結納

妊娠がわかっている場合(授かり婚・できちゃった婚)の結納

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2013/08/20 Tue

小谷 真結美

m01754

授かり婚の場合も通常と同じ結納をおこなう

現代の結婚するカップルの3~4割は"授かり婚"、いわゆる"できちゃった結婚"であり、特別珍しいということもなくなってきています。結婚の話を固める前に妊娠したことがわかった場合、結納をおこなうのは順序が逆であると気にされる場合もあるかもしれません。しかし、結納という儀式を経ることで、気持ちに区切りをつけるという意味合いもありますし、ご両親、または相手方に誠意を表すこともできます。

先に妊娠してしまったからといって、結納をしてはいけないということはないのです。親がどうしてもと希望する場合もあるでしょう。そんなときは、通常と同じように結納をおこなって問題ありません。

結婚の報告については、順序が逆になったことで、気分を害するご両親もいるかもしれません。できるだけふたりの結婚の意思を伝えてから、妊娠の報告をするようにしましょう。ふたりの間で先に結婚の意思が固まっていたことをまず伝え、妊娠はそのきっかけであるということを強調したほうが、ご両親にも安心してもらえます。

通常より時間が限られていることに注意を

妊娠をしている場合、出産までに挙式や披露宴をしたいと考えているカップルも多いでしょう。しかし、そうなると、挙式のさらに6~3ヶ月前に結納をおこなうというのは日程的にはかなり無理があるかもしれません。ただでさえ挙式や披露宴までの時間が限られている中で、その準備を進めなければならないだけでなく、妊娠している場合は出産に向けての準備や体調管理なども必要になるからです。時間に余裕がないために、結納をしないという選択をする方も少なくないようです。

授かり婚で結納をおこなう場合は、なるべく早く、結納をすると決めてから10~20日の間に結納を交わすことが多いようです。時期や順序がずれても気にせずおこなうとよいでしょう。

限られた準備期間であっても、本人や親族、ご両親が結納をと希望するなら、なるべく要望に沿ってあとあとにわだかまりが残らないよう、できることもあります。

例えば両家の食事会というスタイルで、結婚記念品として婚約指輪や時計の交換をするだけでも、気持ちの区切りになるでしょう。祝儀袋や結婚指輪だけの祝儀台を扱っている結納専門店もあります。このようなしつらえや受書を用意するだけでも、改まった雰囲気になります。

準備は基本的に一般的な結納と同じ

結納の準備物を含めて、授かり婚の場合でも、順番や結納品などは一般的な結納と同じです。もちろん、結納品の数などを減らすなど略式してかまいません。ただし、先に入籍を済ませている場合でも、結納につける目録は旧姓で宛名を書くことに気をつけましょう。

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