結婚・結婚準備

音楽で感動的なウエディングパーティを!ふたりらしいBGMの選び方

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ウエディングパーティの印象を決める立役者がBGM。心に残るメロディは、その曲を聴くたびに、楽しかった1日を思い起こさせてくれるはずです。そんな大切なBGMだから、ふたりのこだわりでセレクトしたいですよね。そこで、ふたりらしさの伝わるBGM選びの極意を紹介します!

自分たちでBGMを選曲する

ゲストの心に残るウエディングを成功させるためには、ふたりらしさの伝わる選曲が大切。結婚準備で忙しい時期ですが、時間をかけた分、会場へお任せしてしまうよりも、よりドラマティックなパーティになるはずです。まずは、音楽演出のコンセプトづくりからスタートしましょう。

センスのいいコンセプトづくりのポイントは?

音楽は想像以上に大きな演出力を持ちます。ふたりが好きな曲というだけで選んでしまうと、パーティ全体がボヤケた印象になってしまうことも。まずは、パーティ全体のコンセプトを固めましょう。会場の雰囲気、ドレスや料理のスタイルなどトータルに見て、そのイメージから外れないテーマを考えます。そして、ふたりらしいストーリー性を持った選曲が成功のカギです!

コンセプトづくり

こんなコンセプトはいかが?

●ふたりの出会いにかかわるエピソード
●結婚する年にまつわるもの
●クリスマスなどウエディング時の季節で演出
●ウエディングパーティのこだわりに合わせて
●すべてJAZZなど、ジャンルを統一する

BGM選曲スケジュールを計画しよう!

ほとんどの会場に曲目リストがあり、それをもとに式次第にあわせた曲リストを作成してお願いするのが大まかな流れです。会場のリストにリクエストしたい曲がなかったとき、対応してもらえる会場と、そうでない会場があります。そこでBGMにこだわるなら、思い切って自分たちで作成してみては。持ち込む場合の重要ポイントは、会場にある音響機材の"確認"です。理想は挙式3か月前、最初の打ち合わせ時に機材の種類を確認して、手持ちのソフトやパソコンで対応できるか相談しておきましょう。

◆BGM演出を成功させるためのスケジュール

STEP1 確認
●会場の音楽リストを確認してリストを作って渡すか、ソフトを持ち込むのか決定
●ソフトを持ち込む場合、使用できる会場の音響機材を確認する

STEP2 選ぶ
●披露宴のプログラムが決定したら、BGMの音楽コンセプトを考える
●曲をリサーチして、パーティのシーごとに曲をセレクトする

STEP3 作る
●会場のBGMリストの作成、またはソフトを準備する※CD?Rはもちろん、パソコンを持ち込む場合も必ずバックアップをしておこう
●リストまたはソフトをもとに、会場のオペレーターと打ち合わせ。使用できる曲、できない曲の確認、アレンジなどを相談する

STEP4 かける
●当日ソフトを持ち込む場合、オペレーターにわかりやすいように指示をつける
※数日前に、あらかじめ会場の機材で再生できるか、実際にテストしておくのを忘れずに

→ウエディングBGMの基本もチェック

ちょっと差がつく、ウエディングBGM演出テクニック!

思い入れのある曲をセレクトしたら、パーティシーンに合わせてリストアップしていきます。そこにストーリー性や統一感を持たせることが、ウエディングBGMを成功させるカギに。ここで紹介する演出テクニックをチェックして、ふたりのBGMをランクアップさせて!

◆音楽を言葉で伝える

ふたりのこだわりで選んだ曲も、ただかけるだけではその思い入れがゲストへ伝わりません。例えば入場シーンなら、「ふたりの馴れ初めは、この曲のCDを新郎が新婦へプレゼントしたことでした」など、司会者のトークのなかで曲についてのエピソードを紹介してもらいましょう。
また、ゲストへ配るプログラムと一緒に、BGMについて紹介したミュージックメニューをつけるのもおしゃれです。

◆フォトアルバムのBGM

ふたりの生い立ちや出会いを映像で伝えるフォトアルバム。会場提携の会社に依頼すると、著作権の問題などで、使える曲が限られてしまう場合があります。入場から歓談までこだわりのクラシックで統一していたのに、フォトアルバムのシーンだけ違うテイストになってしまったというカップルも。
自分たちの手作り映像の場合は、すべて希望の曲をセレクトして作成できるので、BGM演出にこだわりたいふたりは、ぜひトライしてみて!

◆ゲストのカラオケには要注意!

ゲストのカラオケには要注意 会場の雰囲気にあわせてすべてJAZZで通していたのに、ゲストからの祝辞で友人がカラオケでJ-POPの曲を・・・。それまでのおしゃれな雰囲気が一転してしまうので、避けたいふたりは、事前にゲストへの演目内容の確認を忘れずに。
ゲストの演目が外せない場合は、トータル演出を考えて、その前後のBGMをセレクトしましょう。

◆オペレーターを上手に使う

乾杯やケーキカットなどは、曲の最初にインパクトのあるナンバー、手紙の朗読には歌詞のないものなど、各シーンをよりドラマティックに盛り上げる曲のポイントがあります。選曲の際には、どんどん会場のオペレーターに相談しましょう。
会場へリクエストしたい曲が「シーンの長さに足りないかも・・・」と思った場合も、あきらめずにアレンジのお願いを。Aメロ、Bメロ、サビと曲は刻んで使えるので、オペレーターに依頼すれば、うまく編集してもらえるはずです。

安東徳子さん
取材協力:マリッジ・ライフ・プランナー 安東 徳子(あんどうのりこ)さん
カップルの結婚式プランニングからウエディング会場のコンサルティングまで手掛けるマルチウーマン。ウエディングプランナーのポータルブログ「ハピナビ」において、『ウエディングからはじまる幸せなマリッジライフ』の相談役として、結婚式準備から新婚生活までアドバイスを展開中。結婚と仕事を両立させるキャリアデザインセミナーも開催し、若い女性達の人気を集めている。 幅広い冠婚葬祭の知識と豊富な海外経験から構築されたユニバーサルなマナー理論には定評があり、フィニシングスクールのコーディネートや「美しい日本人の作法」(宝島社)をはじめとしたウエディング書籍監修の実績多数。美といやしのプロを育てる学校法人中村学園 アイ エステティック専門学校の学校長も務めている。世界中の婚礼習慣や情報を総合した最新刊『世界のブライダル』はプラザ出版より発売予定。

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