どう決める？どう使う？二次会の会費にまつわる疑問を一挙解決

決められた会費で、どれだけ二次会を盛り上げられるかは幹事の腕の見せどころ。でも、ちょっと待って。会費の額ってどうやって決めたらいいの？会費で二次会経費のどこまで賄ったらいいの？幹事を任された人が、必ず心に抱く素朴な疑問にQ＆A形式でお答えします。

Q：二次会の会費の相場ってどのくらい？

A：ゲストの年齢層によってまちまちです。

これといった決まりはありませんが、首都圏の場合だとゲストが20代中心なら男性7,000円、女性6,000円程度、30代中心なら男性8,000円、女性7,000円程度というのが相場のようです。

ある調査によれば、会費が10,000円を超えると、たとえ新郎新婦が親友でも出席をためらう、という結果が出ています。披露宴から出席するゲストにしてみれば、ご祝儀に加えての二次会の会費は相当な出費。大勢の人に気持ちよく参加してもらうためにも、会費をなるべく安く抑える努力は必要ではないでしょうか。

Q：会費はどうやって決めたらいいの？

会費の額を決める前に、経費の分担について新郎新婦と相談しましょう。ビンゴの景品やビデオなどの演出小道具代は会費からで捻出するのではなく、新郎新婦が別に負担するケースも少なからずあるようです。

会費は安く抑えたいけど料理の質は落としたくない、というようなときは、少しでも新郎新婦に経費を負担してもらえれば助かります。経費の分担を明確にするのが、会費決定の第一歩です。

A：先に会費を決めてから会場や演出を決める

相場に従って、まず男女の会費を決めます。その合計金額で会場やビンゴの景品、会場の装飾代、映像機器などのレンタル代をやりくりする方法がこれ。会費の額が優先で、ゲストの負担を少しでも小さくしたいなら有効なやり方といえるでしょう。限られた予算で、どのように二次会を盛り上げるのかは、幹事の手腕が問われるところです。

A：会場や演出を決めてから会費を決める

どうしても会場として使用したいレストランが決まっていたり、余興でどうしてもプロのマジシャンを呼びたい、などの希望がある場合は、先に会場や余興にかかる支出を計算し、その上で収支があうように会費を決めるという方法もあります。

この場合のデメリットは、会費が思わぬ高額になってしまう場合があること。会費が上がれば、ゲストが求める要求も上がります。会費に見合った満足感をゲストに感じてもらえるのかどうか、よく考えてみましょう。

Q：会費でまかなう経費にはどんなものがあるの？

A：意外と経費はかさむので要チェック！

経費の大半を占めるのは、会場の貸切代金を含む飲食代金。ここにあまり多くの金額を割いてしまうと、収支がマイナスになってしまいます。主な経費を以下にまとまるので、あらかじめチェックして、予算をバランスよく振り分けましょう。

□飲食代金：飲み放題の場合がほとんどだと思いますが、飲み放題に含まれていないドリンクは注文できないようにしておかないと、追加料金を加算されることもあります。

□ゲームなどの景品代金：会場費以外で一番お金がかかるのが、これ。あまり安物ばかりだと場がしらけてしまうので、いくつかは豪華景品を用意した方がいいでしょう。

□会場の装飾代金：フラワーアレンジメントを施す場合、会場で用意してもらえるのか、自分で用意するのかを確認。披露宴で使ったものを持ち込むときも、持込料がかかる場合もあります。

□映像機器などのレンタル代金：プロフィールムービーなどを流す場合は、プロジェクターやスクリーンが必要です。会場の貸切代金に使用料が含まれているのか事前に確認しましょう。

□消費税：意外と忘れがちなのが消費税。8％を加算したら赤字になってしまった、なんてことのないように注意しましょう。

□その他：ケーキ入刀を行うならケーキ代金と持ち込み料、ゲストに渡すプチギフトの代金などを忘れずに計算に入れておいてください。

Q：そのほかに、経費に関する注意点はある？

A：ドタキャンは計算に入れておきましょう。

どんなにゲストへの連絡を徹底していても、かならず当日になってのキャンセル者は出るものです。あらかじめ、10～15％の当日キャンセルがあってもいいように会費を設定しておきましょう。キャンセル者が思いのほか少なく、会費が余ったら三次会にまわすなどすればよいのです。

ドタキャンや、有料ドリンクの追加注文など、二次会では予想外の出費がつきものです。もしも予算がオーバーしてしまった場合は、新郎新婦がその分を支払うのか、あくまでも会費内にすべてを収めるのか、事前に新郎新婦と相談しておきましょう。曖昧にしておくと、後で気まずい雰囲気になってしまいます。