結婚・結婚準備
挙式はどんな流れ?キリスト教の式次第
2014/02/13 Thu
挙式当日にはリハーサルもあるし、知らないとしてものりきることはできますが、挙式はふたりの結婚の意思を確認し、愛情を永遠に誓い合う大切な儀式。どんな流れで、どんな内容なのかを知っていれば、挙式の意義はもっともっと大きなものになるはずです。
結婚式でもっとも大切な「挙式」
結婚式は、今でこそ披露宴がメインになっている感がありますが、本来は挙式がいちばん大切なものだと私は思います。だって、ふたりの愛を誓い合う場なんですもの。だからこそ、式次第はちゃんと理解した上で挙式に臨んでほしいな、と思うのです。プロテスタントの場合の式次第を紹介しますので、ぜひ、参考に。
列席者入場
祭壇に向かって右が新郎側。左が新婦側の列席者の席と決まっています。そして、前から父母、兄弟、親族、友人の順に座ります。
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司式者入場
列席者一同は起立。挙式の司式者である牧師(または神父)が入場。
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開式の辞
司式者である牧師が開式を宣言します。
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新郎の入場
列席者一同は起立。新郎が入場し、聖壇前で新婦を待つ。
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新婦の入場
新婦は父親と入場、新郎の横に進みます。新郎は新婦父から新婦の手を受け取って腕を組み、並んで祭壇前へ。
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讃美歌斉唱
全員起立したまま、一同で讃美歌を歌います。このとき唄うのは「312番(祈祷)」が一般的。「いつくしみ深き 友なるイエスは」で始まる、なじみのある曲です。
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聖書朗読・祈祷(きとう)
司式者が聖書の中から婚姻にふさわしい愛の教えを朗読し、神に祈りを捧げます。
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誓約
挙式における最重要場面。
「○○さん。あなたは△△さんと結婚し、妻(夫)としようとしています。あなたは、この結婚を神の導きによるものだと受け取り、その教えに従って、夫(妻)としての分を果たし、常に妻(夫)を愛し、敬い、慰め、助けて、変わることなく、その健やかなるときも、病めるときも、富めるときも、貧しきときも、死が二人を分かつときまで、命の灯の続く限り、あなたの妻(夫)に対して、堅く節操を守ることを約束しますか?」
という司式者の問い掛けに、最初に新郎、次に新婦が、「はい、誓います」と約束します。
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指輪の交換
ふたりの婚姻の誓約を目に見える印として、指輪を交換します。新郎から新婦、新婦から新郎の順に、相手の左手薬指に指輪をはめます。※正教では右手の薬指にはめます。
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ベールアップ
婚姻の誓約を立てたことで、ふたりを隔てるものがなくなったことを表すため、新郎が新婦のベールをあげ、誓いのキスをします。
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結婚宣言
司式者が、神と列席者の前で、ふたりが神の名の下で夫婦となったことを宣言します。
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結婚証明書に署名
新郎新婦、続いて証人、もしくは司式者が結婚証明書に署名をする。※この結婚証明書に法的効力はありません
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結婚成立の報告・閉式の辞
司式者が婚姻が成立したことを列席者へ報告し、滞りなく式が終えたことを伝えます。
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退場
新郎新婦は腕を組んでバージンロードを退場します。その後、司式者が退場して、挙式は閉会となります。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
![ひとすぎ さゆり](/howto/static/img/author/sayuri_hitosugi_profile.jpg?2017)
ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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