出産・育児

【赤ちゃんの育児】知っておきたいよくかかる病気~「ヘルパンギーナ」について

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ヘルパンギーナ

赤ちゃんのかかる代表的な夏かぜ「ヘルパンギーナ」について解説していきます。

「ヘルパンギーナ」の原因・対処・予防

どんな病気?

ヘルパンギーナは代表的な夏かぜで、乳幼児に多い病気です。突然高熱を出し、喉の奥に水ぶくれができるのが特徴です。

原因

多くは、エンテロウイルスの中のコクサッキーA型ウイルスが原因で起こります。ただ、他の風邪と同様に、原因となるウイルスが数種類あるため、何回もかかってしまうことがあります。

対処・ケア

高い発熱とのどの水ぶくれやのどの痛みが症状として出ます。治療は一般的な風邪と同様に対症療法となり、ウイルスが原因なので病気そのものを治す薬はありません。のどの奥にできた水ぶくれは、2~3日でつぶれて黄色っぽい潰瘍になります。のどの痛みが強いため、よだれが多くなったり、食欲がなくります。
この病気のケアの注意点は脱水症状です。のどが痛むため赤ちゃんが水を飲むことを嫌がるようになります。夏場の暑さと汗かきによって水分不足になり、脱水症状を起こしてしまうこともありますので、意識的に水分をこまめに与えることが大事です。それ以外は発熱は2~4日で下がり、水ぶくれも通常は1週間程度で治りますので、あまり心配のいらない病気です。
しかし、まれに無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)を合併することもあるので注意が必要です。解熱剤には痛みを鎮める効果もあるので、喉の痛みがひどい場合は処方されることがあります。飲み物を全く口にしない場合は、病院で点滴による水分補給をしてもらうこともあります。

予防

流行時は、風邪の予防と同じく、手洗い・うがいを心がけ、感染源となる人混みや感染した人との密接な接触を避けましょう。

まとめ

いかがでしたか?赤ちゃんは、さっきまで元気だったのにあっという間に風邪をひいてしまう、ということがよくあります。
人混みを避けるなど予防も必要ですが、もしひいてしまった際には、他の赤ちゃんにうつさないようにする配慮も大切ですね。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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