結婚・結婚準備

ふたりらしい席次表アレンジ術~席次表作りの基本とマナー編~

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はじめに

席次表とは、披露宴にお越しいただくゲストが座る位置を記した案内図。結婚式の準備のなかでも、最も気を遣って作るものといえるかもしれません。
とはいえ、来場した誰もが心地よく過ごすことができ、さらに、ふたりの人柄が感じられるような配席でおもてなしをすれば、きっと参加者全員の記憶に残るようなウエディングとなるはず。

ここでは3回に分けて、席次表作りの基本的なマナーから、もっとあなたにピッタリの個性的なアレンジ術までご紹介していきます。

席次表作りの基本とマナー家族をもてなす席次アレンジ術個性を活かした席次アレンジ術

席次表作りの基本とマナー

席次表作りには、上座・下座といった座席の順位や肩書・敬称など、把握しておくべきルールがあります。これらを考慮しないと、ゲストの気分を害してしまったり自分たちが恥をかいてしまったり、ということも。そうならないためにも、まずは基本的なルールについて覚えておきましょう。

席次表作り その前に...

次は、披露宴のフォーマル度、主催者が誰であるのかによって大きく変わります。つまり、招待状を手配する段階で席次はある程度決まってくるのです。配席を考え始める前に、まずは以下の2つの点を改めて確認しておきましょう。

1. 披露宴のスタイル

ホテル等で行うフォーマルなスタイルなのか、レストランやゲストハウスで行うカジュアルなスタイルなのか。また、ゲストは親族中心なのか友人中心なのかによっても配席は変わってきます。フォーマルな披露宴なのであれば、ルールにできるだけ忠実なほうが望ましいでしょう。

2. 披露宴の主催者は誰なのか

その披露宴の主催者(=招待状の差出人)が誰であるかによっても、配席は異なります。 というのも、もてなす側が上席にいてはゲストに失礼にあたるからです。ですから、招待状を出した時点で、席次表作りは既にスタートしていると言ってもよいでしょう。

披露宴の主催者 4つのパターン
1. 両親
一番フォーマルな形。もともと披露宴は両家の婿、嫁のお披露目の場であったため、両親を主催者とするのが通例でした。
2. 両親と自分たちの連名
最近よく見られるパターン。連名にすることで本人にはあまり馴染みのない親戚や、反対に親の名前に馴染みのない友人にもわかりやすいというメリットがあります。
3. 自分たち
近年、都市部を中心に増えているパターン。ただし、年配の方のなかには両親の名前でないと不愉快に思う方もいるので注意が必要です。
4. 第三者
主に北海道など、地方によっては第三者が発起人となって会費制の披露宴を行うことがあります。

席次はゲストが確定してから作ります。その後の準備等をスムーズに行うためにも、2か月前には招待状を発送し、1か月前にすべて返事をいただけるようにするのが望ましいでしょう。返事がいただけなかった場合、電話などで確認しておきましょう。

席次決めの基本的なマナー

1. 上座と下座
p01_layout01図のように、新郎新婦に近い位置が"上座"となります。
また、新郎に近い側に新郎関係者、新婦側に新婦関係者が座るようにしましょう。

会場やテーブルの形、配置によって異なる場合があるので、わからない場合は会場の方に相談するのがベターです。

2. 座席の順位
基本的に新郎新婦と血縁が濃い、付き合いが古い、また歳が若いほど格下と捉え、距離は遠くなります。したがって、両家の両親はそれぞれ末席に、というのが席次の基本。
同じ友人でも大学時代の友人のほうが高校時代の友人よりも格は上になります。

また同等の男女の場合、レディーファーストを採用することが多いようです。いずれにしても、これらの順位は新郎側と新婦側で統一するようにしましょう。

3. 肩書・敬称の付け方
会社関係の場合、会社の正式名称・部署・役職を肩書にします。親族、もしくは友人中心の披露宴で、会社関係のゲストが少数の場合は、"新郎(新婦)上司""新郎(新婦)同僚"までで十分です。
反対に、職場結婚で同じ会社のゲストが多く集まる場合は、"○○部○○課"など、ある程度詳しくしたほうがよいでしょう。

敬称については、新郎新婦とその家族を除き"様"を使います。
なお、小学校低学年ぐらいまでの子供については、"くん"や"ちゃん"を使うのが一般的です。

◆初心者でも簡単! 席次表作成お役立ちツール
個性的な演出を心掛けるならば、席次表を手作りするのも一つの手。心のこもった手作りの席次表はゲストの印象に残るだけでなく、コストも抑えられ一石二鳥。
初心者でも簡単に作れるお役立ちソフトも発売されているので、ぜひチャレンジしてみては?

Gooyon
ウェディングペーパーアイテムの手作りキット専門サイト。
紙質、デザイン共に豊富な種類から選べるほか、サイトにはゴーヨン製品専用の席次表テンプレートを用意。30名用~264名用の披露宴に対応した多様な席次表のほか、同デザインの招待状や席札などをダウンロードして、自分で印刷することができます。無料サンプルの取り寄せも可。
http://www.gooyon.com/p01_pic01

ウイングド・ウィール
表参道や心斎橋に実店舗も構える、ペーパーアイテム専門店のサイト。
豊富な紙素材、デザインの招待状や席次表が揃うほか、印刷の注文にも対応。自分でデザインしたオリジナルのデータ(Illustrator)で入稿することも可能です。箔押しやエンボス加工を施した高級感のあるデザインも充実しています。
http://www.winged-wheel.co.jp/index.htmlp01_pic02

筆まめBridal3
年賀状作成ソフトでおなじみ「筆まめ」のウエディング版。
席次表だけでなく、招待状・席札・ウェルカムボードなど、21種類のペーパーアイテムを用意。63種類もの豊富なデザインから選べるので、きっとお気に入りが見つかるハズ。価格:7,980円。
http://fudemame.net/products/hagaki/bridal3/p01_pic03

次のページでは、「家族をもてなす席次アレンジ術」をご紹介します!

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