結納

処分してもいいの?!結納式後の結納品の扱い方

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2013/08/20 Tue

小谷 真結美

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基本的には、結婚式が終わるまで飾っておくもの

立派な水引がついた結納品、結納式が終わったあとはどのように扱えばいいのでしょうか?どのように飾ればいいのか、いつまで飾ればいいのか、扱い方に迷ってしまう方も多いようです。

結納品は、基本的には結婚式が終わるまで、自宅の床の間などに飾っておくのが一般的です。とはいえ、結婚式の日取りがまだ先の場合などは、結納後にいったん片付けて、結婚式が近づいた頃に再び飾っても問題ありません。

結納後数日~1か月ほどは飾っておき、結婚式の招待状を出したあと、お祝いのご挨拶にお客様がお見えになる頃になったら再び床の間に飾るのが一般的です。そのあとは、結婚式後まで飾ったままにしておきます。

するめ、こんぶなどの食品

するめ、こんぶなどの食品は、ふつうの食品と同様に食べてしまってかまいません。結納品に使用される食品は日持ちするものが多いですが、なるべく早めに取り出して使いましょう。中身を取り出した水引飾りだけを、結婚式が終わるまで飾っておきます。

地域によっては酒を贈られる場合がありますが、これは結婚式まで飾らず、早めに使ってしまってかまいません。いただいた結納の食事の席で、すぐに飲んでしまってもよいでしょう。

結納飾りや水引

結納品につけている豪華な水引飾りを使って、羽子板飾りを作ることができます。よく使われるのは鶴・亀・松・竹・梅・指輪飾りの5品ですが、それ以外の水引飾りでも作ることができます。

羽子板飾りは、床の間飾りとして、また女の子が生まれたときの初正月のお祝いに使うと、とても縁起が良いものです。このような羽子板飾りへのリメイクは、結納品専門店などで受け付けてくれます。

末広(扇子)お盆など

末広の中身の白扇子は、慶事の挨拶用の扇子として使用できます。敷物は節句飾りの敷物などとして使えますし、風呂敷も、そのまま風呂敷として使います。

結納品を入れていた結納箱は衣装箱として、祝儀台として塗り盆を使用した場合は、脚を外してお盆として使えます。高砂人形は、いただいたままの状態で飾れる縁起物です。床の間などに飾りましょう。

目録は、何をいただいたかの記念として保管しておきます。友白髪(麻)は、お札を家の柱にしばるのに使います。

家の新築や増改築のときに使えますので、予定のある方は保存しておくとよいでしょう。

最後は、神社や寺で処分をお願いする

その他、食品でない飾りとしての熨斗(のし:のしあわびともいう)や指輪飾り、記念品飾り、金包などや、箱や祝儀袋そのもの、水引飾りで羽子板を作らない場合など、取っておかないと決めた結納品や飾りなどは、結婚式が終わったら、適当な時期を見計らって、神社やお寺に処分してもらうという方法が一般的です。お守りなどの処分の仕方と同様と考えれば良いでしょう。

結納品は使い回さないものという考え方の地域が多いですが、地域によっては、兄弟姉妹で使い回すしきたりのある場合もあります。このようなしきたりを「福分け」といいます。このような習慣があるなら、必要になるときまで大切に保管しておくと良いでしょう。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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