出産・育児

【初めての離乳食】少食?食べ過ぎ?食事量の目安

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食事量の目安

初めての「離乳食」どれくらい食べさせる?

いざ、赤ちゃんに離乳食を与えようとしてもどれくらいの量を食べさせたらよいのかは悩みどころです。

「もっと欲しい?もうお腹いっぱい?」と聞いてみても赤ちゃんはまだ喋れないので、量が足りているのか不足しているのか分かりませんよね。分量の目安についてはパルシステムが提供しているこちらの表が非常に見やすくオススメです。
http://kosodate.pal-system.co.jp/rinyu/pdf/susumekata.pdf

これは「離乳食の基礎知識」の項でも触れた「授乳・離乳の支援ガイド」を参考に作成されています。離乳食は大きく「初期(5、6ヶ月)」「中期(7、8ヶ月)」「後期(9~11ヶ月)」「完了期(12~18ヶ月)」に分かれ、期を経るにつれ1回から2回、2回から3回と回数を増やしていきます。

この表にならうと、最初は小さじ1杯だったものが1歳を過ぎる頃には大人の食事量の大体半分から7、8割くらいの量になっていきます。

離乳食最大の悩み「食べてくれない!」イライラしないためには?

離乳食でも特に初期、大半のママは「思っていたより食べてくれない!」と悩むのではないでしょうか。離乳食を始める頃の目安量は小さじ1杯、たったの5ccですが、それでもすいすい飲める母乳やミルクとは勝手が違います。

生まれたばかりの赤ちゃんが何も知らないのに母乳やミルクを飲めるのは「哺乳反射」という生まれもった原始的な反応によるものなのですが、この反射は生後4、5ヶ月からだんだん消えていき、6、7ヶ月になるとほとんど反応しなくなると言われています。

そのため、離乳食を開始した頃はまだ哺乳反射が残っていて、差し出されたスプーンに違和感があるのかもしれません。

そんなときは、くすぐってみたり、あやして口を開いた瞬間に滑り込ませてみたり、それでもダメなら数日離乳食はお休みしてみたりと、「意地でも食べさせる!」と躍起にならないことが重要です。

えっ、うちの子、離乳食食べ過ぎ?

逆に「思ったよりずっと食べる!」という場合はどうすればよいでしょう。食べないよりは食べてくれるほうが親としても安心ですが、太りすぎるなど健康上の問題があったら困るし・・・。

たくさん食べてくれるといっても離乳食初期のうちはやはりスプーン1さじに留めておいた方が無難かもしれません。

離乳食は母乳やミルクよりも消化に時間を要する分、胃腸にも負担がかかります。赤ちゃんの満腹中枢は大体生後3ヶ月頃で整うと言われているので、離乳食を開始する頃には「もうお腹いっぱい」という感覚は身についていると予想されますが、与えられるままに食べ続けているのかも知れません。

ただ、本当に発育がよく食欲旺盛な赤ちゃんもいるので、その場合は離乳食を少しずつ固めにしたり、2回食、3回食にするタイミングを早めるのも、もちろんOKです。

また、食事量が増え母乳やミルクを飲む量が減ってくると、水分不足に陥りがちなので、汁物を加えてみるのもいいかもしれません。こうして少しずつ「食事」っぽくなっていきます。

食事の量よりも大事なこと

食べてくれなくても心配、食べ過ぎても心配、表で示されるような「ちょうどいい量」で進むなんてことはなかなかないものです。

離乳食を開始した頃は全然食べてくれなかったのに、ある時から突然たくさん食べるようになったり、逆に離乳食はもりもり食べていたのに幼児期に少食になってしまうというケースもよく聞きます。

赤ちゃんにとっては離乳食以外も初めてのことだらけ、何か別のことに関心があるのかも知れません。離乳食を始めるとついそのことばかり考えてしまうようになりますが、離乳食の目的は「食事に慣れる」ということでもあるので、たとえ食べてくれなくても「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせたり、食器に触れてみたりするだけでも、最初は十分です。

子育ての中でも離乳食は長期戦、焦らずママと赤ちゃんのペースを作っていけるといいですね。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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