結婚・結婚準備
ウエディングの映像演出の基礎知識
2008/03/24 Mon
映像演出の基礎知識
映像演出をすると決めたら、まずは会場の担当者に相談を。提携している制作会社を紹介してもらうのも、スムーズに手配を進められる方法です。
また、自分で制作会社に直接アクセスするのもOK。ここでは、ビデオ制作の注文から納品までのプロセスと、事前に知っておきたい基本ポイントを解説します。
制作~納品までの流れ
1. 制作会社の決定
会場が提携している映像制作会社や気になった制作会社へは資料請求を。もしも、友人や知人のウエディングパーティで気になったビデオがあった場合は、制作会社を教えてもらうのも効率的です。
可能であれば、サンプルビデオを見せてもらうのも、忘れずに。自分たちがやりたい映像演出が、具体的にイメージできるようになります。すべてオーダーメイドでこだわったビデオを作るなら、挙式3ヶ月前までには注文を。
短期で制作してもらうことも可能ですが、注文が早ければ早いほど制作期間にもゆとりを持つことができます。会場決定よりも前にビデオを注文してしまうのも、ひとつの手でしょう。
スクリーン、DVDなど会場で使用できる映像設備も確認して
2. 素材を集める
ビデオの素材になる写真は、数があるほど濃い内容に仕上げることができます。ふたりの子供の頃から現在までの写真は、100枚程度揃えておくと安心。
写真の内容は、ゲスト全員が登場するように、子供の頃、学生時代、社会人になってからと、一定時期のものに偏らないように、まんべんなく用意できるとベストです。
素材は写真に限らず、もちろん動画もOK。ほかにも、子供の頃に描いた絵や作文、気に入っていたおもちゃの写真などを入れてみると、アクセントとして存在感のあるシーンが出来上がります。
お互いの両親に協力を求めたり、物置きを整理してみることで、思いもよらない素敵な素材を発見することもあるでしょう。
意外に役立つ素材
・学生時代の通知表
・子供の頃の絵日記
・賞状
・幼い頃の声を録音したテープ(BGM用)
・書き初めなどの習字作品
・運動会などで撮影した8ミリビデオの映像
子供時代の愛らしい写真には、場の空気を和ませる効果も
3. 納品
制作会社から送られてくるアンケート用紙などに必要事項を記入し、素材と一緒に送れば、ふたりが行う作業はここまでで終了です。その後は、電話やFAX、メールでのやりとりで、細かい要望を制作会社とすり合わせていきましょう。
制作会社にもよりますが、約2週間~3ヶ月ほどでビデオが完成。その際、受け取る前には、必ず事前に内容をチェックするのを忘れてはいけません。誤った記述などの指摘はもちろん、イメージと異なる部分がある場合も、制作会社に相談して修正をお願いできるか確認しましょう。
一生の記念になるビデオなので、あとで後悔することのないよう、とことん制作会社の担当者と話し合うことも、納得のいく内容に完成させる秘訣です。
素朴な疑問Q&A
Q:写真をあまり撮らないほうだから、素材になりそうな写真がない...。こういう場合は、ビデオを作るのは難しいの?
A:特に男性側が「写真があまりないんです」と相談するパターンが多いそう。それでも、まずは両親に聞いてみるのが有効。自分でも見たことがない幼い頃の写真が、たくさん残っている場合があります。昔の友人が持っている写真を、借りるのもよいでしょう。
また、きちんとした写真ではなくても、ポラロイドカメラで撮った写真や、プリクラのシールや携帯電話の画像を使用することもできます。卒業アルバムや会社の集合写真なども立派な素材。写真の枚数の少なさを理由に、映像演出を諦める必要はありません。
Q:汚れてしまった写真や、色褪せてしまった写真は使えない?
A:若き日の両親や祖父母の写真を使いたくても、長い年月で汚れてしまっていたり、傷がついていたり、色褪せてしまっている場合があります。
しかし、最新の映像技術では、古い写真を高解像度でデジタル化することが可能になっています。よほど映っている内容が判別できない場合をのぞけば、ほとんどの写真は色鮮やかに再加工できる場合がほとんど。
自己判断で諦めるのではなく、使いたい写真素材はすべて制作会社に提出して相談してみましょう。
Q:映像演出は、費用が高いのではないかと心配...。予算はどの程度を考えておくべき?
A:ビデオ制作にかかる費用は、やりたい内容や制作会社によってピンキリなのが実情。
たとえば、会場が提携している会社に依頼すれば、シンプルなスライドムービーを5万円前後で制作できる場合もあります。
また、すべてをオーダーメイドで本格的に仕上げるのであれば、1本10万円前後の予算を考えておくのが無難。割安なセットプランを用意している制作会社もあります。
まずは制作会社に資料請求をして、あらかじめ具体的な金額の目安を確認しておくと、安心です。
Q:会場によって、できる映像演出は異なるの?
A:最近は映像演出が可能な会場がほとんどになってきてはいますが、念のために事前に会場設備を確認することは必須です。
また、会場によってスクリーンの大きさや数、音響設備に差があるので、映像演出にこだわるのであれば、そこをポイントに会場探しをするのもよいでしょう。
また、会場によってプロジェクターの使用料が異なるので、こちらも必ず確認しておきたいところ。
こだわりのビデオを効果的に見せるためには、上映に協力してくれる会場担当者や司会者と、上映のタイミングや音響、照明についても綿密に打ち合わせしておくべきです。
Q:付き合っていた期間が短く、ふたりでのツーショット写真があまりない場合はどうするの?
A:新郎新婦のツーショット写真であれば、ビデオ撮影用にあらためて追加撮影をすれば問題解決。出会った場所や、初デートをした場所、プロポーズをされた場所など、ふたりのエピソードがつまった場所をめぐる、フォトツアーをしてみては?
少し大げさなくらいドラマティックなシチュエーションで写真を撮ってきて、ビデオの内容を恋愛映画のような雰囲気に仕上げることもできます。
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