結婚・結婚準備
ICONIC支配人に訊いた!結婚式のしあわせの作り方インタビューvol.01
2007/05/11 Fri
人生最大のイベントとも言える結婚式。一生に一度のその晴れ舞台には多くの人が関わり、陰ひなたから支え、ふたりのしあわせのために尽くしてくれています。そんなブライダルに関わる人びとに訊いた「結婚式」への思い、そして「最高の結婚式」とは......?
アイコニックウエディング ブライダル支配人 荒井真由美さん
9年間アパレル業界に勤務後、株式会社ひらまつのブライダルコーディネーターとして入社。今年の4月で入社11年目を迎える。今まで培った、ひらまつならではのレストランウエディングというスタイルを活かし、2007年4月19日、銀座にオープンしたアイコニックで『本当のレストランウエディングの心地よさ』を"アイコニックウエディング"として発信。新しいウエディングスタイルを提唱している。
いよいよ4月19日にICONICがオープンしましたね。まず、そのいちばんの魅力を教えてください。
それはズバリ、"最高の空間でいただく最高の料理"でしょう。インテリアはコンラン&パートナーズ、お料理はひらまつブランド。この融合によって生まれたのが「アイコニック」であり、このスタイリッシュな空間で、海外の華やかなウエディングと、おもてなしの心を大切にする日本のウエディングを融合させた新しいスタイルが「アイコニックウエディング」なのです。ひらまつはレストランウエディングのパイオニアでもあり、私が11年前に入社した当初から常に描いていたのは「心地よいレストランウエディング」でした。
当時の日本の結婚事情というのは「結婚式=型にはまったもの」だったんですけれど、レストランウエディングを希望する人って決してそれを求めているのではなく、レストランでの心地よさ、をすごく求めていたんですよね。
でも、どうやってその常識的な結婚式を打破していいのかわからない。そういう方がだんだん増えて、そして私どももお客さまと一緒にウエディングを作り上げてきた結果、日本の結婚事情のなかでもこうすれば「心地よいレストランウエディング」ができる、というのが去年くらいからわかってきたんですね。しかも今年はひらまつの創業25周年を迎え、「改めてレストランウエディングを見直してみよう」「レストランウエディングの心地よさをアピールしよう」というきっかけにもなり、舞台となるのはここしかない!ということになったんです。
写真上)ひらまつ自慢の"21世紀の洋食"にたちまち虜になってしまうはず。写真は「仔羊のパイ包み焼き」
写真下)とろけるフォアグラの旨みをラヴィオリで包んだ「フォアグラのラヴィオリ仕立て」
「アイコニック」という名前はとても印象的ですが、どんな意味があるんですか?
「アイコニック」というのは「象徴的な」という意味です。コンランレストランはすべての店舗がそれぞれ異なるコンセプトを持っています。「アイコニック」は華やかなパーティシーンの象徴となるように名づけられました。ここからレストランウエディングのシンボルとなる新しいスタイルを世の中に発信していきたい、という私たちスタッフの希望も込めた名前なんです。
コンランレストランは、他にも東京ミッドタウンのボタニカなどがありますが、日本で行うコンランスタイルのウエディングは、どのレストランで行っても「アイコニックウエディング」。つまり、コンランスタイルのウエディング=アイコニックウエディングというわけなのです。また、輪をモチーフにしたグラフィックがいたるところに描かれ、おふたりやゲストなど、人と人とのつながりはもちろん、記念日や誕生日、ライフスタイルの提案まで、生涯を通しておつきあいできるレストランにしたい、との願いが込められています。
アイコニックウエディングでレストランウエディングに新たな風がふきそうですね。レストランの良さを活かした新たな提案はありますか?
今回いちばんこだわっていることは「ウエディングウエディングしたくない」ということ。形式ばったセレモニーにとらわれず、そこにいるだけで心地よくなる空間を一日楽しんでいただきたい、ということで二部制のウエディングを提案しています。アイコニックウエディングでの二部制というのは、一日ここにいることの心地よさを味わっていただくためのもの。だから、土曜に1日2組、日曜もしくは三連休の最終日に1日1組しか、基本的にお受けしていません。
今、お客さまがいちばん希望していることは、予算の面ももちろんあるかとは思いますが、予算を超えてしまったとしても"一日ゆったりとゲストと一緒に過ごせる時間"や"慌ただしくない一日を過ごす価値観"というのはお金には換えられないものだと思うんです。それを叶えるための空間がアイコニックであり、そのための「アイコニックセレモニー」を提案しています。
なるほど。その名前のとおり象徴的な「アイコニックセレモニー」とはどんなものでしょう?
「アイコニックセレモニー」は基本的には人前式です。ファンクションルームで行われるセレモニーのプログラムはふたりのオリジナルで自由に作り上げていただけます。そこにプラスされるのがアイコニックらしいセレモニー。それはおふたり互いにシャンパングラスを贈り合い、ゲスト全員でキャンドルリレーを行うこと。ろうそくの灯をつなぎ、ふたりのしあわせを祈って吹き消した後には、ヨーロッパのウエディングスタイルのようにプラザバーでのウエルカムシャンパンの時間を設けています。
ふたりはセレモニーで贈り合ったシャンパングラスでシャンパンをいただき、ゲストとゆっくり歓談。その後、披露パーティへという流れなのですが、そう、実はアイコニックセレモニーは「ここで終わり」というものがないので、ゆったりと多くの方々との会話を楽しめるのも魅力ですよね。
写真上)セレモニー後のシャンパンパーティの場所となる「プラザバー」。シャンパンの泡をも連想させるインテリアが印象的
写真下)セレモニーが行われる「ファンクションルーム」。シックで落ち着いた空間に、ゴールドの天井が印象的
「空間」「料理」「サービス」「エンターテイメント」「トータルコーディネート」という5つのコンセプトを掲げていらっしゃいますが、具体的にはどんなものでしょう?
「空間」は、もちろんコンラン&パートナーズによるプロデュースですから、スタイリッシュさは申し分なし。館内にはブライズルームやゲストの控え室としても使える個室が3室ありますのでお支度も優雅に行えます。そしてシャンパンの泡をイメージしたかのようなプラザバー、セレモニーで使用するファンクションルーム、ファインダイニングにはサー・テレンス・コンラン自らがデザインしたソファもしつらえられています。
「料理」の面ではひらまつの提案する"21世紀の洋食"をいただけます。幅広いお客さまに喜んでいただけ、しかもどこかにサプライズが隠されていて、一度食べたら忘れられない、そんなメニューを楽しんでいただけます。また、レストランならではのきめの細かさが特長である「サービス」。入口に入った瞬間から、ゲストに心地よく感じていただけるようなサービスを心がけています。
また、どのスタッフも料理についてきちんと把握しているので、「これはどこ産のお肉なの?」「ソースは何を使っているの?」といった細かな質問にもすぐに答えることができます。
「エンターテイメント」としてはジャズの生演奏やゴスペル、ピアノの生演奏などさまざまな演出を思い通りにお楽しみいただけます。そしてそれらを「トータルコーディネート」し、最高のウエディングを叶えることがいちばんのポイント。
そのために、私どもではお客さまのイメージしていることやなさりたいことをあらかじめ、何から何まで細かくヒアリングし、それを叶えるものを提案していく......。アイコニックにはお客さまに納得していただける自信があるものばかりを揃えていますが、もちろんすべてはお客さま次第。どんな希望をも叶えて一緒にステキなウエディングを作り上げていきたいと思っています。
写真上)披露パーティの行われる「ファインダイニング」。椅子はすべて座り心地とデザイン性にこだわってつくられたもの
写真中央)「アイコニックセレモニー」で使用する皮製の結婚証明書とリングピロー、キャンドル。シンプルかつオシャレで大人のウエディングにぴったり
写真下)「プラザバー」のテーブルや椅子、アシュトレイなども円をかたどってやわらかい印象ながらもスタイリッシュ!
では最後に、カップルに向けて「こんなふうに自分のウエディングを叶てほしい」というメッセージやアドバイスがありましたらお願いします。
そうですね、まずいちばん大切なのが、ゲストにどんな形でおふたりの結婚を報告したいのか、どんなふうに自分の身の回りの人たちに愛する人をお披露目したいか、を考えていただくことだと思います。そしてアイコニックが、それを叶えるにいちばんふさわしいと感じていただける場所であればうれしいですね。
写真)「ファインダイニング」には1300本ものワインを常備! なかにはひらまつオリジナルラベルのワインも
Photograph/Osamu Kurihara
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