結婚・結婚準備
結婚証明書ってなあに?
2014/06/30 Mon
ふたりが結婚したことを証明するものってあるの......? 結婚した暁にはそれを証明する何かが欲しくなる気持ち、わかります。それに、よく、挙式の中で結婚証明書にサインしますよね?あれは一体どういうものなのでしょう。今回は「結婚証明書」について考えてみます。
挙式で使われる結婚証明書
挙式のプログラムの中で行われる「結婚証明書のサイン」。これに使われる結婚証明書は、特に決まったフォーマットもなく、自由に作れるもの。一般的に、新郎新婦の氏名、挙式日、挙式場、司式者などが記載されています。
自由な分、この結婚証明書には法的効力はなく、公的な証明としては扱われません。思い出アイテムのひとつ、と考えておくといいでしょう。
公的な「結婚証明書」って?
それでは、公的にふたりの結婚を証明できるものとはなんでしょう? それは、やはり「戸籍」です。婚姻届を提出し、戸籍謄本にその記載がされたことでふたりの結婚は、法的にも認められたものであると言えます。
ただし、戸籍の発行には、婚姻届提出後、1週間前後かかってしまいます。その間は、代わりに用意されているのが「婚姻届受理証明書」。これは、婚姻届を届け出たときに、「はい、確かに受理しましたよ」という証拠として発行される公文書。味も素っ気もない、淡々とした受理書ですが、これがふたりの結婚を証明してくれる印籠になるものです。
「なんだか事務的......」と思う人には、上質紙を用いた豪華版の証明書もあります。自治体によってさまざまなのですが、表彰状のような台紙に、婚姻届を提出し、受理されたこと、これをもって法律上婚姻が成立したこと、が記載されています。
私も試しにこれをお願いしてみましたが、さすが豪華版、ありがたみを感じる重厚感がありました。私の場合は、即日発行はできず、筆耕の分、1週間程度時間がかかりましたが、なかなかレアなものなので、お願いしておいて損はありません。
ちなみに一般的な婚姻届受理証明書は、婚姻届の提出と同時に取得可能。手数料は350円。表彰状タイプは1,400円と手数料も豪華版。
※自治体によって異なるので事前に確認してくださいね。
戸籍謄本と戸籍抄本の違いって?
お勤め先によっては、結婚の証明をするために戸籍を提出する場合があります。その際「戸籍謄本」と「戸籍抄本」と、どちらを選べばよいのか迷うでしょう。私も迷いました。
このふたつは、共に戸籍原本の写しであるのですが、その内容が異なります。
戸籍謄本
戸籍原本全ての写し。同じ戸籍に入っている人、戸籍の内容全てが記載されている。
例えば、夫の両親と同じ戸籍に入っている場合、両親についても記載がある。電算化されている場合は「戸籍全部事項証明書」という。
戸籍抄本
戸籍原本のなかで、必要な人の部分だけを写したもの。例えば、夫の両親と同じ戸籍に入っていても、自分の部分のみの記載となる。電算化されている場合は「戸籍個人事項証明書」という。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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