結婚・結婚準備

花嫁の美しい立ち居振る舞いの基本動作

0View

結婚式のヒロインはやっぱり花嫁!誰からも注目される1日だからこそ、身のこなしもエレガントに。

そこで、結婚式までにマスターしておきたい"立つ・座る・歩く"の基本動作から、セレモニーやパーティで特に押さえておきたいシーンまで、美しい立ち居振る舞いのテクニックをイメージコンサルタントの越智由美先生にアドバイスしてもらいました。

立ち振る舞いの基本動作

ゲストへの感謝を込めたおもてなしは、ふたりの人柄が伝わるような美しい立ち居振る舞いがあってこそ完成するもの。
どこから見ても360°エレガントな花嫁を印象付けるために、まずはすべての立ち居振る舞いの基本動作となる"立つ・座る・歩く"を完璧に。花嫁をより一層魅力的に演出してくれる動作とは? 幸せな笑顔と正しい姿勢で、最高に輝く花嫁を目指して!

Lesson1 立つ

ふたりで立つときには"ハ"の字型で仲睦まじさをアピールしましょう

p01_pic01立ち姿で意識したいのは、花婿と一対になって美しいかどうか。ポイントは"位置"と"姿勢"です。

ゲストから見て花婿が左、花嫁が右に立ち、お互いの体が"ハ"の字になるように、花婿の肩の後ろに自分の肩を入れ(1)、やや内側を向きます。こうすれば、自然と寄り添う形になり、ふたりの仲睦まじさが伝わるはず。正しい姿勢はとにかく"真っ直ぐ"を意識。やや二の腕を後ろに引いて、胸を張り、あごをひきましょう。イメージ的には、後頭部のてっぺんを真上に引っ張られている感じ(2)

足は花婿側を少しだけ後ろに引いて揃える(3)と、ドレスのラインも美しくなります。ブーケの持ち方もプロポーション良く見せるのに効果大!
ひじを開いて、外側の腰骨あたりにブーケを持てば(4)、ウエストのくびれを強調。

お辞儀は、上半身のラインをそのままに腰から折ることを心がけて。1(倒す)、2(止める)、3(上げる)とゆっくり数えながら、彼とタイミングを合わせればスマート。

角度は約15度。デコルテが開いたドレスは胸元が見える場合があるので、深々としすぎないように気をつけて。

ポイント!
1. 肩を花婿の肩の後ろに入れて、"ハ"の字をキープ
2. 後頭部を引っ張られるような意識で背筋はピン!
3. 花婿側のかかとを引きつつ揃えるとラインがキレイ
4. 腰骨あたりにブーケを持って、くびれをアピール

Lesson 2 座る

「背筋を伸ばして、浅めに座る」が鉄則。立つ→座る、座る→立つもゆっくりと

p01_pic02座るときに気をつけるべきポイントは、「普段よりも浅めに」(1)

ボリュームのあるドレスは、深く座ってしまうと椅子の背にもたれているように見え、だらしない印象に。だから、座るときも立つときと同様に背筋はしっかりと伸ばしましょう。

ふたりで並んだときも、やや内側を向いて"ハ"の字型に。ブーケを持っていない場合は、両手は左を上にし、重ねて膝の上に置きます(2)。膝は揃えて内側に傾け、膝から下を反対側に流せば(3)、ますますエレガントな花嫁になれるはず!

立つ→座る、座る→立つ動作は落ち着いて。背筋を伸ばしたまま、真上(下)に伸び上がる(下がる)感覚でゆっくりと(4)。前かがみはNGです。

座るときには、アテンドが押してくれた椅子が膝の裏に当たってからゆったり腰を下ろすとしなやか。これはレストランに行ったときにも使えるテクニックです。

同じく立つときも、アテンドが椅子を引き始めた段階で静かに立ち上がって。このとき、決してテーブルに手をついたりしないように注意してください。

ポイント!
1. 普段よりも浅めに座り、背筋をしっかり伸ばして
2. ブーケを持っていない手は、自然に膝の上へ
3. 膝は花婿側に傾けて、膝下は反対側に流す
4. 「立つ→座る」、「座る→立つ」はすべて真上(下)に

Lesson 3 歩く

花婿の半歩後ろをキープしつつ、腰から前に出して歩くとスマートな印象に

p01_pic03慣れないドレスで美しく歩くには、いつもより少しだけスローモーションを心がけて。

歩幅はあまり広く取らず、1歩1歩を意識してゆっくりと歩きましょう。膝だけで歩くと、意外と重いトレーンに引っ張られ、前かがみになるので、上半身は立ち姿と同様に真っ直ぐ、腰から前進するイメージで。

ドレスの裾を踏まないために、よく「前の布を蹴り上げる」といわれますが、あまり上げすぎると、靴の底が見えたり、足が丸見えになったり、見苦しくなりがち。どちらかというと、「前の布をスッと"どかして"、かかとから着地する」意識で歩くとスムーズです。

また、ふたりで歩くときには花婿のエスコートが不可欠。花嫁をリードするように半歩先(1)を歩いてもらいましょう。真横に並ぶと、よほど細身のドレスでないかぎり裾を踏んでしまいます。

腕を組むときは、彼の腕にそっとつかまる程度。"一人でも歩ける"ことが重要です。
手の甲は花婿の内側に。親指以外の4本指の先がゲストに見える程度(2)がベストポジション。

ポイント!
1. 花婿は半歩先を歩いてエスコート
2. 腕を組むときは4本の指でそっとつかまって

次のページでは、注目を一身に浴びる場面!指輪交換や誓いのキスで気をつけることについてアドバイスします!

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

閉じる