料理・レシピ
願うは幸せただひとつ!今年の節分は、豆まきプラス恵方巻き♪
2015/02/02 Mon
2015年の恵方は「西南西」!もくもくと食べよう手作り巻き寿司♪
みなさん、こんにちは。2/3は節分ですね。ここ数年、節分には「鬼は外~、福は内~!」の豆まきだけでなく、関西からやってきた「恵方巻き」を食べる、という風習も積極的に行われるようになってきました。今ではコンビニやスーパーなどでも普通に売っていますよね。みなさんは、食べたことありますか?恵方巻き。恵方巻きには、食べるルールがあります。
- 太巻きは、ひとりにつき1本
- その年の恵方を向いて
- 無言で願いごとをしながら、黙々と一気に食べる
この3つ。しかしこれ、けっこうきつい(しかも絵面がシュール)。まず太巻き1本を一気に食べるなんて、そうそうできません。モリモリ世代の男子ならともかく、アラサー女子にはクリアするのにはハードルが高いかもしれません。でも、ぜひチャレンジしていただきたい。なぜって、恵方巻きは、日本人の英知が結集された世にもおめでた~い風習だから。そう、恵方巻きを食べるルールには、こんな意味が込められているんです。
- 「福を巻き込む」にあやかって「太巻き寿司」
- 縁が切れないように、包丁を入れずに丸ごと1本
- できるなら、七福神にあやかって7種類の具材を巻くとさらに運気アップ
- 恵方はその年の幸福を司る「歳徳神」がいる方角。すなわち幸福を授かることが期待できる
- しゃべると運が逃げるので、食べ終わるまでは絶対に口をきいてはいけない
ほら、幸せになれそうでしょう? 豆まきも同様に、日本で今に伝わる折々の風習、伝統行事には、とにかく「幸せになりたい」という気持ちが随所に込められているのがわかります。そう、昔からみんな、誰だって、幸せになりたいんです。考えてみたら、当たり前のことなのかもしれませんね。だから、普段は人の幸せばかり考えている気ィ遣いなあなたも、今年はもっと自分の幸せのためにがんばってもいいんじゃないでしょうか。そんなあなたにぴったりな、手作り恵方巻きの作り方をプロのシェフに教えていただきました。そして、いつか愛する人と結ばれ家庭を持ったときには、節分だけでなく季節ごとに、家族の幸せを願う古くからの伝統行事を、大切に受け継いでいこうじゃありませんか。
材料・調味料(2人分)
かまぼこ......25g 細切り
長ネギ......25g 斜めに千切り
たくあん......20g 細切り
大葉......2枚 千切り
酢飯......一合 胡麻を混ぜておく
海苔......2枚
◆鶏そぼろ
├鶏ひき肉......100g
├醤油......大2
├酒......大1
├みりん......大1
├砂糖......大1
├おろし生姜......小1
└片栗粉......小1
◆だし玉子(厚焼き玉子が作れない場合に)
├玉子......2個
├かつをだし......大1
├砂糖......小1
└塩......ひとつまみ
◆卵の茹で湯
├水......500ml
├酢......小1
└塩......小1
作り方(調理時間:約20分)
【STEP1】
鶏そばろの分量を合わせて火にかけ、炒めて、そぼろを作る。
【STEP2】
卵の茹で湯を鍋で沸かし、そこにだし玉子の分量を合わせたものを流し入れる。8割程火が通ったら、ざる又はさらし等にあけて、熱いうちに成形し、厚焼き玉子風を作る。
【STEP3】
長ネギは横に切り込みを入れて二つに割ってから、斜めにスライスする。他、かまぼこ、たくあん、大葉を切りそろえる。
【STEP4】
巻きすに海苔をおき、酢飯を敷いてから、中心に具を並べる。
【STEP5】
真ん中の具を少し抑えながら巻き上げて、完成。
確実に彼を落とすためのおせっかいメモ
恵方巻きはその年の方角を向いて一気に食べる習わしですので、醤油をつけながら食べるのが困難。そのため、そぼろを多めにして味のバランスをとるのが良いでしょう。また材料の配置や噛み切りやすさに気を配って作ることをオススメします。
※厚焼き玉子が上手に焼ける人は、だし玉子と同じ分量で厚焼き玉子を作りましょう。
※海苔に酢飯を敷くときは、すき間なく均一になるように敷きます。海苔全体に敷くのではなく、シェフの写真にあるように、2~3cm分の海苔を残すと上手に巻けます。
※太巻きは、見た目もゴージャスなので、それだけで食卓が華やかになります。巻き方に慣れたら、具に変化をつけてさまざまな楽しみ方をしてみましょう。
本格手打 わへいそば 黒沢 学 シェフ
1973年生まれ。埼玉県秩父出身。師、小倉和巳の下で修行し、現在はふぐ調理師免許を持つ蕎麦職人として腕をふるい、調味料に頼りすぎない料理に取り組む。そして料理コンテストなどにも積極的に参加するなど、自己研鑽にも怠りない。
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ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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