出産・育児
【育児相談】食事をより楽しくするためのコツ・コミュニケーション編
2014/06/24 Tue
家族で食卓を囲んでみよう
離乳食が3回食にまで進み、赤ちゃんが手づかみ食べにも慣れてきたら、大人と食事の時間を合わせることも可能です。家族みんなで食卓を囲むことで、赤ちゃんに食事とはただ栄養を摂る、お腹を満たすだけではなく、顔を合わせて、会話を楽しむコミュニケーションの場であることを教えられます。
3食毎回、みんなで一緒に、というのはなかなか難しいところですが、赤ちゃんもパパやママと食事をすると刺激を受け、食べる楽しさを覚えるはず。幼少期の楽しい経験は記憶に残るもの。楽しいひとときを過ごしたいですね。そして、「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせたり、ニコニコ笑いながら食べる姿はとても可愛いものです。
赤ちゃんの反応を感じることで、パパやママにとっても子育てがより一層楽しいものとして実感できるようになると思います。
食事する環境を整えましょう
赤ちゃんと一緒に食事を取るとき、重要なのは「テーブル」と「椅子」です。椅子に座ってダイニングテーブルで食事を取るか、それともローテーブルなどで床に座った状態か、住環境によっても異なりますが、赤ちゃんと一緒に食事を取るなら出来るだけ目線の高さを合わせたいところですね。
まだ腰が据わっていなければ、ママの膝の上に座らせて、お座りができるようになったら赤ちゃん用の椅子を用意すると良いでしょう。子ども用のハイチェアー、大人用の椅子にくっつけられるタイプのもの、テーブルに固定するタイプなど種類はさまざま。それぞれの住まいや生活スタイルに合わせて選んでみてください。
また、テレビをつけっ放しにして「ながら食べ」になるのは避けたいもの。赤ちゃんも食事に集中できなくなりますので、できるだけ食事中はテレビを消して、家族の時間を楽しみましょう。
まだまだ授乳しても大丈夫?
この時期のママの悩みで多いのが「離乳食をしっかり食べているのに、なかなか授乳の回数が減らない」というもの。「離乳食の量が足りていないの?」と不安になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、赤ちゃんにとって授乳の時間は栄養を摂るだけではなくママに甘えたい、安心感を得たい、などの「ふれあい」の意味合いも大きいのです。お腹がいっぱいになったからもう授乳は不要、というわけではなく、これもまたママと赤ちゃんのコミュニケーションの場。無理に授乳回数を減らす必要はありません。
厚生労働省が策定している「授乳・離乳の支援ガイド」でも離乳の完了目安は生後12ヶ月から18ヶ月頃と幅広く取られています。ゆったりと赤ちゃんの成長を観察しながら離乳食を進めていって下さい。
参考リンク:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
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