出産・育児
【赤ちゃんの育児】知っておきたいよくかかる病気~「気管支炎・肺炎」について
2014/08/26 Tue
赤ちゃんは、まだまだ気管支が発達途中で、ちょっとした風邪でも痰がつまったりして呼吸がしづらくなり、気管支が炎症してしまいます。風邪をこじらせると怖い「気管支炎」と「肺炎」について解説します。
「気管支炎・肺炎」の原因・対処・予防
気管支炎・肺炎は、それぞれの場所に、ウイルスや細菌が感染して炎症が起こる病気。主には風邪がこじれて、炎症がのどから気管支・肺まで進み、気管支炎・肺炎となります。
風邪と同様にウイルスや細菌が原因です。気管支炎の原因は、90%がウイルス、10%が細菌・マイコプラズマの感染といわれています。肺炎も、細菌・ウイルス・マイコプラズマが主です。
気管支炎や肺炎の症状は、咳や痰、喘鳴(呼吸する際にゼーゼー、ヒューヒューと鳴る音)、発熱などです。コンコンと乾いた咳から始まり、だんだん痰がからんだ湿ったゴホゴホといった咳になっていきます。風邪をこじらせ、こうした咳が数日続くようなら気管支炎の可能性があります。肺炎は、症状からは気管支炎と区別しにくいのですが、胸部X線による肺の検査でわかります。
ウイルス性の場合はだいたい風邪症状から始まりますが、細菌性の場合は発熱から急に始まることもあります。
気管支炎では、ウイルスが原因の場合は特効薬がないので、治療はさらにこじれないようにし、対症療法が中心です。咳止めはあまり使いません。
細菌性の場合は抗生物質を使う場合もあります。肺炎もウイルスが原因の場合は治療もウイルス性気管支炎と同じ。全身状態が良いようなら自宅でのケアで自然に治るのを待ちます。
一方、細菌性の肺炎の場合は急速に症状が進み、時には命に関わることもあるので入院治療が必要です。
予防で大事なことは、風邪をこじらせないことです。そのためには、風邪は早期治療を心がけ、長引かせないようにしましょう。
まとめ
お家でのケアは、部屋の湿度を保つ工夫をしてあげると良いでしょう。洗濯物を部屋に干すのも方法の一つです。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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