結婚・結婚準備

結婚式の生い立ちビデオやペーパーアイテムの費用

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演出・その他

演出のランクや、いる・いらないによって明確に分かれるポイント!

結婚式の演出は、カップルごとに、いる・いらないが明確に分かれるアイテム。また、写真・ビデオ(DVD)は、ボリュームやクオリティでランクが分かれるため、どのランクで注文するかで、場合によっては数万円の差がつきます。逆に、ふたりのこだわりが濃く現れるのもこれらのアイテムだから、予算はともかく、希望をぞんぶんに叶える方法も知っておきたいですね。今回、「サンジョルディ ウエディング」で活躍中のウエディングプランナー・本間麻衣子さんにおうかがいしてみました。プロのアドバイスを参考にして!

ここで差がつく!生い立ちビデオ

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本間さん:「生い立ちビデオ(プロフィールビデオ)の制作をプロに頼む場合の予算は、4.5~6万円程度。写真を渡しさえすれば、写真に文字を載せたり、曲調に合わせて場面を展開させたりと、完璧なクオリティで仕上がります。事前にドレスを着て会場内を歩いている写真を撮影しておき、当日のオープニングに流して入場シーンを盛り上げるオープニング・ビデオや、ゲスト全員の名前とメッセージを流すエンドロールの作成も、ほぼ同予算で可能です。いろんなアイデアがあるプロにおねがいすれば、つまりは演出に差がつくというわけです」

編集部より
ホームビデオカメラやデジタル映像機器が一般的になった今、自作するカップルも増えています。
ただし、会場に設備がなければ、スクリーン+プロジェクターのレンタル代が発生することを忘れずに。レンタル代は5万円程度。結構高いので、映像の演出を他にも取り入れ、元をとりたいですね。

ここで差がつく!BGM

本間さん:「生演奏の予算は平均7~10万円程度かかりますが、ダンゼン迫力が違います!人気は、サックス・ベース・ギターのジャズトリオや、ゴスペルシンガー、ブラジルの音楽など。パーティ中にショータイムをもうけ、ウクレレ&ギター演奏にダンスを披露、なんていうグループもウケています。
ピアノなどソロでも生演奏は比較的高額なので、それなら10万円払ってデュオやトリオにするほうが賢い選択。迎賓時に数曲奏でてもらうだけでもゲストへのインパクトも大です!」

本間さん:「生演奏で歌いたい!という人は早めに注文を。というのも、リクエスト曲の楽譜を新たに起こし、練習してもらわなければならないからです。少なくとも1カ月前にオーダーし、1曲1万円程度の予算プラスを考えましょう」

編集部より
BGMを自作した場合の予算はCD代のみ。ですが、器材の使用代やオペレーター代が発生しないか、事前に確認しておきましょう。
会場によっては、CDはOKだけど、MDやCDRは使えない、なんてこともあるので、初めに確認してから制作を。たいていの会場では誰かスタッフが操作してくれますが、オペレーターが必要になると数万円の加算も予測されます。要チェック。

ここで差がつく!ペーパーアイテム

本間さん:「ペーパーアイテムの基本は、招待状、席札、席次表、メニュー表。招待状は1通平均500円で、カード、封筒、地図、返信用ハガキ、挟み込み(挨拶などをお願いする人への小さなメモ)、送付料が含まれます。ここで見落としがちなのは、筆耕代と返信用の切手が含まれていないこと! 筆耕(宛名書き)1通150~200円程度、返信用切手50円が、500円にプラスされます。特に字に自信がある方以外は、宛名は筆耕が礼儀ですね」

本間さん:「さらに、ふたりのプロフィールや、新居案内のカードを加える人も多いはず。これらのアイテムを一つずつに分けると、予算が嵩むばかりでなく、もらったゲストもバラバラで無くしがち。席次表とメニューとプロフィールを一冊にまとめたり、席札の裏に新居を記すなどすれば、予算が抑えられ、ゲストにも大事にしてもらえそう。ちなみに、席次表とメニューとプロフィールを一冊にする予算は1000円程度。ペーパーアイテムの予算は、紙にこだわる、写真をたくさん印刷する、などによって変動します」

編集部より
手作りペーパーアイテムも一般的になってきました。インターネットから無料で素材がダウンロードできたり、自宅のプリンターで印刷するなど、手間と時間がかけられる人はチャレンジしてもいいかも。予算はオーダー作成の約半額から。もちろん、紙やページ数にこだわればアップします。
また、会場に持ち込み料がかからないかも事前に確認を。

ここで差がつく!写真・ビデオ

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本間さん:「最近の注目は、完全オリジナルのアルバムです。これは、準備の期間から撮影を始め、当日はメイクシーンから挙式、パーティ、お見送りまで密着。画像はデジタル処理なので数日~1週間後には全カットを見ることができ、そこからおふたり自身が選んだ写真を使って仮アルバムを作成。最終チェックや写真の差し替えを行った後、本アルバムを作るというものです。予算は20~25万円。それだけかける価値はありますよ」

本間さん:「写真・ビデオにかける予算は15~20万円が平均。写真は後からの焼き増しで予算が膨れやすいものです。業者に頼む焼き増しは割高なので、ネガがもらえるところに頼んで差をつけましょう。また、撮影の予算を節約するため友人に依頼するなら、その友人にはお料理もパーティも楽しんでもらえない結果になることは承知して。友人からはご祝儀をもらわず、お礼、交通費、フィルムなどの実費、引き出物を用意しましょうね」

編集部より
写真・ビデオに関する落とし穴は、カメラマンの拘束時間や出張費が別途かかるかも、という点。2時間の予定が30分延長した場合に超過代金を請求されたり、挙式場が教会や神社で披露宴会場と異なったときに出張費の名目で追加料金が加算されたり。
写真やビデオの予算は、カメラマン派遣代、撮影枚数、フィルムなど実費、アルバムやビデオの出来上がり&編集代、ネガやDVDなど、含まれる項目をキチンと押さえたいですね。

ここで差がつく!引き出物・プチギフト

本間さん:「引き出物の平均予算は、引き菓子を合わせて1人5000円程度。差をつけるには、贈り分けをすることです。贈り分けとは、相手によって引き出物の中身を変えるテクニック。親族から友人まで同じように喜ばれる品を見つけるのは一苦労。そこで、親族にはやや高めの商品、男性友人には新郎が欲しいもの、女性友人には新婦が欲しいもの、という目線で選んではいかが? 自分がもらってうれしいものが、相手ももらってうれしいもの。この方法なら予算が振り分けられるので、全体予算は変わらなくても、それぞれに喜ばれる引き出物が見つけられますよ!」

本間さん:「予算3000~5000円で、おふたりの完全オリジナル引き出物も、実はできるんです。予算の範囲内で、陶芸家が一点ずつ手作りし、さらに、箱に相手のお名前まで入れる。ゲスト一人ひとりに合わせて色やデザインが変えられるので、"自分のために作ってくれた!"という感動を味わってもらえます」

本間さん:「テーブル挨拶やお見送り時に渡すプチギフトは、ワンセットで充分。テーブル挨拶でプチギフトを配るなら、お見送り時は会場装花をお渡しする。逆に、テーブル挨拶でキャンドルサービスやスナップ撮影をしたなら、お見送り時にプチギフトを渡す、というように。予算は1個250~400円程度。250円の最低予算でも、キッチンタイマーやアロマグッズなど気の利いた商品がたくさんあります!」

編集部より
各会場には提携しているギフトショップがあり、ホテル結婚式場でプランを利用すると、10~30%の割引が受けられる場合がほとんど。逆に、引き出物を持ち込んだら、持込料1個300円~かかるので要注意。見落としがちなのが、紙袋代。1枚400円程度かかります。
【取材協力】サンジョルディ ウエディング (http://www.st-jordi.com/

クオリティ&ラグジュアリー"を追求するプロデュース会社。レストランウエディングを得意とし、コンサバティブから最新トレンドまでの様々なアイデアを豊富に提案してくれます。サロンは男性でも長居したくなる落ち着いた空気感が魅力。

~本間麻衣子さん紹介~

「結婚式という一生に一度の大切なイベント、そして高いお買物に、失敗は許されません!」と本間さん。"おふたりにとってたった一人のプランナー"を目標に、丁寧で粘り強いコンサルティングをしてくれます。

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