側の列席者の席と決まっています。そして、前から父母、兄弟、親族、友人の順に座ります。

司式者入場

列席者一同は起立。挙式の司式者である牧師(または神父)が入場。

開式の辞

司式者である牧師が開式を宣言します。

新郎の入場

列席者一同は起立。新郎が入場し、聖壇前で新婦を待つ。

新婦の入場

新婦は父親と入場、新郎の横に進みます。新郎は新婦父から新婦の手を受け取って腕を組み、並んで祭壇前へ。

讃美歌斉唱

全員起立したまま、一同で讃美歌を歌います。このとき唄うのは「312番(祈祷)」が一般的。「いつくしみ深き 友なるイエスは」で始まる、なじみのある曲です。

聖書朗読・祈祷(きとう)

司式者が聖書の中から婚姻にふさわしい愛の教えを朗読し、神に祈りを捧げます。

誓約

挙式における最重要場面。

「○○さん。あなたは△△さんと結婚し、妻(夫)としようとしています。あなたは、この結婚を神の導きによるものだと受け取り、その教えに従って、夫(妻)としての分を果たし、常に妻(夫)を愛し、敬い、慰め、助けて、変わることなく、その健やかなるときも、病めるときも、富めるときも、貧しきときも、死が二人を分かつときまで、命の灯の続く限り、あなたの妻(夫)に対して、堅く節操を守ることを約束しますか?」

という司式者の問い掛けに、最初に新郎、次に新婦が、「はい、誓います」と約束します。

指輪の交換

ふたりの婚姻の誓約を目に見える印として、指輪を交換します。新郎から新婦、新婦から新郎の順に、相手の左手薬指に指輪をはめます。※正教では右手の薬指にはめます。

ベールアップ

婚姻の誓約を立てたことで、ふたりを隔てるものがなくなったことを表すため、新郎が新婦のベールをあげ、誓いのキスをします。

結婚宣言

司式者が、神と列席者の前で、ふたりが神の名の下で夫婦となったことを宣言します。

結婚証明書に署名

新郎新婦、続いて証人、もしくは司式者が結婚証明書に署名をする。※この結婚証明書に法的効力はありません

結婚成立の報告・閉式の辞

司式者が婚姻が成立したことを列席者へ報告し、滞りなく式が終えたことを伝えます。

退場

新郎新婦は腕を組んでバージンロードを退場します。その後、司式者が退場して、挙式は閉会となります。

この流れは一般的なものです。会場によっては、別の儀式や演出が加わることがあります。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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