結婚・結婚準備

美のカリスマIKKOさんに訊いた!結婚式のしあわせの作り方インタビューvol.02

0View

女は誰だってキレイなりたい! そう、ウエディングこそ、自分磨きのとっておきの舞台なんです。今月は、待望のこの人が登場! 当代随一の美のカリスマ"IKKO"さんに、極上の花嫁の作り方を教えていただきました。

美のカリスマ IKKOさん

IKKOさんインタビュー

1962年、福岡県生まれ。名だたる女優やタレント、モデルたちのヘアメイクを手掛け、絶大な信頼を寄せられている美容家。女性誌、TV、CF、舞台、広告のヘアメイク、振袖のデザイン、トークショー、自著出版など幅広いジャンルで活躍。最近では、そのミステリアス&キュートなキャラクターに注目が集まり、バラエティ番組にも多数出演。性別や世代を超えた支持を集め、美のエンターティナー&ミューズとして躍進中!
公式サイト「IKKO STYLE

一流の美学を極めているIKKOさんにとっての"最高のウエディング"は何だと思われますか?

IKKOさんの極上オーラ

ランクアップした人たちだけがつかむことができるのが"極上オーラ"。

なによりも大切なのが"極上オーラ"ね。それはどういうことかというと、苦しみをひとつずつ乗り越えて、ランクアップした人たちだけがつかむことができるのが"極上オーラ"。女性は結婚式まですごく大変でしょ? 準備することが多すぎて疲れ果てて、目の下にクマを作りながら当日を迎える人が現実には多いんです。それと、いわゆるマリッジブルーになって、「わたし、本当にこの人と結婚して将来大丈夫かしら?」と不安になる人もいるわよね。そういう試練を乗り越えて成長するためには、何カ月も前から自分自身を鍛えていくことが大事なの。

自分自身を鍛える...なかなか難しいですよね。

でも、なにが極上かというとまずは、瞳から出てくる充実感だったり、幸せ感ですよね。

あのね、一気にはなれないと思うんですよね。例えば、わたしが写真を撮っていただくとき、ライティングがある、ポーズがある、カメラがあるということは、実際の私よりもっときれいにならなきゃいけない。そのために努力する。美学というのはそういうことかもね。でも、なにが極上かというとまずは、瞳から出てくる充実感だったり、幸せ感ですよね。人間の目は好意を持っている人や物を見つめるときに、瞳孔が開き、黒目がちになるんですって。日々なにかに興味を持ったり、ポジティブな気持ちでいると、キラキラして思わずひきつけられる魅力的な目になるはずよ。

写真)IKKOさんといえばゴージャスなドレス姿が注目の的。ドレスはいちばん身体のラインを美しく見せてくれるという「エマニュエル・ウンガロ」に決めているそう

では、愛する彼と生涯パートナーとして仲良くすごすための秘訣とはなんだと思いますか?

お互いが傷つけあわないためにも、結婚前にチェックしておかなきゃいけないのよ。

結婚前に同棲することじゃない?(笑)。まだまだ日本の文化の中では、そんなのふしだらだ、っていわれちゃうからおすすめはできないけれど。でも現実はね、育った環境というのは誰だって違うの。その環境の差を自分たちで自覚して、近づけていくことが大事。恋愛中は、自分のイヤなところはできるだけ相手に見せないでしょ? でも家族愛に変わった瞬間に安心して本性が出てくる。その時に、相手の生活習慣とか、イヤなところを見てもそれをひっくるめて愛していけるか、お互いが傷つけあわないためにも、結婚前にチェックしておかなきゃいけないのよ。それが極上の夫婦生活の第一歩だと思うわね。

なるほど......納得です。それでは結婚後もだんなさまに愛される、魅力的な妻とはどんな女性でしょうか?

私はね、20代のとき"自称・尽くす女"だったの。

自分の一方的な愛を押し付けるのではなく、相手が今なにをしてほしいのか考えてあげられる人ですね。私はね、20代のとき"自称・尽くす女"だったの。食事をきれいに盛り付けて、きれいにテーブルに並べて、ハイいただきましょう、というタイプだったのね。だけど、男たちはそれを求めていなかったのよ。疲れて帰ってきたわけだから、今すぐ食べたいんじゃないかしら?って、きれいなテーブルセッティングよりも本当はそれを考えるべきだったの。牛丼でも玉子かけご飯でもいいかもしれない、なのにそれを無視して自分のひとり合点で、はい今日はこってりしたフレンチよ、とかいう女が往々にして多い! 相手のために尽くしている自分が可愛い、そういう女だったのよ、わたしも・・・。だから、ウザイっていわれたんじゃない?(笑)

相手が本当に求めていることに耳を傾けられるかどうか、ということですよね。では、今度はIKKOさんから男性へ、女性はこういうふうに扱ってあげなきゃ輝きがなくなっちゃうわよ、というアドバイスをお願いします。

IKKOさん

だけど、言葉の魔法は大切よ。

男性はちゃんと女性に、「今日はきれいだよ」「かわいいよ」「素敵だよ」と声をかけてあげること。日本人はそういう習慣ないから慣れてないでしょ。だけど、言葉の魔法は大切よ。例えば友達から「あなた、きれいなったんじゃない?」って言われた瞬間に、もうちょっと頑張ろうってなるでしょ? 反対に「どうしたのぉ? なんか貧乏くさくなっちゃって」なんていわれたら、余計やる気なくなって、どんどん汚くなっていっちゃうわよね。

確かに、誉められたらうれしいです(笑)。さて、女性なら誰でも美しくなりたいと思うものですが、ついつい他人と比較してしまいます。自分に自信が持てる、自分だけの魅力をみつけるにはどうしたらよいですか?

コンプレックスこそすべての起爆剤よね。

きれいな女はきれいに満足しないで、努力をしようと思うことが大切。逆にコンプレックスがあるなら、コンプレックスこそすべての起爆剤よね。コンプレックスのある子は、それをクリアするために頑張ることができるの。人間的に成長していくためには、若いうちにいろんな思いを経験したほうがいいと思います。傷つくのを恐れて何もやれない子は成長しないでしょうね。自分のコンプレックスに負けないで克服する努力をした人は、最終的には素敵な女になっていけるし、極上の花嫁になっていけるんです。

花嫁になる人たちがやっぱり気になるのはメイク。美のカリスマ、IKKOさんならではの極上メイクへのヒントがあったら教えてください。

IKKOさん

実はひとそれぞれでまったく違います。

ブライダルメイクは絵に描いたように美しいファンデーションで、極上肌に仕上げることが幸せオーラの第一歩です。そのためには、普段から基礎化粧をしっかりきれいにやっておくことが大切ね。それから、アイシャドーの入れ方ということをよく質問されますが、実は人それぞれでまったく違います。お風呂上がりの素顔を見て、自分の骨格のハイライト(明るい部分)とシャドー(陰になる部分)をしっかりと見極めてみて。そしてシャドー部分には暗いシェーディング効果のある色を、ハイライトの部分には膨張色をのせます。その入れ方が一番自然で華やかにみえ、効果的ですよ。

画像)麗しいテラコッタ肌に映える紫のミニドレスは「ランバン」。指先や爪先まで意識が行き届いた美しいポージングもIKKOさんならでは

では最後に、ウエディングを控えている花嫁たちにメッセージをお願いします。

苦しい苦しいと思うと、本当に苦しくなっちゃうから。

そうですね、お忙しすぎて、皆さんストレスを当日に持ち越すようなことになると思いますので、極力、人にまかせて大丈夫なことはおまかせするといいでしょうね。今はブライダルもたくさんの選択肢があるから、パックプランを利用するとかね。何でも一人で抱え込んでフラストレーションをためないようにしてね。それとやっぱり、いつも優しい気持ちでいるということね。あなたなりでいいから、1日1回「しあわせだなぁ」と思う時間をつくること。苦しい苦しいと思うと、本当に苦しくなっちゃうから。そして、極上の結婚生活を身につけていくためにも常に相手のことを思いやっていくことが、おふたりの幸せにつながっていくということですね。「以心伝心」という言葉を心に留めて、がんばって!

愛を込めて IKKO

女の法則
著書紹介:「幸運を引き寄せるココロとオンナの磨き方 IKKO女の法則」
世界文化社(発売中/価格1,260円)
美のカリスマIKKOさんのメイク&エッセイ集。恋愛論から極上メイクのプロセス、20キロのシェイプアップに成功したウォーキング法、人生がうまくいく仕事の法則まで、「きれいのオーラ」を身につけ、幸せに導くエッセンスがいっぱい。IKKOさん愛用のコスメ&グッズ紹介も必見です!

Photo by Taroh Okabe/Interview&Text by Megumi Hara/Location: TABLEAU

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

閉じる