結婚・結婚準備

意外と穴!結婚式当日のゲスト送迎、どうしてる?

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意外と穴! 結婚式当日のゲスト送迎、どうしてる?

結婚式には、たくさんのゲストがそれぞれ暮らすエリアから集まります。全員が全員、会場の沿線に住んでいるわけでも、また自家用車でスムーズに来られるわけでもありません。
だからこそ、ゲストをお招きする場合に大切にしてほしいのが、会場へのアクセスを想像しておくこと。駅からの距離がある会場や、地図だけではわかりにくい場所にある会場、挙式と披露宴の会場が異なる場合、雨が降った場合など、送迎の手配が必要な場合は多々考えられます。
ゲストひとりひとりのことを考えて、前もって会場にも相談しておくといいでしょう。

送迎車両が必要な場合とは

まず、送迎車両が明らかに必要な場合を挙げてみます。

アクセスが不便なところに会場がある場合

第一に考えられるのが、これ。最寄り駅から遠い場所にある、また、最寄り駅から遠くはなくても、最寄り駅に行くまでの電車が1時間に1本しかない、など、ゲストに負担をかけてしまうような場合には、最寄りのターミナル駅からの送迎車両を手配しましょう。アクセスの不便さは、一度自分たちで歩いてみると実感できるはず。

挙式と披露宴の会場が異なる場合

挙式を神社や教会で、その後、披露パーティをレストランや料亭などで行う、など、挙式と披露宴で会場が異なる場合には、会場間の送迎車両をチャーターした方が安心。歩いても行ける距離だとしても、和装だったり、ドレスにハイヒールなど、普段とはちがう装いで足元が不安なゲストもいるので、手配をしておくと気が利いていますね。

披露宴と二次会の会場が異なる場合

同じく、披露宴と二次会の会場が異なる場合にも送迎車両手配が断然楽。披露宴後は引き出物などの荷物も多く、また、たくさんお酒を飲んでしまったゲストがいる場合にも、無事に送り届けてくれるので安心です。

親族の人数が多い場合

土地柄にも寄りますが、参加する親族の人数が多い場合、親族用として、実家から会場までの送迎車両を手配するのもカシコイ方法。親族がまとまって会場入りできるので、待ち合わせの心配がないのもうれしいですね。

遠方から参加するゲストが多い場合

遠方からのゲストが多い場合、はじめて訪れる場所で地図を読みこなせないことも考えられるので、わかりやすいターミナル駅からの送迎車両を手配しておくと安心。

また、まとまった数のゲストが揃う場合は、遠方の都市から会場までをバスで送迎する、という思い切った方法も。例えば、仙台市内の数カ所に乗車場所を指定し、ゲストには最寄りの乗車場所を利用してもらって乗車、そこから高速道路などを駆使して東京の会場まで移動、というような方法。
特に親族が多い場合にはこの方法の方がスムーズだったりするので、ぜひ検討を。この場合気をつけたいのが、よほど仲の良い友人でも親族と同じバスは避けた方が無難。親族は親族バス、友人は友人バス、と分けると和気藹々と過ごせるはず。
ただし、くれぐれも行きのバスでお酒を呑みすぎ大宴会♪状態にならないよう、仕切り役を誰かにお願いしておくといいですね。また、遠距離になるときは、必ずトイレ休憩を挟んだり、トイレ付きのバスを用意するといいでしょう。ゲストに旅行感覚でウエディングを楽しんでもらいましょう!

※ゲストの人数が少ない場合、親族のみの参加の場合は、タクシーで対応できるので送迎車両の手配はなくてもかまいません。必要となるタクシーの台数と料金などを比較して、お得な方を選択しましょう。

※結婚式には、お酒がつきもの。飲まないつもりでも、勧められて飲んでしまうこともあるので、可能な限り、ゲストには自家用車での参加は避けてもらい、送迎車両を利用してもらうようにしましょう。

送迎車両の種類と手配の仕方

送迎車両の種類と手配の仕方

さて、送迎車両とひと言でいっても、さまざまな種類があります。
・タクシー(セダン、ミニバン、ワンボックスなど)
・マイクロバス
・小型バス
・中型バス
・大型バス
など、呼び名は会社によって変わりますが、基本的に車種によって定員が異なり、さらに貸し切る時間、走る距離、シーズンなどによって料金が変わります。会場によっては提携事業者がある場合もあるので、まずは会場に相談してみましょう。会場を通して手配ができない場合は、地域のタクシー会社やバス会社などに問い合わせてみて。ワンボックスタイプのタクシーは、所有台数が少ない場合が多いので、早めの予約が必須!

タクシーを何台もチャーターするよりは、バスの方がかしこい?

ここで気になるのが、タクシーとバス、どちらの方がお得か、ということ。まずは、利用するであろうゲストの人数を割り出し、各社に見積もりをとってみましょう。その料金を人数で割って、ひとりあたりの料金を算出し、比較します。注意したいのが"貸切時間"。送迎での利用の場合、バスに乗っていない待機の時間も含めて料金が発生します。より当日の状況に近い見積もりをとるには、以下をはっきりさせて臨むといいでしょう。
・利用する人数
・出発地、目的地、経由する場所(ある場合)
・想定される荷物の量
正確な人数に関しては、「ゲストに聞いてみないとわからない」かもしれませんが、バスの定員は"20〜30人"などと幅があるので、おおよその人数でもOKです。会社によっては、2台目以降の割引などがあることもあるので、まずは見積もりをとるところから始めましょう。一般的に、結婚式の送迎ではマイクロバスを利用することが多いので、マイクロバスを基準にすると考えやすいかもしれませんね。バスを借りるよりもタクシーを数台チャーターした方がお得な場合は、会場にタクシーが並んで停車できるかどうかも必ず確認しましょう。

送迎車両を利用するときの注意点

送迎車両を利用するときの注意点

ゲストが送迎車両を利用するタイミングには、新郎新婦も親族も一足先に会場で準備を始めています。ということは、当日、お迎え場所で送迎車両で点呼を取って出発のタイミングを知らせたり、清算金があったりしたときに、ドライバーとやりとりをする役目の人が必要になります。ドライバーに点呼をお願いできる場合もありますが、そうでない場合は、新郎新婦の仲の良い友人などにお願いをします。その際、いくら快く引き受けてくれても、その人もゲストのひとりではあるので、謝礼を包むか、お礼の品を贈るようにしましょう。
また、送迎車両が大きなタイプのものになる場合には、出発地付近で停車できる場所があるか、会場に駐車場を確保できるかどうかなども確認が必要です。さらに言うと、結婚式での利用となるので、どんな人がドライバーになるのか、についても確認が必要。ゲストに対しての振る舞いや身なり、予定にないことが起こった場合の対応の仕方など、ハレの日にふさわしいドライバーに担当してもらうことが必要になります。できる限り、担当会社と打ち合わせをしておくといいでしょう。
もうひとつ大切なのが、挙式場へ送る車両は、親族用とその他のゲスト用で別々に用意する必要があるということ。挙式場→披露宴会場または、披露宴会場→二次会会場の送り時間は全員が同じタイミングでもかまわないのですが、挙式の前には親族紹介などがあり、親族は集合時間が早いのが一般的。ターミナル駅→挙式場の送りについて、集合時間を親族に合わせて手配してしまうと、会場に着いてから、他のゲストが手持ちぶさたのまま長い時間待たせてしまうことになります。きちんと時間に合わせた別車両を手配をするのがいちばんですが、予算などの理由でできない場合は、挙式場にウェイティングルームを設け、親族以外のゲストの待機時間を心地いいものにできるよう配慮しておくといいでしょう。

お車代の負担も減ってみんながハッピー?

お車代の負担も減ってみんながハッピー?

送迎車両を利用することによって、遠方からのゲストへのお車代が減る、と考える人もいると思います。遠方からのゲストが多い場合には、節約になるかもしれませんが、主賓や乾杯の発生をお願いした方、仲人(媒酌人)には、送迎車両を利用しようがしまいが、"こちらから参加や役割をお願いして、出席していただいたことへの感謝の気持ち"として、お車代を包みます。ですから、正直さほど節約感は感じられないかもしれません。
送迎車両の利用は、節約のため、というよりも、あくまでもゲストが来場する上での負担を減らすためのものであり、ふたりからの心遣い、と考えたほうがいいかもしれませんね。

送迎車両を手配する場合のご案内の仕方

さて実際、送迎車両を利用するゲストを把握する場合にどのような方法をとったらよいでしょう。いちばんは"招待状送付時に送迎車両の案内状を同封する"です。さらに、返信はがきに"送迎車両を利用する・しない"の項目を設け、回答してもらうのがスムーズ。親族でなくても、会場で着付けをお願いしているゲストが利用する場合もあるので、全員に確認をとっておくと安心です。
会場がシャトルバスを運行している場合には、シャトルバスの時刻表や、発着場所の地図などを同封すると親切ですね。

挙式と披露宴の間に微妙に時間が空いてしまったときに・・・

もう少し視野を広げて考えてみると、貸切バスには送迎だけでない楽しみ方があります。
例えば、結婚式の日取りを重視するがあまり、挙式と披露宴の間にもてあます時間ができてしまったとき(午前中挙式、夕方披露宴など)。
そのもてあました時間にバスを貸し切って、希望するゲストみんなで観光するのもひとつの手!特に、結婚式を行うエリアにはじめて訪れるゲストが多い場合にはその土地を知ってもらえるいい機会。もちろんそうでなくても、自分が暮らす街を観光視点で廻ることはなかなかないので、ゲストにとっても新鮮。例えば東京の都心でも、通勤で往復するのと、はとバスなどの観光バスツアーで廻るのでは印象はまるで違いますよね。
観光ツアーをできるまでの時間の余裕がないけれど、微妙に移動時間に余裕がある、という場合なら、会場間の観光スポット数カ所に立ち寄ってもらうのもいいでしょう。ふたりのお気に入りのスポットなどを紹介してもいいですね。空いた時間を有効活用できるだけでなく、ゲストの記憶にも残り、ゲスト同士が仲良くなる機会にもなりそう。時間や予算とも相談して、ゲストを楽しませる計画を立ててみて!もあるので、家族みんなが楽しく過ごせるよう、笑顔を絶やさず盛り上げ役に徹しましょう!

リゾートウエディングや海外ウエディングでは、写真撮影も兼ねたバスツアーも!

リゾートウエディングや海外ウエディングでは、写真撮影も兼ねたバスツアーも!

限られたゲストをお招きするリゾートウエディングや海外ウエディングでは、貸切バスも演出のひとつに。
特にハワイでは、トロリーを貸し切って教会へ向かうウエディングトロリーが人気。このトロリー、ウエディング用に可愛らしいデコレーションもしてあるので写真撮影にもピッタリ。海外では、日本と異なってホテルからゲストと一緒に移動できるので、全員でのトロリーショットを実現しちゃいましょう。また、ワイキキの街中を走ることが多く、行き交う人からの祝福ももらえるのでみんなのテンションも自然とアップ!のびのびとした表情で撮影できます。
国内リゾートウエディングなら、挙式&パーティが終わった後の時間を活用しても◎。新郎新婦はドレス&タキシードのまま、ゲストも一緒にロケーションの美しい観光地へ貸切バスでGO!それぞれが風景の写真を撮るも良し、新郎新婦がロケーションフォトを撮影するも良し、ゲストも含めた記念撮影も楽しめます。リゾートウエディングの魅力はやっぱりそのロケーション。日常を忘れて、美しい景色をバックにたくさんの写真を残したいですね。
写真映えを意識するなら、レンタルする車種にこだわるのもいいでしょう。海外ウエディングならキャデラック、ロールスロイスなどのクラシックカーをレンタルし、フォトツアーができるオプションもあるので、憧れのクラシックカーとの撮影を叶えてみてもいいですね。国内ウエディングでもクラシックカーを利用したフォトツアーは可能。ホテル〜会場間の送迎にクラシックカーをレンタルできる場合もあるので、会場に相談してみるといいでしょう。
送迎車両には意外にも気を遣うべき点がたくさんありますが、ゲストはふたりの結婚式を楽しむために来てくださるので、ぜひ、みんなが心地よく過ごせるように配慮しましょう。送迎の手配がちょっと面倒だな・・・と思う場合には、会場自体をアクセスの良い場所にする、ということもできるので、気負わずに考えてくださいね。

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