結婚・結婚準備
注目を一身に浴びる場面!指輪交換や誓いのキスで気をつけること
2008/02/03 Sun
セレモニーシーンは初々しく!
厳かに執り行われるセレモニーの場では緊張もひとしお。しかも、指輪の交換やベールアップ、誓いのキスなど注目を一身に浴びる場面が多いからこそ、つい動きがぎこちなくなって、失敗......なんて事態は絶対に避けたいですね。
そこで、神聖な雰囲気にふさわしい身のこなしをマスターして、感動的なひとときをしっかりと心に刻みましょう。
Lesson 1 指輪の交換
グローブを外し、指輪を交換するまで両手とも肘~指先の神経を集中させて
指輪の交換をする前に、まずはグローブを外す作業から。ゲストの視線が注がれて焦ってしまいがちですが、ひとつひとつの動作をゆっくりと落ち着いて心がければ大丈夫。
まず、手の甲は正面に向けて、鎖骨辺りの高さで指を揃えます。指先を3センチほど引き上げて(1)手袋をゆるめたら、そこを押さえながらグローブをしている方の手を下に引きます(2)。
ロンググローブの場合は、脱ぎやすい長さまで半分に折ってから抜くようにすると簡単ですよ。 グローブを外したら、向かい合って、いよいよ指輪の交換。
花婿が左手で花嫁の左手を下から支えます(3)。肘の角度は90度を目安に、肘から指先までまっすぐ伸びている状態が理想(4)。指はピンと張りすぎると、逆に入れづらいため、自然にゆるめておいて。もし、指がむくんで入りづらいなら、第2関節以降は自分でフォローしましょう。
また、空いたほうの右手――特に花嫁側は、ゲストからよく見えるためダラっと下ろさず、お腹の辺りに軽く添えて(5)。
1. グローブはまず指先を3センチほどゆるめて
2. ゆるめた指先を押さえながら手を引きましょう
3. 指輪の交換は左手で相手の左手を受け取って
4. 肘の角度は90度を目安にキープ
5. 開いた手はお腹の辺りにポージングを
Lesson 2 ベールアップ
ベールの上げ下ろしはふたりの息を合わせればスムーズに
夫婦となるふたりの壁を取り払う意味が込められたベールアップ。ふたりの距離が離れていたら、彼に一歩近づいてもらいましょう(1)。花婿は手の甲を上にして(2)、ベールの裾を肩幅に持ちます。
まずはベールの内側に風を入れるイメージで花嫁の額まで一気に上げます。そうすれば、ベールがシワシワになったり、折れ曲がったりしません。それから、花嫁の頭上を通ってゆっくり弧を描くように向こう側へ下ろしていきます(3)。花嫁はベールが上がり始めると同時に、視線が花婿の胸の高さにくるくらいまで腰を落とし(4)、祈るように首を軽く曲げましょう(5)。
あくまでも背筋はピンと伸ばしておくことが大事。背中を丸めてしまうと、お尻が突き出てかっこ悪いのでNGです。
そして、花婿がベールを背中へ下ろすタイミングに合わせて、ゆっくり姿勢を元に戻せば、一連の動作がきれいに決まるはず。
1. 花婿は花嫁に一歩近づいて片足をドレスの下に
2. ベールを持つ手は甲を上にするとスムーズ
3. ベールを上げるときはゆっくりと弧を描いて
4. 花嫁はベールアップと同時に腰を落として
5. 顎をやや引いて、すこしうつむき加減で待つこと
Lesson 3 誓いのキス
どこにキスするか、どちらに顔を傾けるか事前にしっかりと確認を
ベールアップの後は、最もセレモニーを盛り上げる見せ場『誓いのキス』です。
人前でキスをする習慣のない日本人は、向き合うとどうしても照れてしまったり、ニヤニヤしてしまったりしがち。でも、厳かな場において、それは絶対にNG。できる限り、爽やかにしたいもの。
花婿が花嫁の肘に手を添えたら、顔を少し上げ、彼のリードに任せてキス。
ふたりの距離が離れていたら、"タコチュー"になるのを避けるためにも花婿に一歩前へ出てもらいましょう。
花嫁は花婿の首に手を回したり、抱きついたりしないように。おなかの辺りに軽く手をポージングしておいて。
マウストゥマウスが恥ずかしければ、頬やおでこでもOK。直前であたふたしないように、あらかじめキスをする場所を決めておいたほうがいいでしょう。
また、顔をどちらに傾けるかも事前に確認して。
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