結納

結納返しの相場を知っておこう

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2013/08/30 Fri

小谷 真結美

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結納返しの方法は現金に限らない

結納返しを結納当日におこなう場合は、事前に結納金がいくらかを知った上でお返しを決めなくてはいけません。

事前に両家で結納金やそのお返しについての話し合いができればいちばん良いのですが、ここでは一般的にどのような方法で結納返しがおこなわれているのかを、紹介したいと思います。

地域によっては、結納金を低くしてその分お返しを不要とするなど、結納返しをしない風習があるところもあります。

結納返しは現金で、という決まりは特にないため、結納品(飾り)や品物などで結納返しをする方もいます。また、必ずしなければならないものではありません 。

ぐるなびウエディングがおこなった結納についてのアンケートによると、結納をおこなったカップルのうち、結納返しとして何らかの「品物」を贈った方は34.4%と最も高く、次いで「現金」が4.6%、「結納品(飾り)」が4.2%。一方、結納返しをしなかったカップルも65.1%にのぼりました。
※複数回答可の条件で調査

結納返しの相場は、いただいた結納金の半額

結納金と同様に、結納返しの金額に特別な決まりはありませんが、結納金の1割程度を包むのが一般的です。

関東などでは「半返し」といって、いただいた結納金の半額を納める風習がありましたが、最近では負担が大きいため、割程度にするケースも増えてきているようです。

また、酒料・肴料についても、いただいた額の半額~同額を包んで返すことが多いようですが、結納を女性側の家でおこなうなど、女性側が宴席を用意した場合には、その分の費用がかかっていますから、酒肴料の結納返しは気持ち程度で良いでしょう。

現金で結納返しをした人の金額は、5万円から100万円までと、かなりばらつきのある結果となりました。「50万円」が43%で最も多く、次いで「30万円」が19%。平均では40.3万円となっています。

結納金に対する割合で見ると、少ない方で1割、多い方ではいただいた結納金と同額を、結納返しとして贈っています。

全体の57%がいただいた結納金の半額~同額を結納返しとして納めており、関東地方に限らず「半返し」を選択するケースが増えているようです。

なお、結納返しの際に用意する品物は贈られる結納品と同程度か、2品程度少なめに用意します。関西式の結納返しは、熨斗(のし)、袴料、末広の3品が多いようです。

最後に

今回紹介したのは、ぐるなびウエディングの調査を元にしたごく一般的な相場です。地域によって異なる場合もあるので、まずは親や親戚などに相談してみましょう。

また、結納品を扱っているお店に聞けば、その地域のルールや風習を教えてくれることもあるので、一度確認してみるのも良いでしょう。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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