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お礼・お心づけのギモン解決Q&A

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お礼・お心づけのギモンを解決

お礼・お心づけのギモン解決Q&Aいざ準備が始まると、いろいろな疑問が出てくるもの。また先輩カップルに聞くと、当日になってから「こうしておけばよかった...」と後悔することもあるよう。

ふたりの感謝の気持ちを伝えることが大切なので、「こうしなければいけない」というマニュアルはありません。

けれども当日になって失敗しないために、そしてお世話になった方たちに喜んでもらうためにも、スマートな準備の仕方や渡し方、ちょっとした気遣いなどを安部先生にアドバイスしていただきました。

お礼・お心づけにまつわるQ&A

お礼編
[Q] 余興やスピーチを引き受けてくれた友人に、お礼の気持ちを伝えたい。どうすれば喜んでもらえる?

[A]よほど準備に時間やお金かかった余興でなければお金は必要ありませんが、ふたりの気持ちで何かお礼はしましょう。新婚旅行のおみやげを奮発したり、ふたりの自宅で手料理を振舞ったり、記念品をプレゼントしたりするのもいいかもしれませんね。その友人が独身のときは「あなたの結婚式のときは任せてね」とひと言添えると喜んでもらえるでしょう。

[Q]挙式当日、思いがけず電報やプレゼントをくれたゲストにはどのようにお礼をすればいい?

[A]披露宴を終えたらすぐに電話をし、「電報をありがとうございます」「すてきなプレゼントをいただいて、うれしかったです」とお礼を言いしょう。お礼を言うタイミングは早ければ早いほどよいものです。会社の人なら出社して顔を合わせたときにもお礼を。プレゼントが高価なものであれば内祝としてお返しをすべきですが、そうでなければ特別なお返しは必要ありません。写真が出来上がったときにお礼状を添えて送れば十分です。

[Q]遠方から招待する友人への交通費は、どのように負担するのがスマート?

[A]飛行機や新幹線を使うときは、事前に都合のいい日時を聞いて、チケットをお送りするのがベスト。宿泊も必要なときは会場から近い場所にあるホテルを新郎新婦で用意し、支払いを済ませておくのが、いちばんスマートな方法です。どうしても全額負担できないときは招待状を発送後すぐに電話をし、「宿泊の準備はできるけれど交通費は出せないの」「○○円までしか負担できなくて」と事情を説明。それでも出席するかどうかはゲストの判断に任せます。

お心づけ編
[Q]会場の方針でお心づけは受け取らないとのこと。本当に用意しなくてもいいの?

[A]あらかじめ「お心づけは不要」と言われたときは必要ありませんが、手ぶらで行くのは失礼。故郷や地元の名菓などの菓子折りを持参し、「本日はよろしくお願いします」と言ってお渡ししましょう。スタッフの人数が多いときには、小袋に入ったものがおすすめ。包丁を使わなければ取り分けられないもの、賞味期限の短いものなどは避けたほうがいいでしょう。

[Q]両家の母にお願いしたけれど、ちゃんとスタッフの顔がわかるかどうか心配。どうすれば、渡しそびれることがない?

[A]準備段階で両親を会場へ案内し、ウエディングプランナーや会場責任者を紹介できればベスト。両親が遠方に住んでいて難しいときは、前日に「よろしくお願いします」と挨拶に伺ってもいいでしょう。司会者やカメラマンなど当日初めて顔を合わせるスタッフにはウエディングプランナーを通じて、「母があいさつをしたいと言っているので、声をかけていただいてもいいですか」と伝言をしておくと渡しそびれることがなくて安心です。

[Q]お心づけを渡すのは初めての両親。渡すときに気をつけることはある?

[A]いちばん大切なのは、お渡しする相手に恥をかかせたり、嫌な思いをさせないこと。上からの目線で渡すことは論外。ほかの人がいる前で堂々と渡すのも避けたほうがいいでしょう。人がいるときは背中を向けるなどして目立たないように配慮を。また、相手が遠慮してもすぐに引っ込めるのではなく、「お祝いごとですから遠慮なさらないでください」とすすめることもポイント。会場によっては本当に受け取れない場合もあるので、2回とも断られたときは素直に引っ込めましょう。

先輩カップルの成功&失敗実例をチェック

準備万端のつもりでも、当日はいろいろな失敗がつきもの。先輩カップルの体験談から、失敗しないポイントを学びましょう。

お礼編
受付担当者からお車代を渡しいただくように準備をしていましたが、当日時間がなくて受付係への受け渡しが出来ず、受付間際に慌てて控室へ取りに行くことに。なんとか間に合いましたが、ウエディングドレスで行ったり来たりするのは大変でした。

Advice 事前に母親などにお願いして受付係に渡してもらったり、会場担当者へ伝えておき、預ける時間を作ってもらったりしましょう。当日は、自分たちが動くことはできるだけ少ないほうがいいです。

 学生時代からの大親友に受付をお願いしました。彼女の結婚式では私が受付をしたこともあって、「お礼はいらないからね」と言われていました。けれども、感謝の気持ちを伝えたくて、イニシャル入りのハンカチをプレゼント。「記念になってよかった」と、とっても喜んでもらえました。

Good! お金を包まないときでも、なにかしらお礼はしたいもの。贈り物をするなら、ありきたりのものでなく記念に残るようなものをプレゼントすると、ふたりらしさが伝わります。

 主賓の方へのお車代を母親から渡してもらうようにお願いしていました。でも、主賓の方の顔が分からず、座っている席まで行ってお車代を渡してしまい、主賓の方が受け取りづらい雰囲気に...。

Advice 主賓とは面識がない場合がほとんど。顔が分からない場合は、受付担当者に伝えておき、主賓の方がいらしたら「この方です」とこっそり伝えてもらうようにお願いしておきましょう。ほかのゲストがいる前でお渡ししたら、せっかくの御礼の気持ちもかえって失礼になってしまうので注意を。

 受付、余興、スピーチなど当日なにか頼みごとをした友人を集めて、新居でホームパーティを開きました。きちんとお礼もできたし、新郎側と新婦側の友人が仲良くなれて、一石二鳥でした!

Good! お礼という意味はもちろん、お互いの友人同士を紹介しあう場としてもおすすめ。結婚式の写真やビデオを用意すれば思い出話でも盛り上がりそうです。

 受付の友人にお礼を渡すつもりで、母親に頼んでいました。が、母親が名前を確認しないで渡してしまったため、間違えて早く来ていた別の友人に渡してしまったよう。間違いに気づいたときはとっても気まずかったです。

Advice かならず、「○○さんですか? いつもお世話になっています」など確認をしてから渡してもらうように伝えておきましょう。

お心づけ編

 カメラマンにお心づけを渡すのを母に頼んでいましたが、渡しそびれてしまったよう。それを知ったときにはカメラマンはもう帰ってしまっていたので、仕方なくお心づけをお渡しするのは諦めることに。とてもお世話になったのに残念でした...。

Advice 渡しそびれてしまったときは後日改めて訪ねてお礼をしてもよいでしょう。日にちがたってしまってお金を渡しにくいときは、代わりにお菓子など持って行ってもOKです。渡しそびれがないようにするには、最初に顔を合わせたときに渡すようにお願いしておきましょう。

 髪型やメイクのことを何度も相談したりして、ヘアメイクの方にはとてもお世話になったので、お心づけとは別にちょっとしたプレゼントもお渡しました。

Good! お心づけのほかに贈り物すれば感謝の気持ちがより伝わります。新婚旅行のおみやげを持って、後日改めてご挨拶にうかがっても喜ばれるでしょう。

 新札の準備をうっかり忘れ、前日になって大慌てで銀行へ!窓口の営業時間ぎりぎりに滑り込みました。危なかった......。

Advice 最後の一週間は慌ただしいので、なるべく2週間前までに準備は済ませたほうが安心です。

 渡す人によって金額は違うけれど、ご祝儀袋に名前を書くことはできません。いろいろと考えて、3,000円・5,000円・1万円と金額ごとにシールを変えました。裏を見ればひと目でわかるので、間違えることもありませんでした。

Good! ご祝儀袋の種類を変えたり、自分たちだけが分かるマークをつけるなど、中身がわかるようにする工夫は大切です。

 ヘアメイクさんがアシスタントを連れてきたり、会場のスタッフの人数が思ったよりも多くて、お心づけが足りなくなってしまいました!

Advice 当日は予想外に人数が多いことがあるので、たりなくなって慌てないように、お心づけは多めに用意を。また、事前にさりげなく人数を聞いておくのも手です

※情報はすべて08年2月の取材によるものです。その後、内容が変更する可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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