顔合わせ

あとに不満を残さない!顔合わせ食事会で両家が満足するには?

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Tables set for meal

自由度が高いからこそ、意識するべきこと

顔合わせは、両家がはじめて挨拶を交わす重要な儀式。ふたりはもちろんのこと、両親を始めとする出席者全員が幸せを感じられるような時間にしたいものです。

ただ、顔合わせ食事会には「絶対にこれをやらなければいけない」というような確固たるルールがありません。結納に比べると自由度は高いのですが、その分、両家の意向に違いが出やすいとも言えます。

当然、結婚に対する価値観は人それぞれ。しきたりや慣習に対するこだわりが強い人もいれば、ふたりの思うようにさせたいと考える人もいます。

結婚とは、家と家が結びつくための儀式ですから、ふたりだけの考えですべてを決めていくことはできません。両親や家族はもちろんのこと、場合によっては、親族までもが準備の進め方に意見することも珍しくないのです。

もしも両家の意向が違っていたとしても、やはり最後にはうまく調整し、双方が納得できる形を決めていかなくてはなりません。そして、それは基本的に、結婚するふたりの役目なのです。

あとに不満を残さないためにできる、たったひとつのこと

顔合わせを成功させ、あとに不満を残さないためにできる、たったひとつのこと。それは「両家との十分な話し合い」です。単純なことですが、これに勝る方法はありません。

もちろん、主役であるふたりがどのような顔合わせにしたいのかは、大事にしたいところです。

ただ、両家ともに不満が残らないようにするには、ふたりだけで決めてはいけません。

結納や婚約記念品の有無、日程、場所、会場、費用分担などについて、必ず両家の両親とも綿密にコミュニケーションをとり、それぞれがどのような形を望んでいるのかを聞くようにしましょう。

意向が合わないのは、よくあること

顔合わせの準備段階では、両親同士は、いわば会ったこともない他人です。それぞれに大切にしたい価値観やしきたり、慣習が違っていても、何も不思議なことではありませんし、だからこそ、ときには相手の考えが理解できないことも出てくるかもしれません。

そんなときには、両家の意向の中間をとった代替案を出したり、一方に譲ってもらったりしながら、ふたりでより良い形にまとめていく必要があります。

主役は自分たちだからといって、両家の考えをないがしろにしてはいけません。しっかりと話し合って、調整していきましょう。そうすれば、出席者全員が幸せを感じられる、すてきな顔合わせになるはずです。

また、すでに結婚している兄弟がいる場合は、どのような顔合わせをしたのかを聞いておくとよいでしょう。

両親が結納を望んでいた場合にできる工夫

元々は「結納はしてほしい」と言っていた両親が、ふたりや相手側の両親が「顔合わせのみ」を望んだため、結納をあきらめるというケースは起こりえます。

そんなときは、婚約記念品の交換など、結納的な要素を顔合わせのプログラムに盛り込むことで、両親の納得感を高めることができるかもしれません。

婚約記念品としては、新郎からは婚約指輪、新婦からは腕時計やスーツなどを贈ることが多いのですが、さらに儀式らしさを出すために、結納金を用意するなどしても良いでしょう。

またその際に、白木の盆(しらきのぼん)や長熨斗(ながのし)、末広(すえひろ)など、結納で使用するようなアイテムを添えると、手軽にフォーマルな印象を強めることができます。

最終的には、ふたりの意向を大切に

上記の通り、顔合わせの準備をスムーズに進める上では、両家との話し合いが重要ですが、やはり主役は結婚するふたりです。一生に一度の大切な儀式ですから、どうしてもやりたいこと、譲れないことがあれば、両家にしっかりと思いを伝え、了承を得るようにしましょう。

思い出に残る、すてきな顔合わせになるよう、ぜひふたりで力を合わせてがんばっていってください。

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