結婚・結婚準備

結婚後の生活にかかる家計の問題、考えてみました。

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家計

結婚式や新生活には、まとまったお金が必要になります。また、ふたりの生活をはじめるにあたって、きちんと考えておかなければならないのが家計のこと。

いざとなると、わかりにくい単語ばっかりならんで、どうすればカシコク暮らしていけるのかわからなくなってきちゃいそう。

そこで、ためになる結婚後のお金の話を、ファイナンシャルプランナーの宮本真行さんにうかがいました。次に、今後のふたりの人生を長ーい目で考えてみます。

人生計画と共に考える

マネープランを考える場合、やはりライフイベントとともに、大きなお金が動くので、人生設計と合わせて考えるのがベスト。できれば、結婚前にふたりでしっかり話し合うべき、と宮本先生。

まず、こんなことから話してみてください。

・どんな家に住みたいのか(短期~中期)
・どんな家庭を作りたいのか(中期)
・どんな老後を過ごしたいのか(長期)

この3つが、ふたりの人生設計の柱になると思います。そして、これに合わせたマネープランが必要になります。

大きく分けて3つの観点で考えてみましょう。

<短期計画>

子どもがいない間は、毎月の貯蓄の仕組み作りに徹しましょう。

人生で一番貯蓄ができる時期でもあり、住宅の頭金・購入費用・引越し費用・緊急予備資金など、資産形成がしやすい時期でもあります。

この期間に、使ってしまう前に強制的に積み立てる生活に慣れておくことで、貯蓄体質を作るのです。3~5年間の預入期間で、財形貯蓄、積立貯金ができればベスト。

※企業の福利厚生である財形貯蓄には、積み立てをする目的に応じて「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3種類があります。
「年金」「住宅」は、目的が限定されている代わりに税金面で優偶措置があります。
「一般」であれば貯蓄目的に制限はありません。
他にも、注意点があるので、ご自身の会社の制度を確認してみましょう。

<中期計画>

教育資金は状況によって大きく変わります。

子どもの成長段階に合わせて、塾の費用・部活などの遠征費用・留学費用(希望があった場合)・大学入学にかかる費用などがかかりますが、これは、短期で準備できるものではありません。

利回りが良く、こどもの年齢に合わせた学資保険や、中期の運用積立などを活用しましょう。

また住宅の費用も、会社の住宅融資制度、住宅補助制度、住宅財形、繰上返済など、さまざまな仕組みがあるので、活用しましょう。

<長期計画>

残念ながらこれからの時代は、生涯収入・退職金・年金は減り、社会保障費・税金は増える傾向。つまり、老後の準備は必ず必要になります。

その方法は、積立型生命保険・個人年金・企業年金・確定拠出年金・投資信託など、さまざまな選択肢がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

家庭の状況、お財布事情、考え方に応じて、準備をしていきましょう。以上の3つを基軸に、貯蓄プランを練ります。

でも、これはふたりだけで考えるのはちょっと大変。

信頼できるファイナンシャルプランナーや、銀行、証券会社、保険会社等の窓口に相談しながら決めていくことをオススメします。

データ出典;(公財)生命保険文化センター →http://www.jili.or.jp/
FP
お話を聞いた人宮本真行さん ファイナンシャルプランナー
丁寧なカウンセリングで、わかりやすく人生設計と資産計画をまとめ、それぞれに最適なライフシュミレーションを提案してくれる。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本相続コンサルティング協会認定相続カウンセラー、日本証券業協会二種外務員、2012年度MDRT成績資格会員。
「俺のFP」http://www.orenofp.jp/

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