料理・レシピ
ご当地野菜を使った、彩り鮮やか春爛漫パスタ♪
2015/04/26 Sun
パスタの茹であがりと、具材の火入れのタイミングがポイント!
みなさん、こんにちは。
桜も散り、新緑がまぶしく光る季節がやってきました。日差しも風も心地よく、これから婚活を始める人も、フリーダムな人も、何か前のめりになってしまいそうな、清々しさを感じますよね(only晴れの日)。
そんな春の光いっぱいのダイニングでのんびりくつろぎながらいただきたいのが、今回ご紹介するレシピ「海老と春野菜のペペロンチーノ」。パスタって、なんでこう女子の満腹中枢に働きかけるんでしょう。休日ランチはなんとなーくパスタ。ちょっと簡単に済ませたい日のディナーにも、なんとなーくパスタ。お出かけしたときにも、ふらっとカフェに寄って選んでしまうのがなんとなーくパスタ。無難っちゃ無難なんだけれど、でもそのバラエティは数えきれないほどあり、毎日食べても飽きないんですよね。
そんなパスタを、彼にふるまうとしたら。
他の女性(?)には真似できない自分らしいパスタを作って、彼をメロメロにさせたいなら。
パスタソースにオリジナリティを出すのではなく、具材にこだわりを発揮するのが成功への近道。例えば、季節ごとの旬野菜。今なら春キャベツやそら豆、たけのこ、アスパラガスなどを使ってみましょう。もしくは、ご当地野菜、なんて素敵なアイデアも。例えば私は静岡出身なのですが、静岡県産のプチヴェールや葉しょうがを使ってさっぱりパスタ♪なんて美味しそうだなー、で、それをきっかけに「これ、実は地元で採れた野菜なの」「え?そうなの?美味しいじゃん、すごいね静岡」「でしょう?じゃ、今度一緒に静岡行ってみない?」「いいね!」なーんて会話が盛り上がっちゃったりとかなんとか......妄想しちゃいます(それはアブナイ)。
間違ってもソースに個性を発揮してはいけません。オリジナルを追求するあまり、オリーブオイルにマヨネーズにお醤油にサルサソースにウスターソースににんにくにアンチョビに......なんてことになったら、どんな味になるやら想像するだけで身震いがします(笑)
食材を選ぶときのヒントとして、野菜は、緑、赤、黄、白をバランス良く2~5品、プラス、チキンやベーコン、海老、サーモンなどの肉や魚介を1品。個性が強い食材は掛け合わせない方が無難。上級者さんは食感や味のバランスも考えてみてくださいね。今回ご紹介するレシピはまさにお手本!と言えるレシピなので、ぜひ、作ってみてください。彼と一緒のご当地グルメ旅も夢ではないかもしれません。
材料・調味料(4人分)
スパゲッティー......400g
海老......20尾 殻を剥いて、背ワタを取る
島そらまめ......200g 軽くボイルして薄皮を剥いておく
春キャベツ......100g 大きめにカットしておく
ハンダマ......30g 茎は外しておく
福富蓮根......50g イチョウ切りにカットしておく
プチトマト......10個 半分にカットする
オリーブオイル......100cc
にんにく......30g みじん切り
鷹の爪......2本
アンチョビ......20g
白ワイン......100cc
塩、こしょう......適量
パセリ......適量 みじん切り
作り方(調理時間:約15分)
【STEP1】
フライパンにオリーブオイル、海老を入れて軽く炒める。炒めたら、ニンニク、鷹の爪を入れて香りを出す。そこへアンチョビ、白ワインを入れて少し煮つめ、蓮根を入れる。
【STEP2】
鍋にお湯を沸かして、多めの塩をして、パスタをゆでる。パスタが茹であがる2分前にキャベツを入れ、キャベツにも火を入れる。
【STEP3】
パスタが茹であがるタイミングで、フライパンに残りの食材を入れ、パスタを加え、味を調えれば完成。パセリを振って盛りつけ。
野菜はそれぞれ、美味しく仕上がるように、火入れの時間とタイミングを変えます。
※今回は海老を使いましたが、ベーコンに変更しても美味しいです。
※季節野菜を使って色々応用できますので、お試しください。
確実に彼を落とすためのおせっかいメモ
※ハンダマとは、和名「水前寺菜」という葉野菜。葉の色に特徴があり、表側は濃い緑、裏側が赤紫色をしています。主に沖縄や熊本で栽培されているほか、金沢では「金時草」という名で伝統野菜とされています。
※福富蓮根は、佐賀県有明海の干潟がもたらす良質の土壌を利用して作られる蓮根。佐賀を代表するご当地野菜ですが、手に入らない場合は普通の蓮根でもOKです。
※パスタは、茹であがりと、ソースの準備のタイミングを合わせるのがいちばんのキモ。段取りの良さを彼にアピールできるチャンス!

9歳から料理人の道に入り、22年。六本木のイタリアン「オステリア」で修業を積んだことが自分の原点です。その他いくつかのイタリア料理店での勤務を経て、現在ラ・ベファーナ汐留店の料理長を務めています。料理を作るうえで日々大事にしていることは「食材」。それぞれの素材が持っている味を最大限に引き立たせることを何より心がけております。
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ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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