ゲストを盛り上げるウエディング映像演出の感激テクニック

ウエディングパーティで誰もが一度は検討するのが、スクリーンにふたりのオリジナルビデオを映し出す映像演出。

ひと昔前までは、写真のスライドショーに終始しがちだったものが、最近では種類も豊富で思わず取り入れたくなるものばかり。

最新技術を駆使した映像演出アイデアから、オーダーのプロセスまで、映像演出を成功させるコツを教えます。

ゲストを盛り上げる映像演出

気の利いた演出なしでは、パーティの最中にゲストを退屈させてしまう危険性も。一斉に注目を集める映像演出は、場を盛り上げる効果とともに、会場内の一体感を高められるのもメリット。

オリジナル感満点の内容で、ゲストの目を釘付けにするビデオ作りのコツを、『ネスパ DD』の蓮沼優美さんから教えていただきました。

映像演出を成功させるには

ウエディングパーティは、参加してくれたゲストへの感謝を伝えるおもてなしをすることを、第一目標にしたいもの。映像演出もその一環であることを、忘れないようにしましょう。

たとえば、ふたりのラブラブショットばかりを映し出すような内容では、ゲストへの心配りに欠けてしまいます。

ふたりのウエディングの進行に合わせて上映するタイミングを考えたり、人生に深く関わってくれたゲストの写真なども、多く登場させてみて。ゲストの心にも残る、名演出が実現するはずです。

◆映像演出のベストタイミング

新郎新婦入場
入場シーンを華やかに演出できる、オープニングビデオで場を沸かせましょう。ざわついた会場内のゲストが一瞬静まるので、入場シーンに注目を集めることができます。

最初から会場に盛り上がった雰囲気があれば、新郎新婦の緊張感も和らぎ、とびきりの笑顔で入場できるというメリットも。

前半･お色直し中座・歓談タイム
パーティの前半は、ふたりの生い立ちやなれそめを紹介。新郎新婦がお色直しで一時退席している時間や歓談タイムは、映像演出が効果的。

この時間を使って15～20分程度のビデオを上映すれば、まわりに知り合いが少ないゲストに気まずい思いをさせることもありません。ゲストへの思いやりと言えるでしょう。

エンディングに向けて
ゲストへのメッセージ付きビデオなどで、ストレートにふたりから感謝の気持ちを伝えるのがおすすめ。感動の涙がつきものの演出は、パーティ後半に行うのが効果的です。

新郎新婦退場後はエンディングビデオを上映すれば、新郎新婦がゲストをお見送りする「送賓」の準備時間にあてることができます。

ウケる！人気の映像演出

◆入場を盛り上げる映像演出

誰もが知っている映画やTVドラマをパロディにしたビデオを、オープニングでいきなり上映するサプライズ。会場の雰囲気を、開始直後からヒートアップさせることができます。

成功のコツは、パーティが始まるやいなや、会場内の照明を一気に落として予告なしに上映すること。映画やドラマのオープニングが始まったときと同じようなワクワク感で、ゲストがパーティへの期待を高めてくれるのは確実です。

大ヒット映画『ミッション･インポッシブル』のパロディ。見おぼえのある映像にゲストへのウェルカムメッセージも加えてオリジナル度UP!

◆ゲストとの思い出を振り返る映像演出

新郎新婦それぞれの生い立ちを、思い出深い写真を使って紹介するのも定番人気。写真とともに、当時の出来事などを解説する字幕を添えるのが、一般的です。

字幕の文章を自分で考えるのが苦手ならば、プロのシナリオライターに依頼するという方法も。ゲスト全員が登場するように写真選びにも気を配ると、面識のないゲスト同士の会話も弾み、和やかな歓談タイムを演出できます。

当時の気持ちも添えると、ゲストもより感情移入。感動を誘います

◆パーティの思い出を印象づける映像演出

パーティのラストは、映画のエンドクレジット風にゲスト全員の名前を上映するスクリーンに映し出して、締めくくる演出も人気。

ふたりが退場した直後に上映すれば、帰り支度を始めたゲストもびっくりするはず。自分の名前が映し出されるとゲストも喜んでくれるので、さりげなく感謝の気持ちを伝えることができます。パーティのラストに感動のサプライズ演出を加えることで、パーティの余韻をさわやかに残せます。

両親の写真や思い出の写真、結婚準備中の写真を添えてドラマティックに

取材協力

株式会社ネスパ DD　代表取締役　蓮沼優美さん
1997年に(株)ネスパDDを設立。アップルコンピュータのマーケティングに携わった経験からの、ハイクオリティな映像制作の最先端技術とマーケティング会社ならではの斬新なアイデアを駆使した、結婚式のための映像演出を考案し全国的に広めてきた。自身も、旧姓･工藤優美の名で、ディレクター兼シナリオライターとして活躍中。「ゲストを主役に、新郎新婦の感謝の気持ちを伝える」年間2000組超のムービー作品の脚本のうち、年間600本手がける。

DATA ネスパ DD　表参道ショールーム
■住所／東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道221
■TEL／03-5410-6822
■URL／http://www.nespa.co.jp/

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