顔合わせ

顔合わせ食事会で、良い印象を残すためのテーブルマナー

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顔合わせのマナー

意外と見られる、食事のマナー

食事のマナーは、意外と人から見られているものです。顔合わせ食事会という、日常よりもかしこまった場であれば、なおさらのこと。何気なくやってしまったマナー違反で、相手側の気分を害するようなことがないよう、しっかり気を配っておきたいところです。

実はテーブルマナーというものは、料理の内容やお店の雰囲気によってさまざま。これさえ覚えておけばまず失敗はない、というものはありません。とはいえ、顔合わせは両家がはじめて出会う大切な儀式です。品の良い一面を印象づけるためにも、最低限気をつけたいテーブルマナーを紹介しますので、ぜひ頭の中に入れておいてください。

最低限気をつけたいテーブルマナー

●食べ物を残さない

食べ物を残すことに対して、悪い印象を持つ人は少なくありません。たとえアレルギーがあって食べられなかったとしても、事情を知らない人から見れば「嫌いだから残したのかな?」と思われても仕方ありません。

もしも、アレルギーのある食材や、どうしても苦手な物がある場合は、事前にお店に伝え、メニューから外してもらうようにしましょう。

●お箸は正しく使う

食事会の間、お箸を使わないときは、きちんと箸置きに置きましょう。小鉢などの器の上に箸を置く「渡し箸」やテーブルへの「直置き」をふだん何気なくやってしまうという人は、特に気をつける必要があります。もちろん、箸と箸で食べ物のやりとりをする「箸渡し」や、料理の上であちこち箸を動かす「迷い箸」も、決してやってはいけません。

●物を噛みながら話さない・口を開けない

「会話をすぐに返さないと失礼だから...」という意識があると、話しかけられたときに物を噛みながら答えてしまいがちです。相手にとっては不快ですので気をつけましょう。物を飲み込んでから答えても大丈夫ですので、慌てずに対応してください。

●おしぼりで手と口以外は拭かない

夏の暑い時期など、おしぼりで顔や首を拭くのは確かに気持ち良いですが、テーブルマナーとしてはやってはいけません。そもそもおしぼりは、手を拭くためのもの。本来であれば、口はナプキンで拭くべきですが、料亭などではナプキンがない場合もありますので、おしぼりで拭いても問題はないでしょう。

●食べるペースを合わせる

食べるペースが早すぎると、周りに「自分は遅れている」と焦らせてしまうことになるので、周りと同じようなペースを心がけましょう。逆にペースが遅すぎると、周りに「ペースを合わせよう」と気をつかわせてしまいます。ふだん食べるのが早い人は、ゆっくりと。食べるのが遅い人は少し早めのペースを意識するのが良いでしょう。

●料理やお店の文句は言わない

料理やお店のサービスが、期待通りではなかったとしても、出席者の前でネガティブなことを言うのは避けましょう。特に顔合わせ食事会のような場では、雰囲気を壊してしまう可能性があります。また、お互いの両親に悪い印象を与えてしまいますので、たとえ不満があったとしても口に出すべきではありません。

テーブルマナーは、食事を楽しむためのもの

ナイフやフォークの使い方など、形式的なマナーももちろん大切ですが、本来テーブルマナーは、良い雰囲気の中で食事を楽しむためのもの。マナーばかりに気を取られると、会話することや味わうことがおろそかになってしまいます。それでは、本末転倒ですね。顔合わせ食事会を有意義な時間にするためには、緊張しすぎず、楽しむことが何よりも大切です。そのためには、ある程度のテーブルマナーを事前に身につけておくこと。

顔合わせ食事会の料理や会場が決まったら、それに合ったマナーを調べておきましょう。そうすれば、きっと自信を持ってのぞむことができますし、ふたりのより自然な姿を両家に見てもらえるはずです。ぜひリラックスして、すてきな顔合わせ食事会にしてください。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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